夕方になって、ようやく、空が明るくなってきた。雨は降らない1日だったが、曇りの鬱陶しい土曜日。朝から、家の中を動き回った。衣類を大量に片付け、邪魔な引き戸をドアにしたし、大量の文庫本も、金曜日に作った本棚に片付けたし、車の掃除をしたし、家の中とガレージの往復にくたくたになった。
魚屋が来たので、身欠きニシンを焼いて、漬け込んだし、もちろん、後片付けも完璧に済ませたし、家人と買い出しにも行った。土曜日はこれといったみたいテレビもないので、録画を見ながらすっかり寝込んでしまって、起きると、膝の裏側の筋肉がパンパンに硬くなって、今日は、これ以上、動けない。
今夜の清八会は延期になったし、月曜日はお天気がいいのでゴルフに行こう、という地元悪友のメッセージには、断りを入れた。お天気次第で、市役所から連絡が入ったら、対応しなきゃいけない。
田んぼでは、カモがゆっくり毛繕いをしている。たっぷり食事できたのだろう。
2021年5月22日（土曜日）：[ 16c/21c/60% 144-93 ]{getup0350} 雨のち曇り
何とも「傍迷惑な！」福井市の防災放送かJアラートか、目の前のフェニックス球場の大きなスピーカーが、真っ暗な静寂を破って、午前4時10分前から突然に「ピンコン、ピンコン」と警報を発し「？？が発生しました。速やかに避難してください！」を繰り返し始めた。
電子的な警報音が、なんかうるさいなあ、と目を覚まして、窓を開けると、かなりの大音量があたりを包んでいる。しかも、いつまで経っても繰り返す放送は鳴り止まない。ただ、10分経過しても、隣近所のどの家も明かりをつける気配はないし、人や車の姿も見えないし、何か異変が起きている気配は、全く感じない。
それでも、15分続くと、いささか不安になって、スマホの電源を入れたり、服を着替えたり、テレビのデーター放送を見たり。耳を澄ませば「？？が発生しました！」とは聞こえるが、肝心なところが全く聞こえない。ダムが決壊したとか、北朝鮮のミサイルは発射されたとか、日本海沖で津波が発生したとか、敦賀で原発テロが発生したとか、大雨やイナゴが襲ってくるとか、さっぱり分からない。
しかも、窓の外に「異様」な雰囲気も感じないし、第一、どこに避難する？
スマホもテレビも警報は流れていない。きっちり30分以上が経過して、ようやく球場の入り口にあかりが灯り、消防車両がサイレンを鳴らして、一台やってきた。鳴り出してから、40分以上が経過して、ようやく、放送が止んだ。完全ではない。時々、また放送を始めては、やめることを数回繰り返す。暗闇の中、パトカーも一台やってきたし、普通の車も2台ほどやってきたようだ。
北朝鮮軍もアラートにびっくりして、逃げ帰ったというのだろうか？
大雪の時、除雪が全く進まない市道で市民が苦労している時、能天気な東村福井市長の言い訳を連日流していた大スピーカー。クソの役にも立たないと村人や家人は百も承知しているのか、これだけの大音量で「避難してください！」と流れているのに、起きてくる気配すらない。
1時間40分ほどすると、消防車両の姿も消えて、あかりも消えた。ようやく、元どおり。私は、地元の巡査に電話を入れて、状況を確認してもらって「大誤作動」に、消防と警察が対処したことを聞いた。
さあて、コーヒーを飲んだら、また寝るか？
