安藤豊ブログ【日記・活動記録・地元秋田のPRなど】

秋田県で活動中の安藤豊のブログです。日記や日々の活動記録、美しい自然に溢れる地元秋田のPRなど。HPもあります。

戦没者遺族大会

2009年10月22日 | Weblog

今日は、湯沢市で戦没者遺族地方大会が開催され、来賓で参加してきました。

この大会は、先の大戦で犠牲となられた戦没者の家族の皆さんが一同に会し、遺家族の連帯や援護施策の充実などを訴えるために、毎年開かれているものです。

上の写真はあいさつする、佐藤武三大会会長です。恒久平和を祈念しつつ、英霊の御霊の安寧と戦争の悲惨さを後世に伝えることの大切さを訴えておられました。

毎年、遺族会の発展に貢献された方や高齢になられた方を表彰していますが、今年はなんと100歳になられた方が表彰されていました。

私の知り合いの方の母上で、これまで43回の大会で100歳の方が出席して表彰されるのは初めてだそうです。

大変かくしゃくとしており、お元気な様子にこちらが元気をいただきました。

戦後64年を経過し、遺族の皆さんも高齢になりました。戦後の苦しい時代をたくましく生き抜いてこられた皆さんには、是非長生きしてほしいものです。

私も昨年西部ニューギニア、今年沖縄と二年続けて、遺族会の皆さんと慰霊巡拝に行かせてもらいました。

故国を遠く離れて戦死された場所を訪れると、胸が締め付けられるような思いになります。

私は、戦後生まれで戦争を知らない世代ですが、父が満州で終戦を迎え、捕虜としてシベリアに3年以上抑留されました。まさに九死に一生を得て帰ってきて、私が生まれました。

父は過酷な抑留時代をあまり語りたがりませんでしたが、栄養失調とマラリアで入院した時は、こいつはまもなく死ぬというロシア兵の言葉が耳に入って覚悟した、と話していました。

戦争はどんなことがあってもしてはいけません。若い人のなかにはかつて日本がアメリカと戦争をしたことを知らない人もいると聞きました。

私は、8月15日の終戦記念日に行われる町の成人式で必ず戦争の話をします。若い人に戦争のことを考えてほしいからです。

帰り道、地元の柳田橋を通ったら鳥海山が山頂に初雪をいただいてきれいに見えていました。ふるさとの山はいつも変わらずそこにあります。


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