ROLLEIFLEX 3.5F Xenotar 75mm f3.5
NORITA 66 Noritar 55mm f4.0
NORITA 66 Noritar 55mm f4.0
NORITA 66 Noritar 55mm f4.0
ROLLEIFLEX 3.5F Xenotar 75mm f3.5
ROLLEIFLEX 3.5F Xenotar 75mm f3.5
NORITA 66 Noritar 55mm f4.0
NORITA 66 Noritar 55mm f4.0
ROLLEIFLEX 3.5F Xenotar 75mm f3.5
ROLLEIFLEX 3.5F Xenotar 75mm f3.5
NORITA 66 Noritar 55mm f4.0
ROLLEIFLEX 3.5F Xenotar 75mm f3.5
雨の夕方の日曜日に少し時間が空いたからROLLEIFLEX 3.5Fを一台持って大阪駅から次の駅の中津まで歩いた。
高架下でホームレスが深夜に数人の少年から暴行を受けて死んだとの記事が壁に貼られていて、
花束が置かれていた。
いわゆるホームレス狩りという馬鹿な人間の歪んだストレスのはけ口の犠牲になったのだろう。
数年まえに僕もこの高架下を撮っていて、そのときは偶然にホームレスが写っていた。
足の悪い人だったが犠牲になったのは彼だったのだろうか?
この花束の写真を数枚撮って、手を合わせてから薄暗くなりかけた町を当てもなく撮った。
4月に入ったとはいえ花冷えでとても冷たい雨だった。
数週間して晴れた日曜にまた、すこし時間が出来たのでNORITA 66を持って同じ場所を歩いてみたが、
壁の記事も花束も痕跡なく片づけられていて、この場所で名も知れない一人の男が殺されたことの気配すら、
感じられなかった。 MONKEY MAJIK 「If」
【後記述】
カメラはどちらも40年ほど昔の単層コーティングレンズにフィルムはISO100のフジのリアラエースだが、
それにしてもいつもながらRolleiは手持ちが効く。
中判で標準とはいえ75mmの焦点距離に変わりなく、トップの献花はわずか1/8秒だ。
400のフィルムも持っていたが、通りすぎていく人々を無関心のようにブラしたかったから、
なんども、息を止めて、息を止めて、死にそうになって撮った(笑)
Rolleiは1/15秒では自信があったが、今回はすこし不安だったけれど、他のカットもすべてブレてはいなかった。
デジタルの手ぶれ補正なんぞクソ食らえだ!(笑)
Rolleiを持って出た雨の日曜は、ipodへダウンロードしたばかりのMONKEY MAGICの「 if 」を聴きながら歩いていた。
「もし、あのとき…」これは誰もが、自分の過去への後悔を打ち消すときに、頭をよぎる言葉だが、被害者も加害者も
「もし、あのとき…」ほんの僅かな時間さえ違っていたら、こんな不幸は起こらなかったのだろうか?
普段色々なサイトで作品を見てますが、このサイト訪問で、今まで自分が追い求めていたようなイメージに合致する作品に驚きを感じました。まさに今回も同様です。空気感が感じられます。今後も楽しみに拝見させて頂きます。
コメントありがとうございます。
空気感。。いい言葉ですね、嬉しくて舞い上がりそうな言葉です。
最近はとくに仕事が忙しく、更新もほったらかしでした。
6月中旬からはすこし落ち着きそうなので、写真も撮れそうです。
いや、空いた休日ならバイク乗って写真のほうご無沙汰になるかも(笑)
しっとりした色が心に響きますね。
おっしゃるように今の世の中には矛盾をはらんだことが多すぎて頭痛がしてきます。
殴られたら痛い、とかそうした想像力を欠いた人間が大量生産されていることに対して吐き気さえ感じます。
Norita,ローライの撮り比べもおもしろいですね。
撮るときの心がのりやすいのはどちらなんでしょうね。
もちろん写真もそうですが、言葉も写真的で心に響きますね。いろいろ考えさせてもらいました。
あと、Noritaの写り素敵ですね。
開放でしょうか?光の部分の滲みがとても好きです。あと、ゆうさんはカラーも自家現像でしょうか?とてもシャープというかなんでこうなるのか不思議です(笑)ウェブでこの質感ってプリントならどんだけ~って素敵です。
僕も
デジタルの手ぶれ補正なんぞクソ食らえだ!
の言葉にのっかります。手ぶれ補正ってなにそれ?食いもんか!!てなもんです。
ではでは更新楽しみにしてます。
公園のブルーテントはすっかり無くなりましたが、彼らはどこへ行ったのでしょう?
無抵抗な者を攻撃するのはいちばん腹がたちます。
NoritaもRolleiのどちらも穏やかですが感情移入は入りまくりになってしまいます(笑)
ペンタ67はあんがい気持ち入らずにサラッ撮れるし、ペンタコン6は俯くせいか気が重くなるほどスクエア画面にのめりこんでいくのを感じます。
絵柄によって若干、周囲を焼きこんだり覆い焼きをフォトショですることもありますが、トーンや色味はほとんどノーマルです。
シャープマスクはスキャンの設定そのままで、いじってはいませんが、ときどき1箇所だけ強調したい部分にシャープをかけることもあります。
今年は春から忙しくてモノクロを撮ってないので、次回はNorita80mmの開放で町を撮りたいです。