ニャーT

先日「ギャラリー風の倶楽部」で開催された「オリジナルシャツアート展」に
Tシャツを数点出させていただきましたが、
その中で、キッズサイズで作った「ニャーT」(上のイラストのTシャツ)を気に入られて、
「大人サイズはないのですか」とたずねてくださったお客さんが何人かいらっしゃいました。
そこで、大人サイズも作りましたので、興味がおありになる方は
どうぞご覧ください↓

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もしもご希望のカラーがありましたら、新しく追加いたしますので、
ここのコメント欄にお書きください。
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コペロの子猫たち

 私の実家には、室内飼いのキキとハルのほかに、外猫のペロンと通い猫のトラがいる。キジ猫のペロンとトラ猫のトラはどちらもオス猫で、仲はあまりよくないので、ペロンは家の東側にある玄関に設置した小屋に寝泊りし、トラは家の西に位置する父の部屋の窓からご飯をもらうというように、住み分けている。それでも、ときどき揉め事が起こって、臆病なペロンをトラが木の上に追い詰めて、降りられなくなったペロンを父がはしごで救出するというようなこともある。
 そのトラが、去年の冬くらいからだったか、可愛らしい顔立ちの小柄なキジ猫を連れてくるようになった。ペロンと同じキジ柄で小さいから「コペロ」と仮称で呼んでいたら、ほかにいい名前も思いつかないままに、それが定着しまった。
 トラはコペロを連れてくると、いつもまず先にコペロにご飯を食べさせるので、なかなか男気溢れる猫だと感心していたら、予想はしていたことだけれど、段々とコペロのお腹が大きくなってきた。
 五月の連休のあたりに、コペロはどこかで出産したらしい。毎日、授乳のため大量にご飯を食べては子猫のもとへ帰っていく。
 そんなコペロの育児スタイルがしばらく続いていたが、先週の半ば、とうとうコペロが子猫を連れてきた。子猫は三匹、トラと濃いキジと薄いキジである。
 私も子猫が見たくて見たくて訪ねていくと、夕方日が落ちてだいぶ暗くなってから、コペロ親子が現れた。薄闇の中で、子猫たちはかわるがわるご飯を食べ、お腹がふくれるとコペロのしっぽにじゃれつき、シャガの葉むらを出たり入ったりした。その前の日には、昼間、庭の芝生を走り回ったり石に飛び乗ったり、お父さんのトラも加わって家族水入らずの様子だったというから、私も次は明るい日の下で遊ぶ子猫たちを見たいと思う。
 ところで薄いほうのキジの子猫は、生まれつきなのか、その後の何か事故によるものなのか、両後足がうまく動かないらしい。いざるような格好で、それでもぴょこぴょこと元気に可愛らしく動き回っている。あの子猫は家の中で飼ってやらないといけないな、と私の両親は話し合っている。

    *     *     *     *     *

 子猫たちに対するキキとハルの反応はというと、ハルは子猫たちが気になってしょうがないらしく、怖がりのくせに気になるあまり二階のベランダから子猫たちのいる庭に飛び降りてしまって、どうしようと途方にくれたり、カーテンの陰から窓の外を覗いたりしているが、キキはほとんど興味がなくて、子猫たちが庭に来ていても、居眠りしたり、牛乳を飲んだりしてい
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