青空に白い月

ゆったりゆるりと生きましょ~よ

その扉を開ける時

2008-07-18 23:22:08 | 日々思うこと

今までに出会ったたくさんの扉。

電車の扉、家の窓、部屋の扉、車のドア、トイレの戸

その扉を開けた時、もしもその先に別の世界があったら、そこに行くべきだろうか。

ここで言う別の世界とは、

どこでもドアのように別の場所に繋がるドアではなく、

この世ではない別の世界の事

これは私が時々思うことだ。

ふっと思いドアの前で立ち止まる

ドアの取っ手に手をかける

その先が別の世界に繋がっていないかと想像する

扉を開けることをほんの少し躊躇する

そして私は安心するのだ。

まだこの世界にいてもいいのだと

正確にいうと、

私はまだここに居たいと思っているのだと

人が使う物は、人が必要としているからそこにある。

不必要な物は捨てられる

自分にとって価値が無くなってしまうから

でも人はそうじゃない

自分でそれを決めなくてはいけない

人にどう思われるかではない

自分でどう思うか

それが大事だと私は信じている。

生活とは人が生きる術であり

そこに存在価値は見出せない

私にとっての貧しさや幸せは、そこからは見えない。

〇〇をやらなくては不幸になる

そんな事を占い師がテレビで言ったりする

人の幸せや不幸の基準が、この場合はきっと生活の中にあるのだろう。

私にとってそれは、面白いとかつまらないとか、つまりそういうことでしかない。

扉を開けてそこに別の世界が広がっていた時、

私はそこにまだ行けない