25黄釈子 Blog 「My Days」by Oldman+2(吉住)

コロナ予防接種0回、30年間健康診断0回の後期高齢+1、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。KindleWriter。

珍しい人名

2022年01月28日 | 日記

どんな時代でも、なかなか利巧な人はこの世に発生するもので、都甲斧太郎などと言う人物名は、滅多に見ることも聞くこともないと思うが、勝海舟の「氷川清話」に出てくる、幕末の下級武士。馬の世話をする下級武士の中のちょっと上の位だが、なかなか利口だったから、黙って、オランダ語をコツコツ勉強していた。

その折り、馬の医者が、馬の病気に効果的な治療法がなく非常に苦労をすると言うのを聞き及んで、馬の病気の治療法を書いたオランダ語の本を取り寄せ、それを密かに読む。そこには、馬が内臓に石をため込んで(結石か雑草と一緒に飲み込むのか)、その病気が治せない。それには、アラビアゴムの溶液を希釈して飲ませると、非常に効果的で、治る、と書かれていた。

で、この人物の利口なところは、外国の知恵だなどと言ったら、どのような罰を受けるかもしれないので、希釈液を考案した風に治療に施すと、たちまち、馬が元気を回復する。当時の大名でも諸藩の殿様でも、馬は非常に大切な乗り物であって、治療費は惜しまない。で、彼はたちまち懐中具合が良くなって、家督を息子に譲って、郊外に立派な屋敷を構えて、隠居暮らし。金を持っているので、高額な洋書を好き放題買い込んで、悠々自適、研究三昧の日々を送っていた。

勝海舟が30歳前に知り合った人物で、当時65歳くらいだったとか。人見知りだが、海舟のことは気に入ってくれて、何度も通い、海舟が「先生」と呼ぶのだから、あれこれ、諸外国の事情を教えてくれたようだ。元気な老人だったが、ある日突然亡くなって、貴重な蔵書なども、価値を知らない息子などが処分してしまって、消え失せたとか。

いつの時代も、知恵を働かせて、大金を手に入れることのできる人間は生まれるものだ。ただ、福井にも、2、3の例を私は知っているが、続かないのも事実だが。


都甲斧太郎

2022年01月28日 | 気象

2022年1月28日(金曜日)午前8時50分:[  -1c/5c/40%  ]{getup0545} 晴のち曇り

薄雲の中、朝陽が眩しい。今朝は、グッと冷え込んで雪の上を十分歩けた。ただ、来週から当分、朝の子供たちとの登校同伴は出来ないと思う。今朝は、無理していつもの通りの往復をしたが、痛む内側の1箇所を中心にロキソニンテープを貼ったので、痛みそのものは大したことないが、でも、歩くのは容易ではない。

帰り道、少し歩くと痛み出すので、10mに一度づつ、停止して、じっと休まなきゃいけない。これは、かなり異常だ。もしかして、軟骨の一部に「損傷」があるのかもしれない。

知らぬ間に骨にヒビが入っているように、何か不具合が起きているに違いない。通常の老人性潤滑油不足ではないような気がしてきた。「怪我」をしている? 休養と栄養とCTスキャンだな。

今朝は、ワイフの軽自動車を取りに行く。エンジンランプがついたままの「異常」の原因は、私の予想通り、1、マフラー内部にあるO2センサー(つまり、排気ガス規制用)の反応 2、プラグキャップ交換によるコンピューター認知不足反応 のどちらかだと思う、と整備の兄ちゃんから電話が入った。

早い話が、つまり、車のエンジン機能には全く問題がない。18年前の搭載コンピューター設定の未熟的な「反応」に過ぎず、3個のキャップの一部交換に反応できないのだ。一度、全部消去して、エンジンランプの点灯を削除できるかどうか、再起動させてみます、という。

整備の真面目な兄ちゃんが小学生の頃に発売した車だ。「ランプぐらいついていても、気にするな」と信用度ゼロの旦那が言うだけでは、ますます、ワイフは信じない。まあ、悪徳業者にかかれば、交換しなくてもいいプラグヘッドを、残り2つも新品に交換して、部品代だけでも4万円近く取られ、その他検査で5、6万円を払って「安心」を買うことになったに違いないが、それでも、たまたま昨夕やってきた娘に言わせれば、その安心が大事だとか。

老人は「健康のためには命を惜しまず」、若い世代は「安心のためには、ワクチンや金も暇も惜しまない」時代風潮に、わたしゃ、とてもじゃないが、勝てないね。

さあ、少し暖かく、明るい週末なら嬉しいのだが。