「ヴァレンカのちいさな家」(10分)
ベルナデッテ・ワッツ:作
池田香代子:訳
ほるぷ出版:発行
1992.3第1刷(1400円)
ロシアの昔のお話。
森の奥のちいさな家に、ひとりのおばさんが住んでいました。
ある日、西の方で戦争が起こりました。
みんなは、あたふたと逃げていきましたが、おばさんは、迷子の子どもや、時々訪れる旅人のため、家に残ることにしたのです。
おばさんは、神様に祈ります。
「うちのまわりに壁をめぐらしてください」と・・・。
人気絵本作家、ワッツの処女作。
ヨーロッパで長く読み継がれてきた佳作。
読みながら、そして読んだ後も考えさせられ、余韻が残る絵本。