あなたを見つめて。。 monochrome life

モノクロ自家現像の写真を左のカテゴリー一覧からご覧ください。
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路面電車に乗って ローライ2.8F Planar 80mm Acros ロジナール1:50

2010年05月10日 22時01分20秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
この大阪の天王寺(または恵美須町)から堺までを走る路面電車は始発と終着を覗いては無人駅で、
なかにはこんなプラットホームらしいものも無い駅もありますが、車は基本は路線内を走行出来ないので、
そんなに危なくはありません。
走行速度も意外に速くて軌道内に車両が割り込んでこないぶん乗用車を追い抜いたりもします。
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路面電車に乗って ローライ2.8F Planar 80mm Acros ロジナール1:50

2010年05月10日 22時00分24秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
ずいぶん前からアグファのロジナール現像液を使ってみたかったが濃縮ボトルなので送料に1000円もかかってしまい、なかなか試せなかった。
500ccで2,280円と一見高いようにも思えるが、なんと標準希釈が1:50や1:100なのでずいぶんリーズナブルな現像液です。
ちなみにD76は原液か1:1、僕がよく使うXTOLは1:1が標準でせいぜい1:3まで。
このロジナールにいたっては1:100も平気で使えるそうですが、なにせ初めて使うとなれば、頭の中で希釈倍率を計算しながらも、ほんとにこんな薄くて大丈夫?という考えがなんどもよぎって、基本薄いネガが好みの僕も45秒も押して、おそるおそるリールからほどいて祈る気持ちでネガを透かしてみた。
濡れたそのフィルムは俗にいう腰のあるネガだった。
XTOL現像とは対局にあるようにも感じるが決して固いネガではなくバランスのとれた優れた現像液だと思う。
ただアグファも現在は現像液を製造していなくてこれはRODINAL処方のR09 ONE SHOTという現像液になります。
今回アップした画像のデーターは 原液1:水道水50 20℃(±0.5℃ヘアドライヤーで微調整) 前浴なし 初回1分連続撹拌 1分ごと10秒ゆっくり2回半倒で13分45秒 QW使用 15分水洗。
(10分を越える長現像のときは1分ごとに1回を極く静かにしか撹拌しないが、今回は水の中に目薬を入れるようで何とも心もとなくて多くしてしまいました)
自分の好みでいうならスキャン用ネガなら12分、プリント用ネガで13分くらいだろうか。
この夜もLPLステンレス大タンクを3本並べて停止を漬けた順に現像をしましたが13分もあるので手際よく現像が出来ました。
初めて使った感想は切れる!とにかくシャープ。
粒状は標準だが何よりハイライトの美しさとディープシャドウの描写が自分好みでした。
135フィルムならXTOLやTMAXより粒子はいくぶん大きくなるのだろうか?
何もかも良しとは無理な話しだが、またフィルム現像の楽しみが増えました。
ただ、ボトルが固くエアが追い出せないし酸化が早いとのことなので、どこで見切りをつけて処理するかが課題となりそうです。
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路面電車に乗って ローライ2.8F Planar 80mm Acros ロジナール1:50

2010年05月10日 21時58分10秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
電車は堺に着くまで細井川というポンと飛び越えられそうな(笑)細い川と一級河川の大和川を渡ります。
小さな細井川を渡るとき電車はいちどガタンと身震いをして、大きな大和川を渡るときは浜からの海風と川上からの川風をごうごうと受けながらモーターをいっぱい回して走ります。
石段の脇のたんぽぽの綿毛が春風に舞って僕の身体にくっつきました。
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路面電車に乗って ローライ2.8F Planar 80mm Acros ロジナール1:50

2010年05月10日 21時57分18秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
路面電車に乗りながらジャリンコちえに出てくる景色につい『次降ります』のベルを押して、路地の道を歩いていた。
懐かしい匂いに誘われて路地を抜けると一見民家と見過ごしてしまうような煎餅屋さんがGWの真ん中にもかかわらず、煎餅を焼いていた。
見せてもらって良いか了解を得て、しばらく見ていた。
いろは煎餅といって一枚一枚にひらがなの焼き印が押されてある。
子どもたちが煎餅を食べながらひらがなを覚えるのにとの心遣いだろうか。
この方で80年続いているそうだが、自分の好きな瓦煎餅や卵煎餅の香りだ。
一枚、焼き損ねのを頂いて口にほお張ると、しっとりとした柔らかな甘味が口いっぱいに広がった。
焼きたてより一晩寝かせたほうが甘味にコクが出てくるそうだ。
生地は長崎カステラと同じでこれを銅窯で焼くと長崎カステラになるという。
写真を撮らせてもらったがISO100の薄暗い室内なのでF2.8・1/15秒と厳しい条件だったがこのローライで手早く6カットを撮ったが、同じように見ていたおばさんがまったく音のしないローライでいつの間に撮ったのか驚いていた。
ご主人のお父さんもブロニカや二眼が好きでしたと話されていたが、こんど近くに寄ればプリントした何点かの写真を持っていこう。
出るとき600円の煎餅を買ってカメラバッグに入れながらときおり食べては撮りながら口をもぐもぐさせていたが夕方には半分近くなくなっていた。
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路面電車に乗って ローライ2.8F Planar 80mm Acros ロジナール1:50

2010年05月10日 21時55分49秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
この路面電車が走る沿線にはたくさんの神社がある。
なんとこんな下町の路地だらけの町中に聖天坂古墳という古墳だってある。
もっともよく知られているのが陰陽師の安倍晴明が生まれた阿倍野にある晴明神社だろう。
古墳や大蛇(おろち)の棲んでいた池(ここは自分の家の近く)、晴明の母とされる白狐の葛の葉と罠にかかった白狐を助けた安倍保名との出逢い(晴明が天皇の子というのが真実らしいですが、浄瑠璃の人と狐の間にできた子のほうがなんだか自分は好きです)、そんな物の怪たちを想い浮かべながらこの町を歩いていると何を見ても心が動きます。
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路面電車に乗って ローライ2.8F Planar 80mm Acros ロジナール1:50

2010年05月10日 21時55分01秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
ここは知らなかったが閻魔大明神という社。
閻魔様って地獄の大王でとにかく恐い顔をしていて、嘘をつくとくぎ抜きで舌をひっこ抜くというくらいしか知らなかったが、辻々にあるお地蔵様はクシティ・ガルバハと言って実は閻魔大王の借りの姿なんだそうだ。
お釈迦様が亡くなって56億何千年後に弥勒菩薩様が世に現れるまで人々を導く役目が地蔵様なんだそう。
まあ、お地蔵様が閻魔様みたいな顔をしていたら子どもだって手を合わせられないですね(笑)
閻魔堂の壁に古い地獄絵図がかかっていたけど写真に撮れませんでした。
すんげぇ怖かったぞ。。
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路面電車に乗って ローライ2.8F Planar 80mm Acros ロジナール1:50

2010年05月10日 21時54分01秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
しめ縄というのは下界と神域を区切っている結界だが、このしめ縄についてはとても奥が深くて話は宇宙にまで広がっていく。
千年以上つづく習わしもこの先、周りの景観こそ変わってもきっと残っているのだろう。
それは人の心のDNAに擦込まれたものだから。
フィルムそれもモノクロをいまも続けていると、人からたいへん珍しがられる(笑)
でも便利さ経済性を越えた何かがあるからきっと使っているのだろう。
カラーデジタルを変換しても出来るんだもの。
ただ自分が職業写真家だったら迷わずすべてデジタルオンリーです。
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路面電車に乗って ローライ2.8F Planar 80mm Acros ロジナール1:50

2010年05月10日 21時53分17秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
玄関先に飾られた人間大の段ボールゴジラ。
大人の作品だろうか?とても楽しいです。
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路面電車に乗って ローライ2.8F Planar 80mm Acros ロジナール1:50

2010年05月10日 21時52分25秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
S字の路地を曲がったら何でもないアパートメントの前に出た。
通り過ぎてから立ち止まって、ふと、もいちど引き返してS字路地から歩き直して一瞬シャッターを切った。なぜだ?
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路面電車に乗って ローライ2.8F Planar 80mm Acros ロジナール1:50

2010年05月10日 21時49分29秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
閻魔大明神の社で怠惰に眠っていた猫。
羽根ほうきのように尻尾が太かった。
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路面電車に乗って ローライ2.8F Planar 80mm Acros ロジナール1:50

2010年05月10日 21時48分12秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
東南アジアの置物だろうか水牛の角が片方折れていて玄関脇に置かれていた。
廃品でもなし、かといって置物でもないだろうけど、周りの木々と一体化してまるで生えてきたようだった。
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オーバーホール後のテスト撮影 Rolleiflex SL66e acros100 XTOL1:1

2010年05月04日 21時11分23秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
高い明暗比のテスト撮影。(今回はあくまで作動テストに近くの神社でちょこっと写したので、写真自体が面白くありませんがご容赦を)

このPlanar 80mm F2.8 HFTは二眼ローライ2.8Fプラナー80mmよりコントラストは相当高くHFTコーティングによりハロは極めて少ないようです。
でも、ローライ2.8Fプラナー80mmのローコントラストのレンズのほうが好きかも。
SL66SEからはオートローデイングが不採用になりましたが、この66Eではマガジン1個で120&220フィルム兼用でオートローディングが効きます。

*オートローディング(スタートマーク方式でなく裏紙からフィルムに移る際の厚みを自動で感じて12枚撮り、24枚撮りをセッティングしますが、機構が極めて複雑なため大抵マガジンの故障がネックのようです。ちなみに二眼はローラーの間にリーダーを通しますが、SL66Eはそのままマガジンにハッセル同様装着するとオートローディングされます)
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オーバーホール後のテスト撮影 Rolleiflex SL66e acros100 XTOL1:1

2010年05月04日 21時08分45秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
少し最短(まだ寄れます)の逆TILT撮影。

中判の標準の最短距離は1mか90cmが限度ですが、このSL66eは蛇腹が延びて十数センチまで寄れます。
単独でレンズ逆着けすると数センチのマクロ撮影も可能。
TILT&逆TILTは8°まで光軸を上下出来ます。
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オーバーホール後のテスト撮影 Rolleiflex SL66e acros100 XTOL1:1

2010年05月04日 21時08分02秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
半逆光撮影。

このGWもたった2日間の撮影休暇日でした。
一日目の日曜は奈良の大和郡山へオーバーホールされたばかりのRolleiflex SL66eを持って浮き浮き出かけました。
正月に出雲へ行った帰りに電車の中へハッセルマガジン・撮影フィルム・露出計・お気に入りエディバウアーのパーカー(2度しか着ていない)を忘れて、がっくりきていたけれど、気を取り直してまた買いそろえました。
次に買ったパーカーは奮発してLLBeanのグリーンのゴアでこの日着たのが2度目。
とても熱い日でパーカーを脱いでカメラバッグにくくりつけたまま市内を1時間ほど撮影散歩。
ひととおり町の様子も分ったのでレンタサイクリングのある駅前に戻ったとき悲劇が・・無い!無い!くくってあったパーカーが無い!
なんで?落とすといけないと思ってくくっておいたのに。。
それからまた市内を1時間探し歩きまわったあげく結局見つからず。
交番へ届けたものの拾得物なしとのこと。
拾った奴!こんなちいさな町で目立つLLbeanなんて着られないだろう!パーカー!
もう生涯パーカーは買いません雨がっぱで我慢します(泣)

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オーバーホール後のテスト撮影 Rolleiflex SL66e acros100 XTOL1:1

2010年05月04日 21時07分09秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
逆TILT。

下と同じ位置で絞り開放だがこちらは光軸を逆平行にしてピントの合う範囲を狭めている。

激忙しくて撮影にもここのところ出れないがフィルム現像だけは自分で深夜にしている。
夜11時ころに長居スタジアムの内周を1時間早歩きして腹筋50回して帰ってくたくたになってから始めたら終わるのは2時になってしまう。
でも、やっぱりフィルム現像は楽しい♪(プリントは嫌いです!下手だから)
先日はBさんから預かっていたブローニー二本と135二本を現像した。
しかし135の1本があきらかに露光が不足している。
(あらかじめ不足が判っていたら増感もできたんだけど)
夕暮れ間近かの空をF3のスポットに近い内蔵露光計で補正なしに撮ったからだろうか?
夕暮れの撮影は空を測ってそれより2絞り開けることと教えてあげてたのになぁ。。
当然、薄いネガでオートスキャンしてもコマ間を読み込めない。
でも長くフィルム現像をしているとネガを見ただけで良い写真かつまらないのか分る。
とにかく凄いぞ!これは!
monochromeの風景なのになんてセクシー。
結局1本を数コマ単位にマニュアルスキャンしてフォトショで一枚づつ補正していたら明け方近くまでかかってしまったが、興奮して眠くもなかった。
まだB&Wの日も浅いこの人の写真センスには自分が嫉妬してしまうことがときどきある。
黙ってフリッカーにでも自分の作品として載せてしまおうかとちょっと誘惑にかられてしまった(笑)
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