日本民俗建築学会の公開シンポジウムが町文化交流施設「美里音」で開かれ、北海道から九州まで50名を超える参加者が、「茅葺民家の継承と地域創成」について熱心に議論しました。
基調講演を行なう温井(ぬくい)東北公益大教授。自ら関わった山形県村山市での村づくり活動などを紹介しながら、課題を提起してくれました。
中田一彦秋田魁新報ビジュアル報道部長は、「かやぶき賛歌、羽後町の四季」を半年間にわたって魁紙に連載し、写真を使って茅葺民家の魅力を紹介してくれました。
地元からは阿部久夫町議が茅葺民家の保存活動を紹介しながら、今後の方向性を提案されました。
ロビーでは、地元の山口三男さんの茅葺民家の模型や中村昭夫さんの絵画などが展示され、原風景とも言える山村の風景を見てもらいました。
夜の意見交換会では、羽後町の取り組みが絶賛され、応援団の結成も提案されました。
今日は町内の茅葺民家などを実際に見てもらう、現地見学会を実施します。
保存、活用の議論が盛り上がり、理解が進むことが必要ですね。