最近、靴紐を結ぶのが不思議と「苦」ではなくなった。今までは「邪魔くさい(面倒くさい)!」という思いが強く、楽に脱ぎはき出来る靴を愛用し、ブーツタイプでも口を広くして、足がスッと入るようにしていたし、靴紐を伸びるタイプに交換したりしていた。ましてや、夏になるとサンダルを愛用し、より一層、簡単に脱ぎはきをしたいたのだが、最近は違う。心境の変化があった。
今朝の散歩でも、踝の上まであるブーツの紐をしっかり結んで、出かける。汗だくで戻っても、玄関先でしっかりブーツの靴紐を緩めてから、脱いで家に入る。
お出かけ用でも、また違う、靴紐のある短いブーツを愛用し、最近、サンダルを滅多にはかない。サンダルがあったことさえ忘れている。この夏は、特に長雨のせいで、サンダルを履くチャンスがなかったからかもしれないが、急いでいても、靴紐をしっかり結んで足元を自覚して出かける。心境の変化だ。
そういえば、古い家の下駄箱に、まだ、親父とお袋が愛用していた靴が一足づつ残っている。ほとんど捨てたのに、デーサービスに使っていた、名前の書かれた靴が残っている。たまに見ると、ドキッとして、捨てられない。もうすぐお盆がやってくる。