あなたを見つめて。。 monochrome life

モノクロ自家現像の写真を左のカテゴリー一覧からご覧ください。
当ブログ掲載の写真及び記事の無断転載・複写は禁じます。

ちいさな旅 醒ケ井 MINOLTA DiMAGE A1〈digital〉

2007年08月15日 11時16分46秒 | Digital
いちどやってみたかった超ベタな写真です(笑)
青春18切符のポスターに出てきそうでしょ
本の紐しおりを見ても分かるように堀口大学さんの訳は難解でいつも数ページを読むと寝てしまいます
それでどこに紐をはさんだかも忘れて、もうなんどもなんども同じ場面ばかりを読んでしまいます
一昨日の朝はバイクで出るつもりで前日にワックスかけもして(バイクなのに)ヘルメットもジャケットもブーツも
用意しておいたのに朝のニュースで米原が相当渋滞しているのを聞いたらいっきに気が抜けて電車で行くことにしました。。。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちいさな旅 醒ケ井 MINOLTA DiMAGE A1〈digital〉

2007年08月15日 11時15分10秒 | Digital
琵琶湖の東側の米原から東海道線に乗り換えてひと駅の醒ケ井に自宅から3時間半ほどで着きました
ホームの階段をあがると線路をまたぐ通路でなにかバタバタと音が聞こえて、見ると
今しがた飛んでいたトンボが蜘蛛の巣にかかったところでした
もうすぐお盆やし助けたろか?とトンボをみたけど自然にまかせたほうがいいなぁと、
そのまま歩きだしたらまた大きな羽音がして振りかえるとトンボは自力で蜘蛛の巣から脱出していました
蜘蛛糸を体中に絡ませて羽根の一部が欠けてしまっていたけれどなんとか助かりそうでした。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちいさな旅 醒ケ井 MINOLTA DiMAGE A1〈digital〉

2007年08月15日 11時13分14秒 | Digital
町は小さくて歩いて1時間ほどで見てまわれ川の水中に花が咲くのを初めてみました
白くてちいさな梅の花みたいなのが梅花藻で年間を通して14℃前後の清流にしか自生しない可憐な花です
7月から8月いっぱいまで見れるそう
緑色の魚の群れが川の流れにむかっていっせいに泳いでいるようでした。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちいさな旅 醒ケ井 MINOLTA DiMAGE A1〈digital〉

2007年08月15日 11時10分18秒 | Digital
ピンク色の花は川上から流れてきた百日紅の落ちた花びらです
駅前にもどって食事をすませたあと炎天下を2時間ちかくあるきました
歩き疲れていたらバスがきたので駅までもどりました
時間はまだたっぷりあるから各駅停車に乗って本のつづきを読んだらやっぱり眠って
しまってアナウンスに起こされたら京都駅でした
途中下車して鴨川あたりを散歩しながらシロサギが川魚を捕えるのをのんびり見ていました。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山を降りながら 夕暮れちかく Meopta Flexaret VII Belar 80mm f3.5

2007年08月11日 01時25分41秒 | Film Camera
この山道を歩いて降りるようになって何年になるのだろうか
毎月のお一日にケーブルカーに乗って長い石段を登ってお参りをすませて少し時間に余裕があるときは歩いて降ります
それにしても8月1日の仕事最中での石段昇りはつらい
ただ仕事バッグに忍ばせたカメラを、この日は試し撮りなのでどこか気も軽やかだ
オークションで競り落としたチェコスロバキアのフレクサレットという二眼レフです
『白い貴婦人』とか噂されていちど手にしたかった40年ほど昔のカメラでした
実はさきの『百日紅の記憶』でフィルム1本使っているが、そのときに見知らぬ若者に声をかけられました
はじめはカメラを見て、つぎに僕が枝下の蝉の抜け殻と百日紅の花に意味がある話しをしたら「お洒落ですね」なんて(もちろんカメラにです!)
それを男性の僕から見てもイケメンの青年が言ってくれたものだからいっ気にこのカメラを使いこなさなくては(笑)と…
ところが慌てていて運悪くこの日は露出計を忘れてしまってすべてヤマ感露光
(写真は下手だけど、いつも単体の露出計で計った数値とカンがほぼ合っているのが唯一の自慢です(^^))
プラハの鉛色の空を映してきたカメラだからだろうか…スクエアなファインダーを覗いたままのすこし沈んだ色調が気持ちを落ち着かせてくれます
いちど通りすぎてから目の奥に残った微かな紅い花に魅かれて坂道を戻りました
競り落としたときに付いてきたちいさなブルー色のケースに入ったクローズアップレンズを使ってみました
あの日の父もいまの僕のように好きなカメラを持ちながらこの山道を歩いて降りたのだろうか。。。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山を降りながら 五線譜にのって Meopta Flexaret VII Belar 80mm

2007年08月11日 00時53分19秒 | Film Camera
と草の先っぽにカタツムリが乗っかっていた
※と草というのは茎の皮を乾燥させて板に貼り付けたものを日本では古来より工芸や爪を研ぐ紙やすりのように使われていました(砥ぎ草ともいわれる野草)
漢字では木賊と書いてとくさと読みます
こうして見ているとバイクのタイヤに見えてしまう
お盆はなんにも考えずに馬鹿になって(いつもだけど)2日間をバイクツーリングにでかけよう、そうしよう。。。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山を降りながら 絵馬堂 Meopta Flexaret VII Belar 80mm f3.5

2007年08月11日 00時40分37秒 | Film Camera
お参りをすませて汗をかいたから薄暗い絵馬堂の長椅子に腰を下ろし周りの絵馬を見ていました
たくさんの苦しみをかかえる人たち、たくさんの幸せを願う人たち・・・
僕にはまだ絵馬に願をかけるほどの苦しみはないし幸せもほんのちょっぴりでいい。。。
好きな映画のひとつに『阿弥陀堂だより』があります
この映画に登場する阿弥陀堂の坊守りお梅ばぁさんの言葉を思い出しました
だいぶまえにサイトより書きうつしてテキストにして保存していた言葉を載せてみました
 
『畑にはなんでも植えてあります。
ナス、キュウリ、トマト、カボチャ、スイカ・・・。
そのとき体が欲しがるものを好きなように食べてきました。
質素なものばかり食べていたのが長寿につながったとしたらそれはお金がなかったからできたのです。
貧乏はありがたいことです。』

『雪が降ると山と里の境がなくなり、どこも白一色になります。
山の奥にある御先祖様たちの住むあの世と、里のこの世の境がなくなって、どちらがどちらだかわからなくなるのが冬です。』

『春、夏、秋、冬。。。
はっきりしてきた山と里との境が少しずつ消えてゆき、一年がめぐります。
人の一生とおなじなのだと、この歳にしてしみじみ気がつきました。
お盆になると亡くなった人たちが阿弥陀堂にたくさんやってきます。
迎え火を炊いてお迎えし、眠くなるまで話をします。
話しているうちに、自分がこの世の者なのか、あの世のものなのか分からなくなります。
もう少し若かった頃はこんなことはなかったのです。
恐くはありません。』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

消えゆく街たち 大阪 Rolleiflex 2.8F Planar 80mm f2.8〈film〉

2007年08月10日 00時12分57秒 | 消えゆく街 Rolleiflex 2.8 Planar
いまはもうマーキングする草むらもなくなってしまったでしょ。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

消えゆく街たち 大阪 Rolleiflex 2.8F Planar 80mm f2.8〈film〉

2007年08月09日 20時40分34秒 | 消えゆく街 Rolleiflex 2.8 Planar
君は白粉花に包まれてどんな夢を見ているのだろう。。。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

消えゆく街たち 大阪 Rolleiflex 2.8F Planar 80mm f2.8〈film〉

2007年08月09日 18時51分29秒 | 消えゆく街 Rolleiflex 2.8 Planar
この頃はまだだれも耐震強度なんて言葉も知らなかった。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

消えゆく街たち 大阪 Rolleiflex 2.8F Planar 80mm f2.8〈film〉

2007年08月07日 20時40分29秒 | 消えゆく街 Rolleiflex 2.8 Planar
もう、この光景を誰も見ることはできません
この地区は再開発によってすべて取り壊されて、いまはフェンスが張られた赤土の更地になっています
数年後にはすべてが高層マンション群に変わろうとしています
建物も木々もツタや雑草もすべて消えてしまいました
むしろ都会の真ん中にこんな光景が残っていることのほうが可笑しいのだけれど…
取り壊されるまえフェンスの間からかろうじて撮影した建物たちは植物に侵食されているというより植物と一体化した美しい 「物」 のように感じました。。。
この地名の阿倍野はこの地で生まれて平安時代に陰陽師(呪法師)として活躍した安倍晴明が祭られている阿倍晴明神社から由来しています
安倍晴明の母は葛の葉(くずのは)という 「白狐」 だったと伝えられています
幼い晴明に隠した自分の姿を見られ、おびえて泣くのを辛く思った葛の葉は泣く泣くわが子と別れる決心をします
葛の葉が幼い晴明を残して家を出るとき縁側の障子に 『 恋しくば尋ね(たずね)きてみよ和泉なる信田の森のうらみ葛の葉 』 の一首を書き残しました
「うらみ葛の葉」 とは3枚のうち下の2枚が裏を向いて白くなっている葛の葉を言い和歌では恨みと裏見を掛言葉として使われるそうです。
我が子に物の怪の姿を見られた己への恨みと葛の葉の裏のように白い狐をかけているのです
「あなたが慕う母は醜い白狐です。それでもあなたが大きくなって母を恋しいと思うならどうか信田の森にわたしを探しにきてください」
という母親の愛情あふれる句なのです
そんな言い伝えすら思い浮かべることのできない街になってゆきます。。。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カブく者 京都 HEXER RFズマリット50mm f1.5〈film〉

2007年08月05日 00時45分43秒 | Leica M8・M-E・M9・MM・CCD
今年も祇園の宵に鴨川河原で彼らに出会いました
7月1日のカブくものは昨年の祇園宵宮の写真です

歌舞伎の祖といわれる出雲の阿国も念仏踊りをこの河原で踊ったそうです
歌舞伎は「傾くもの(カブくもの)」という動詞が名詞になったと言われます
人生を斜に構えたような人、みなりや言動の風変わりな人、アウトロー的な人を「かぶきもの」と呼んだらしい
いまから400年もまえに十六歳そこそこの田舎娘が一座を張るのはよほど性根が座ってないと流されてしまったのでしょうね
「河原の客こそ踊りの客よ。おかしければ笑うわ。楽しければ手を打つわ。疎(うと)んじてはなるまいぞ」の言葉を残しました

今年は炎を使ったライブでそれは言葉にも写真にさえ捉えられない美しさでした
炎を操りながら踊る彼女はまるで千手観音のようにさえ見えました。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

百日紅の記憶 京都 Meopta Flexaret VII Belar 80mm f3.5

2007年08月03日 00時08分11秒 | Film Camera
蝉は6年から17年のあいだ土中で眠って目覚めた夏に地上に出るそうです
幹に産みつけられて、ふ化した幼虫は自ら這って土中にもぐり永い眠りにつきます
百日紅はサルすべりの名があるように幹が滑らかで滑りやすいから幼虫も這うのに苦労したでしょう(笑)
日も暮れかかった鴨川沿いを散策していたら紅い花の枝下にひとつ蝉の抜け殻を見つけました
見えるでしょうか?
この蝉は6年間を土中で眠りながら、百日紅の紅い花や滑らかな幹や鴨川の川音を母蝉から受けついだDNAの記憶として
一年ごとに刻みながら今年の夏を待っていたのでしょうか?。。。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜間飛行 花として Minolta CLE 40mm f2.0 PLUS-X

2007年08月01日 01時37分02秒 | 夜間飛行
コンビニ弁当の食べがらといっしょにまだ生きている花が無造作に黒いゴミ袋に押しこめられていました
この花たちは花としての役目をもうじゅうぶん果たしたからなのでしょうか
そして、この光景を撮っている自分はこの花たちを哀れと思っているのか、それともただ面白い被写体としてだけ見ているのだろうか。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする