エアコンが効かない、冷えない、利きが悪い。
そんな状態になった時のちょっとした対処方法
まずはエアコン室内機の表示ランプを見ます。
どこか点滅しているランプがある場合、
機械的、電子的欠陥がある場合が多いので、
業者に頼むことになりますが、ちょっと高くつく場合が多いです。
次にエアコンの室内機の前面カバーを開けてみます。
そうするとフィルターがあります。(中には前面カバーが開かず、下に引き出すタイプのフィルターもあります。)
フィルターが汚れていると、通常より冷たい風がきます。
しかし、能力は落ちます。
どういうことかというと、冷たい風は来るのにどういうわけか部屋全体が冷えないという現象が起こるのです。
10畳用のエアコンが8畳用になってしまうような感じでとても効率が悪いのです。。
電気料金的にみても無駄です。節約にはなりません。
フィルターはシーズン初めにでも掃除してから使うようにして下さい。
次に屋外機を見ます。
しばらくしてもファンが回っていない場合は故障が考えられます。(そんな時は室内機ランプも多分点滅しています。)
この場合は専門家にお任せコースが多いです。
次にエアコンの配管を見てみます。
見るときには効いても効かなくてもしばらくエアコンを動作させてからにして下さい。
室内機から風が吹いていても、実際に室外機が動作するまでしばらく時間がかかる場合があるからです。
エアコンの室外機に向かって、必ず右側に配管が繋がっている筈ですが、ほとんどの場合接続部分にカバーがかかっているので正面からは見えません。
このカバーはビス1本程度で止まっているだけで、簡単に外れます。
もしもビスを外したくない時には、少し手を入れると配管の接続部分に触ることが出来ます。
配管は太い方と細い方の2本あります。
細い方に触ってみて凍り付いている場合はガスがかなり足りません。
プロにガスを入れてもらうといいですが、漏れている箇所があるということなので、そのままでは多分来年にはまた効かなくなります。
その辺は業者さんと相談して下さい。
ファンが回っているのに細い配管が全く冷たくない場合は、ガスが全量抜けている場合があります。
全量ぬけてしまった場合、長時間そのまま放置していると、機械内部に湿気が入り込み、最悪壊れてしまうので、早めに対処してください。
次に太い方の接続部分に触ってみて下さい。
正常の場合、この部分が結露します。
結露していない場合、ガスが微妙に足りなくて効きが悪くなっていることがあります。
専門家によるガス補充が必要です(冷媒によってはガスが補充できず、全量入れ替えが必要な場合もあります)
太い菅のほうが全く冷たくない場合は、やはりガスが全量抜けてしまっている場合がありますので、速めに対処するようにして下さい。
後、プロがやった場合はほぼありえないのですが、素人がいい加減にガスを入れると、太い菅が凍ってしまうことがあります、これはガスの入れすぎによる過冷媒という現象で、この場合は最悪壊れてしまうので、直ぐにガス量を適切な状態にしなくてはいけません。
業者にお願いしてください。
それと基本的なことですが、屋外機にカバーがかかっていたり、ファンの前に物がおいてあったりして、冷却できなくなるとエアコンが効きませんし、最悪壊れますから注意して下さい。
もう一つ、エアコンのガスは通常使用しているのであれば、定期的に交換したり、補充が必要なものではありません。
エアコン移設時であっても、ほとんど補充は必要ありませんが、何度も移設を繰り返したり、元々抜け気味である場合にだけ補充が必要です。
騙されないで下さいね。
大多数は依頼するとは思いますけどね(^_^)