猫用段ボールハウスその後

 秋に作ってやった猫用段ボールハウスは、しばらくのあいだだけ気に入って使っていたけれど、すぐに飽きて、そのあとはずっと知らん顔だったので、そろそろもう片付けてもいいだろうと思っていたところで、みゆちゃんが思い出したようにのそのそと入っていって(中の暖かさが逃げにくいように、出入り口は最小限の大きさにしてあるので、入るときは姿勢を低くして、のそのそ入らなければならない)、昼寝をした。
 そのあと、外出から帰ってきて、ふたりの姿が見えないと思ったら、箱の中でぎゅうぎゅうになって眠っており、その夜も、そこで眠っていたらしく、朝起きてみたらやっぱりぎゅうぎゅうになっていた。
 紙袋とか、ひもの切れ端とか、しばらく愛用して寝床にしたり遊んだりして、その後ほうったらかしにしているから、もうそろそろいいかと思って捨てようとすると、すっかりぼろぼろになった紙袋にまた突進したり、ひもに飛び掛ったりするから、なかなか捨てられず、部屋が片付かない。
 段ボールハウスも、それでまた再び使い続けてくれているならそれで結構なのだけれど、気まぐれで使ったのはその一日だけ、また知らん顔なので、もう片付けてもいいものか、悩まされている。
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