頭痛といってもいろいろありますが、中でも生命に危険を及ぼすような頭痛が一番気になるところです。
病名でいうと、くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍、髄膜炎
こういった病気からくる頭痛は緊急性を要する頭痛です。
突然頭痛がすると、とても不安になることがあるかと思いますが、ほとんどの場合は緊張性の頭痛だといいますから心配要らないことのほうが多いのです。
しかし緊急を要するような場合でも、
なーに、いつもの頭痛だろうと放って置くと取り返しの付かないことになることも当然あるわけです。
頭痛の特徴としては、くも膜下出血の場合、突然頭が痛くなり痛みがピークまで一気に上昇し、経験したことが無いような激しい痛みがあるそうです。
脳出血の場合も頭痛は起こりますが、この場合は頭痛と供に神経障害が出ます。
手足の麻痺、意識障害、目眩、そういった症状が頭痛と供に起こり、脳のどの部分で出血したかにより症状は異なります。
脳腫瘍の場合も頭痛だけというのは稀なようです。
脳に腫瘍が出来ると、頭蓋骨に囲まれた脳の圧力が上がり神経障害が出ますから、頭痛に手足の麻痺などが伴う場合や、進行性の腫瘍であれば大きくなることで徐々に頭の痛みも日々増してくるようです。
腫瘍のように脳圧が高くなる為に起こる頭痛では、人は寝ている時に脳圧が上がる特性がり、起きて活動している内に圧力が下がってくる為、腫瘍があると起きた直後の脳圧が上がっている時が最も痛いことがあるそうですから、朝集中してに頻繁に頭痛があり、その頭痛が日々増していく場合には緊急性がある可能性がありますから要注意です。
髄膜炎の頭痛は、脳を包んでいる膜が痛みを感じるのですが、初期の段階では風邪と非常に似ているような症状の場合もあるので、病院に行っても風邪で薬を処方されることも少なからずあるようです。
ですが痛みが徐々に増し、吐き気と発熱を伴うようになり、首を下に向けずらいような感覚が伴ったりしますが、そこまでなると頭痛もかなり酷く頭を抱えるような痛みがあります。
髄膜炎の場合には必ず腰椎穿刺をして髄液を抜き検査する必要があります。
これも発見が遅れると、様々な障害が出て、後遺症として後々まで残る可能性がありますから注意が必要です。
頭痛といっても、その症状により特徴がありますから、大きく恐れる必要はありませんが、ポイントを理解することにより、不安を少しは解消出来ます。
何れにしても、異常と思えるような酷い痛みの頭痛や、頭痛に神経障害などのプラスアルファが加わっている場合には、生命の危険がある場合もありますから、速やかに病院へ行くのが助かる最善の方法です。