『足音を立てない僕らの歩みは贅沢な厚い敷砂を踏んでいた。
日中の太陽の重圧から逃れた僕らは、いま帽子も被らずに歩いていた。
夜はいわば屋内のようなものだった…。』
この路地も再開発地区に指定されて今年中には取り壊されてしまうから最終映画を見た後や日曜に出かけたときはなるべく寄って歩いている
この夜も最終の地下鉄の時刻を気にしながら5匹の彼らに出会った
一匹づつ中屋根に駆け登るまでフィルムを1本撮りかけて全匹登ったとき薄暗い街灯で見えたインジケーターには2枚しか残っていなかった
僕がミャオッ!っと声をかけたら5匹がこちらをけげんそうにふり返った
彼らとファインダー越に目を合わせたまま僕は慎重に2枚のフィルムを送った
フィルムが自動巻き戻しされる音を聞きながら廃屋に一匹づつ消えていく彼らを見送った。。
日中の太陽の重圧から逃れた僕らは、いま帽子も被らずに歩いていた。
夜はいわば屋内のようなものだった…。』
この路地も再開発地区に指定されて今年中には取り壊されてしまうから最終映画を見た後や日曜に出かけたときはなるべく寄って歩いている
この夜も最終の地下鉄の時刻を気にしながら5匹の彼らに出会った
一匹づつ中屋根に駆け登るまでフィルムを1本撮りかけて全匹登ったとき薄暗い街灯で見えたインジケーターには2枚しか残っていなかった
僕がミャオッ!っと声をかけたら5匹がこちらをけげんそうにふり返った
彼らとファインダー越に目を合わせたまま僕は慎重に2枚のフィルムを送った
フィルムが自動巻き戻しされる音を聞きながら廃屋に一匹づつ消えていく彼らを見送った。。
その下で手すりの影に隠れて見えにくいのも大きな猫でこれは最後に登ったから5匹の家族かもしれません。
でも、アーク灯の雰囲気からして不良猫の集会のほうが面白いですね(^^)
まるで映画を見ているようです。
頑張りますね、夜の撮影。以前の私のよう。
飛べスカイプの記事も面白く読みました。
最近の子どもは生まれたときからバーチャルとリアリティを体感しているから携帯のテレビ電話やスカイプはあくまで作りもののように感じているからそっけないのかもしれません。
きっと現実に日本へパパが帰ってきたら嬉しさと男の子なら照れが交錯するのかもしれないですね。
子どもの頃にテレポートできる未来が来るかもしれないなんて夢を抱いた世代ですがまさしくスカイプなんて2次元のテレポートですよね。
う~ん、猫のこういうところ、好きです。
ミャオッ!って声をかけるゆうさんも、ナイスです
もう何年もこの路地裏に通って撮影をしていて一番上にいるトラが駆けのぼってから一匹づつ登るまで撮りつづけました。
34枚撮ったフィルムの最後から2枚目でした。
全部で5匹いるんですよ(^^)
ただこの廃屋も今年中には取り壊されて高層マンションが建設されます。
彼らも立ち退きを強いられています。