25黄釈子 Blog 「My Days」by Oldman+2(吉住)

コロナ予防接種0回、30年間健康診断0回の後期高齢+1、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。KindleWriter。

「外出」

2018年02月04日 | 日記
very インタレスティング! 村の先生の本、短編集だが、実にいい。中野重治の研究者でもあるのだが、その本より、前著の「風を入れる」の連作のようなこの短編集は、興味深くて、ついつい読み進む。

老境のペーソス、金沢で青春時代を過ごした思い出や人物、習慣や田舎文化が顔を出す。それが、我が身がみじかに迫った友人や親戚の死を通じて、いろんな思いを描いている。

私は知っているが経験がないのは、自分の両親や近い親戚が、あるいは友人や知人が「今夜は峠かも知れない」と家に呼び寄せられて、集まるという経験がない。これからも、経験することはあまりなさそうだ。自宅で、臨終を迎えるという、過去の日本の田舎では、当たり前だったことが、今では非常に少なくなっていることも原因の一つだと思える。

その上、生きている時から完全に脳があの世を彷徨っている状態になると、もはや、臨終の意味合いも非常に希薄になるから、そんな場に立ち会いたいなどとは思わない。難しいものだ。

陽射しに驚く

2018年02月04日 | 日記
10時頃から青空が広がって、明るい陽射しが降り注ぐ。強い風があるので、どこか不安を残しているが、見た目は冬の晴れ間が広がるお昼時間。気温は3度を超え、バタバタと雪が溶ける。1時間でも太陽が顔を見せるのは、実にありがたい。

ママさんダンプで除雪作業。しっかり汗を流して、一服していると、県外から珍しい人が電話をよこす。もうすぐ80歳になると呂律の回らない話し方は、脳溢血を患って、半身が不自由だかららしい。

老人の境遇はあっという間に変わる。それでも、忘れられない昔の夢があるようだ。


ヘッドセット

2018年02月04日 | 日記
何事にも、新しいことに挑戦するのは、それなりに老人には意味がある。わずか、500円の投資で、耳の中にすっぽり収まるコードレスのイヤフォーン。充電式で、かつマイクがついていて、スマホにかかってきた電話に応答できる優れもの。

Bluetooth利用で数年前に大流行して、もはや海外ドラマの刑事役や弁護士などには当たり前の機器だ。

もうすぐ、日本の道交法は改定されて、運転中のスマホや携帯電話は重罪になる。今でも、平気で片手で携帯電話でおしゃべりしながら軽自動車を運転する「活動的なおばさん」を見かける。あ、あきまへんでえ。

彼女たちなど、取り締まりで捕まったら、騒ぎまくるだろうなあ、と、未来図が見えまっせ。そんな時、こんなちっぽけなヘッドセットを耳の中に納めて、両手でハンドル握って前を向いて運転していたら、誰も「会話中」とは思わないかも知れない。

寒風白一色

2018年02月04日 | ニュース
By Yahoo : [ -1c/3c/80% 68P67K ] 雪時々曇り、風あり

静かな日曜日の朝が、ようやく明るくなってみると、外は一面、また真っ白の世界。5、6センチ、もっとだろうか。冷え込んだ軽い雪が、積もっている。しかも、風があるので寒さが一段と強い。

予告通り、強い寒気団が、三度列島を包んでいる。

都合で、ワイフは珍しく日曜日に仕事に出る。日曜の朝は空いているのと、車を置く場所がないので、市内の中心部まで車で送っていくことになった。

デーがお休みのゾンビタイプのご両親様は、目下、私の提供した朝食を黙々と食べているし、その後は、うたた寝タイム。寒い日はコタツと石油ストーブから離れないから、2、3時間放置しておいても、それほど心配はない。ただし、留守番の役には立たない。

最近、急激に母親の食欲が落ちているようだから、目を離した隙に、あの世に旅立っているかもしれないし、二人とも、昔からの習性で、灯油が切れると玄関先まで出て、石油ストーブのタンクに灯油を入れ、持ち運ぶ時があるので、まかり間違えば、家を燃やして逃げ遅れて焼死する。心配は、親父が逃げ遅れず、ちゃっかり生き延びることにある。

なにせ、要領よく南方アジアの戦地を生き延びてきた。100など、メではない生命力の持ち主だからか、すでにゾンビ世界に入り込んでいるからか、その理由は、当事者にしか分からない。