小学生のころ夏休みになると友だちどうしで木の樹脂を集めるのが流行りました
はじめはより大きなシャボン玉を作るために(このヤニを石鹸液に混ぜると割れにくく美しい虹色のシャボンができます)
大きくて色の濃い形の整ったのを子どもながら最上とランクづけていました
母親からもらったカンカンに(関西ではお菓子や海苔の入った空缶をこう呼びます(^^))
集めたヤニを新学期が始まる教室に持っていき自慢しあいました
自慢はゴルフボールほどの赤褐色のヤニを持っていて新学期前の晩に蛍光スタンドにかざしてくるくる回しながら
子どもながらに美しいと見ていたものです
そんな木のヤニが5千万年もの歳月と偶然の運で宝石の琥珀に変るのを知ったのはずっと大人になってからでした
神話では海神ポセイドンの末娘である人魚姫が結ばれることのない人の王子との恋に嘆いて流した涙が固まったのが琥珀だと伝えられます
伝説のどれもが『人魚の涙』や『…の涙』と呼ばれるように琥珀を美しい女性の涙に例えたのは
これが木から出る〈涙〉が固まったものだと昔の人びとは知っていたのでしょうか。。。
はじめはより大きなシャボン玉を作るために(このヤニを石鹸液に混ぜると割れにくく美しい虹色のシャボンができます)
大きくて色の濃い形の整ったのを子どもながら最上とランクづけていました
母親からもらったカンカンに(関西ではお菓子や海苔の入った空缶をこう呼びます(^^))
集めたヤニを新学期が始まる教室に持っていき自慢しあいました
自慢はゴルフボールほどの赤褐色のヤニを持っていて新学期前の晩に蛍光スタンドにかざしてくるくる回しながら
子どもながらに美しいと見ていたものです
そんな木のヤニが5千万年もの歳月と偶然の運で宝石の琥珀に変るのを知ったのはずっと大人になってからでした
神話では海神ポセイドンの末娘である人魚姫が結ばれることのない人の王子との恋に嘆いて流した涙が固まったのが琥珀だと伝えられます
伝説のどれもが『人魚の涙』や『…の涙』と呼ばれるように琥珀を美しい女性の涙に例えたのは
これが木から出る〈涙〉が固まったものだと昔の人びとは知っていたのでしょうか。。。