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雀庵の「現実を正視する勇気こそ」

2020-04-11 13:26:20 | 政治
雀庵の「現実を正視する勇気こそ」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/95(2020/4/11】奢れるもの久しからず、盛者必滅の理・・・今年に入ってから中共が断末魔の如く激しく、時にジタバタと暴れまくり、のたうち回っているから、小生の投稿やブログ記事もそれにピクピクドキドキ反応して、従来の定番記事=過去の回想がお休みになってしまった。

後ろを振り返るより前を見た方がオモシロイのだが、振り返ると「今」や「未来」が見えることもある。古人は「温故知新」と言った。小生が我が身を振り返れば「そこは一木一草もない荒野だった」というわけではないが、スリル満点の断崖絶壁、ジェットコースター、空中ブランコの絶叫マシンだったという感じはするなあ。

バカとキチ〇イをシェイクした危険カクテルのような、あるいはクスリのような、一歩間違えたら塀の中か病院、棺桶行きという怪しさ、胡散臭さはある。

昨日、最首悟(さいしゅさとる)という人が論考を書いていることを知った。1971年に小生を取り調べた千葉県警のベテラン公安デカがまだ生きていたのか!?と調べたら同姓同名の人、千葉出身、早稲田の革マル臭い騒動士、安田講堂籠城組、今は教授、作家だった。

最首は千葉に多い姓だ。デカの最首は「俺の子供もアカにかぶれて困ったもんだ」とパチンパチンと爪を切りながら完黙小僧の小生相手に言っていたが、革マル臭い最首はもしかしたらデカの最首の子供じゃないかなあ、年齢的に合うし。

革マルは寄生虫サナダムシ路線で組織に忍び込んで組織を乗っ取る。JR総連はその代表例だ。枝野は国会に寄生している、そのうち乗っ取りたいのだろう。

中核派は猪突猛進の単純脳細胞のバカ、革マル派は深く静かに宿主(しゅくしゅ、やどぬし)に寄生する害虫、悪党、コロナ菌だ。日本の至るところで「えっ、あの人が!」というほど蔓延している。「あなたの隣に革マルが・・・気をつけよう、明るい笑顔と豊かな知性」だな。

沖縄と北海道は革マルに乗っ取られたようなものだ。秘密結社、カルト、利権集団の革マルが目指すのは「革マルによる、革マルのための、革マルの独裁国家」、麻原彰晃とその子分が目指したオウム帝国とそっくりだ。

創価帝国、日共帝国は少子高齢化などですっかり下り坂だが、秘密結社、シンジケートの革マルは親子や夫婦でも「えっ! うちのお父さん、革マルだなんて、ウッソーッ」、それくらい、まるで蒼龍の如く、革マル(トップクラス)は深く静かに潜航しているのである。

頭脳明晰、嗜虐趣味、秘密主義、公然部隊と非公然部隊・・・スターリン帝国、習近平帝国がモデルなのだろうか。革マルの公然部隊(チンケな労組の専従など下っ端の兵隊)は以前は南京虐殺記念館詣でをしていたが、「中共礼賛は反帝反スタと相容れない」と苦情が出たためか、いつの間にかやらなくなった。

この柔軟性は、思想ではなく「利」が組織の背骨になっているからだろう。教祖クロカン(黒田寛一)曰く「ひたすら静かにこっそりと宿主をのっとって、そいで食べちゃう!」。クロカンは著書を子分に買わせるという「寄生」で食っていた。池田先生そっくり!

まあ、他者のことは言えないが、この世の人は目糞鼻糞、喜怒哀楽を重ねているうちにあの世行きになるのだが、ちっとは「公」の役には立ちたいもの。小生は我が家ではいささかお荷物、オジャマ虫、異端児の感があるが、せめて、せめて北京に一太刀を・・・「絶壁のヂヂ」だな。

温故知新、昔の名前で出ています・・・久し振りに病棟日記から。

【措置入院 精神病棟の日々(184)2017/1/25】産経、西見由章「中国 アパホテル利用ボイコット」、藤本欣也「北京、中小企業を追い出そうと・・・パンケーキ店に幕」、同「北京春秋 ドキドキの空港検査」。

“眠れる獅子”と畏れられていた大清帝国は眠りこけ、やがて中共・毛沢東が蒋介石軍を台湾に追い払った後は「竹のカーテン」に引き籠り(隔離され)政敵や貧民5000万~1億を殺しまくった、餓死させた。

トウ小平の改革開放で1990年代から四半世紀、中共は飢餓を克服したもののイノベーションの壁を越えられずに停滞、習近平は毛沢東時代の「原始共産主義的国家独占資本主義」に戻ろうとしている。

今は跛行しているが、ソフトにせよハードにせよ、ランディングは避けられない。低賃金、低価格を武器に「世界の工場」として飛び回ることはない。中小零細企業をつぶし、アパホテルを脅し、空港はテロの不安でびくびくしている。

小雲規生「米、TPPから永久離脱 トランプ氏 日本たたきは過去の恨み?」、湯浅博「米が秩序を壊すのか」、加納宏幸「多国間協調排し直接交渉へ『私の政権、1対1が基本』」・・・産経のリベラル的な記者諸君はトサカに血が上ったか?

曽野綾子「トランプ就任式 演説の中の意外な真っ当さ」。

<日本のメディアは「空席が目立った」と報じていたが、テレビに映った限りでは目立つほどではなかった。日本のほとんどすべてのマスコミは、反トランプデモ、抗議の欠席が目立った、アメリカの理想の喪失、という形の報道に力を注いだ。トランプの言葉の中にあった真っ当さについてはほとんど触れなかった。

CNNの同時通訳は、トランプのスピーチの聖書の引用の部分も訳すことができず黙っていた。トランプは旧約の詩論の133.1にある、「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び」という個所を引いたのである。素朴な人間の基本的な幸福感を示した、私も好きな情景である。

マスコミは、今後トランプを悪人として扱うことに決めたようにも見える。私は特にトランプ贔屓でもないし、トランプのスピーチにも、彼独自の哲学はなかった。しかし彼は現実主義者、実利主義者なのだろう。

私は現実を正視する勇気ある人には希望をつなぐ。当惑するのは人間の精神も生活もまともに見る勇気を欠きながら、「理想的人間である自分を売り込む」人なのである>

痛烈だなあ! このレベルに到達はできないが、せめて八合目までは登りたいものである。産経の諸君も綾子先生に学びなさい。

(そう言えば大学時代の小生のマドンナはテニス部の広瀬綾子ちゃんだったっけ。教職に就いたらしい。出獄後に「好きでした、もう他の人は愛せません」と手紙を書いたらすぐに会いに来てくれ、「思い出の中の私ではなく、今の私を見て!」と訓導してくれた。綾子先生大好き・・・醜夫の深情け、ビョーキだな)(つづく)(2020/4/11)





雀庵の「中共ウイルスの由来来歴」

2020-04-10 11:50:35 | 政治
雀庵の「中共ウイルスの由来来歴」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/94(2020/4/10】「歴史は勝者が創る」「歴史は勝者によって都合よく書き換えられていく」というのは本当だろう。日本による真珠湾攻撃についての米国の公文書、資料は「日本を挑発して最初の一発を撃たせることで米国は世界大戦に参戦する」という筋書きが克明に描かれているはずだが、記憶によれば「80年後に公開」だったが、今は「120年後に公開」になり、つまりはほぼ永久に非公開になってしまった。

米国にとって不都合な真実は伏せられているが、まあ、いずこの国でも「勝者が歴史を創る」のだから、我々はそれを前提にして歴史を学んだ方がいい。

夏彦翁曰く「ひと皆飾ってものを言う」、面接や見合いの席で本人の口から「実は前科/学歴/元カレカノのことなんですが・・・」なんて話すのは正直どころかマナー違反だ。そんなことを告られたら「いや実は私も・・・」と言わざるを得なくなって、まとまる話も壊れてしまう。

中共ウイルス、武漢ウイルス、チャイナコロリ(これは修一特製)とか言われている悪性伝染病について、誰が一番悪いのか、誰が被害を弁償すべきか、戦犯探しが始まっている。

事によれば戦犯容疑者は世界を敵に回して国際裁判で有罪になり、指導者を死刑にする羽目になったり、憲法まで押し付けられたりするから、「とんでもない、俺は被害者だ、それでも俺のお蔭で世界は救われた、俺に感謝しろ」と今のうちから声高に叫んでおくに如かずなのだろう。

負け戦だとひどい目に遭う。

<戦後の連合軍によるドイツとヨーロッパ諸国での政策は住宅復興に重点を置いたこととは対照的に、占領期間中のGHQは日本の住宅復興対策に関心を向けず、建築物資の横流しを防ぐための建築制限および、占領軍とその家族のための住宅の強制接収と建築資材供給および建設・改築命令を出した程度であった。

日本政府はその対応だけで予算の相当部分をつぎ込まされ、国民の住宅復旧にまで手が回らない状態だった。占領軍のための物資の確保すらままならず、また納期が厳格であり、政府自ら建築資材を闇市から調達するなど奔走していた>(WIKI)

占領軍の費用の多くを敗戦国日本は負担させられた。思うに占領は「今でも」続いており、米軍駐留経費の8割は日本負担で、これは世界一。首都圏(1都8県)の空域(空の道)はほとんどが「今でも」米軍が占領している。日本の空ではなく米軍の空だ。

主権がない占領下に押し付けられた憲法を神託の如く拝んでいる日本――戦争に負けると臆病になり、堕落するのだ。

だから絶対勝てると踏んでいた中越紛争で火傷した中共が敗戦を恐れる気持ちは高いだろう。ここはどうしても「米国ウイルス菌を退治したのは中共だ、俺は正義だ、俺は勝者だ」と大声を上げ続けるしかない。

トランプ米国はそんなパフォーマンスで納得するはずはなく、「誠意を見せろ」と手打ち金を手にするまで中共叩きを止めないはずだ。その方が大統領選挙にも優利だから。習近平は内憂外患でますます困惑するだろう。日本も二階のパンダを蹴落とす時期だ。

シンゾーは二階のパンダを「毒を以て毒を制す」つもりで登用したのだろうが、大熊猫がかぶっていた「ネコ」がとれて元来の肉食大熊になってしまった。獅子身中の“尾崎秀実”(ホツミ、朝日記者出身でスパイに昇りつめた超エリート)、早めに駆除すべし。

バカ殿さまの近衞文麿と同じように良家のお坊ちゃまのチャマチャマシンチャンが「ペキン命」の海千山千確信犯の着ぐるみパンダに勝てるかどうか・・・

己の不明を嘆き泣きながら馬謖を斬るか、それとも斬られるか。二階のパンダは黙って斬られるタマじゃないからなあ、自民党にもピンクパンダーは結構いるし。返り討ちに遭ったりして。

そんなわけで世界中が右往左往、グレタもマッツァオ、「温暖化がチャイナコロリの原因だ」と主張できれば習近平・中共は熱烈にハグしてカネと名誉をくれるだろうが・・・

未曽有の内憂外患でわが街も閑散としているが、人々は感染症をとても恐れる。目に見えない菌、完璧に防ぐことができない菌、いつ自分や家族が罹患するか全くわからない菌・・・つまり見えない幽霊、悪魔、邪神だから恐怖が募るわけだ。

この菌がせめて蠅、蚊のようならやっつけようもあるが、今は有効な手立てはヒッキーぐらいしかない。神様仏様も効果なし。

日本でのチャイナコロリの感染者数(毎日新聞4/9現在)はクルーズ船の乗客乗員らを合わせて計6254人、死者は計120人だ。

WHOの発表では「2016年の世界の交通事故による死者数は135万人で、2013年の調査に比べて10万人ほど増加している。しかしながら、世界の人口増加と自動車数の増加分を考慮すれば事故死率自体は抑えられている」という。

警察庁が発表した統計によると「2019年の全国の交通事故負傷者数は46万715人、うち死者数は3215人」。死者は事故から24時間以内に死んだ数で、それ以降を加えれば5000人ほどではないか。

年間で世界で135万人、日本だけで3000人超(1日に10人ほど)が交通事故で死んでいるが、「自動車、ダメ!絶対」なんて誰も言わない。

利便性とリスク/危険性を秤にかけると自動車はOK、チャイナコロリは利便性はゼロに近いが社会生活、経済活動への打撃はすさまじいし、見えないからなおさら怖い、だから「大嫌い、来ないで、ダメ!絶対」になるわけだ。

中共は「災い転じて福と成す」「禍福はあざなる縄の如し」、中国語なら「因禍得福」を狙っている。「沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり」「楽は苦の種、苦は楽の種」「上り坂あれば下り坂あり」・・・4000年の処世術! しぶとい、転んでもただでは起きない、全くいい根性してるよ! 友達にはなりたくないなあ。

毎日が日曜日でお迎えを待つばかりのヂヂイには今回の大災害は恰好の脳トレだが、程暁農氏の「各国が伝染病の蔓延理由を追求し始めた」(2020年4月6日)がこの間のチャイナコロリをめぐる中共のアレコレを整理しているので、ポイントだけを時系列で紹介しておく。(小見出しは修一)

★2019年3月 最初の黄信号

武漢での発生の約1年前の2019年3月2日、 中国科学院ウイルス研究所の研究者は、 西側の英文学会誌「ウイルス」に掲載された論文の中で、こう書いている。

「コウモリ由来のコロナウイルスが、 再び次のラウンドの発生を引き起こすと広く信じられており、 中国が発生場所となる可能性がある・・・直面する挑戦は、 それがいつどこで爆発しても、 我々は拡散を防がなければならないということだ」

論文の著者4人はいずれも研究所の「特殊病原体・バイオセーフティ研究室」の研究者。 北京の中国科学院大学の学生で関連論文をいくつか発表していることで知られている石正麗が含まれている。

★2019年9月 赤信号点滅

2019年9月18日、 武漢税関が武漢天河空港で「感染症対策の緊急処置演習」を開催した。

内容は、 疫学的調査、 メディカルスクリーニング、 一時的な隔離エリアの設定、 隔離留置、 患者転送、 衛生処理から多くの連環作業を実践し、 新規コロナウイルス感染症処理の全プロセスを具体的に配置した(「軍人オリンピック航空港専用チャンネル開通試験」 『湖北日報』2019年9月26日付)。

この演習から2カ月以上が経過した頃、 武漢では、 この地方政府がまるで占い能力でもあったかのような鬼気迫る事態が発生した。

★2019年12月 患者発生

武漢市江漢区の「華南海鮮市場」で違法に販売されている野生動物がウイルスの発生源との報道がなされた。

★2020年1月 海鮮市場原因説を否定

2020年1月22日、 中国疾病管理予防センター長は、 記者会見で「武漢市江漢区の華南海鮮市場で違法に販売されている野生動物がウイルスの発生源である」と述べていた。

しかし「武漢感染症病院」の黄朝林副院長らによる初期確認患者41人を対象とした研究で、 12月1日に浮上した症例は華南海鮮市場やその他の確認患者とは無関係であることが明らかになり、 「発生源は必ずしも市場の動物からではない」ことが示唆され、1月24日に医学誌「ランセット」(The Lancet)に発表された。

その後、 武漢市にある「中国科学院ウイルス研究所」は、 新型コロナウイルスの研究プロジェクトを進めている。 同研究所は最高レベルのバイオセーフティ保護を持つ中国初の実験室を持ち、 国家健康衛生委員会が指定する「国家微生物菌毒種保管センター」を持っている。

これらの人々が発表した研究結果は、 研究所が疫病流行の爆発をよく把握していることを示している。
 
★2020年2月 ウイルス研究所は軍の管理下に

世論が病気の原因となるウイルスが武漢から来たものかどうかを疑問視している時に、 RFI(フランス国際ラジオ)中国ウェブサイトは2月8日、 「中国の生物化学兵器防衛の専門家の陳薇少将(女性)が最近、 武漢P4ウイルス研究所を引き継いだ。これによって武漢P4ウイルス研究所と軍との可能性のあるつながりが明らかになった」と報じた。

(陳薇少将については、 近藤大介「新型コロナワクチン 中国人民解放軍が世界に先駆けて開発した背景」参照)

陳薇少将は現在、 軍医科学院生体工学研究所の所長を務めており、 中国科学院武漢ウイルス研究所のカウンターパートナーであり、 彼女はその地位と少将という地位から、 軍の生物兵器防御の主席専門家であると考えられる。

彼女は1月23日に都市封鎖された直後に“落下傘降下”したタイミングとプロセスは、 微妙なものだった。天河空港が閉鎖され、 民間便がない1月25日に武漢に到着したことは、 彼女の武漢行きは軍命令であり、 任務が緊急かつ重要であったことがうかがえる。

武漢ウイルス研究所の軍による接収とは、 軍事的規律、 すなわち、 新冠状肺炎ウイルスにリンクしたこの研究室を統治するための軍事的規律と軍事法の適用だ。軍事的な指揮下に入れるというのは、 厳格なバイオセーフティと機密保持のためである可能性が高い。

武漢ウイルス研究所の軍事統制は、 流行の源に対する外部の憶測は、 すべて検証できなくなったということだ。軍事統制は、 研究所を完全に封鎖する高い壁を築くことに等しいものであり、 武漢市都市封鎖よりもはるかに厳しく、 漏洩した情報はすべて軍事裁判の対象となりうる。

2003年のSARS流行の原因では、中共は後になってから「実験室汚染と職員の感染が主な原因」と認めた(新華社通信2004年7月1日)。

しかし、 今回の流行の世界的な影響はあまりにも深刻で、 中共が後になって、 ウイルスの発生源を明らかにすることを期待したり、 本当の流行の源がどこにあるのかを、 外部から知ることは不可能である。

★中共は伝染病を蔓延させる
 
中共は、 SARSの惨劇を引き起こすウイルスを実験室で開発した苦い経験がある。新型コロナウイルスについて多くの情報を得て、 「コロナウイルスが再び次の大流行を引き起こし、 中国が大流行地点になるかもしれない」ことを事前に知っていた。
さらに、 少し前に武漢で大流行対策訓練が行われたばかりで、 中国ほど大流行に対抗する準備が整っている国は世界にはなかった。

根本的な理由は、 中共が伝統的に流行病は隠蔽して、 真実を遮断する体制をとっているため、 必然的に海外に蔓延し、 世界的な惨劇に発展したのだ。中共の疫病隠しは、 ネガティブイメージの拡散を防ぐことが最大の政治であるという意味では、 他の共産主義国と同様だ。

★中共は世界を騙す

要は、 中共は社会や国際社会の構成員への被害を減らすことに重点を置くのではなく、 政府のイメージダウンを防ぐことに重点を置き、 ときには前者を断念することもある。このために、 中共は災害に対処するため一貫した一連の対策を講じている。

第一に、 政府が国内および国際社会から説明責任を問われないように伝染病の発生源を隠すこと。

第二に、 国際社会が警鐘を鳴らさないように伝染病の危険性を軽視させる。

第三に、 予防措置が経済を揺るがして政権の安全を脅かすことを防ぐこと。

第四に、 外部のプロパガンダで各国の注意を逸らすことで、 政権の悪行に対する国際社会の懸念を軽減すること。

この点から見ても、 今回の中共のやり方は従来のやり方と何ら変わらない。西洋社会が、 中共の伝染病についての誤った情報を信じてしまうと、 その結果は散々な目に遭うことになる。

★騙された代償は甚大に

欧米の政界や主流派の学界では、 まさかチェルノブイリの惨劇が中国によって繰り返されるのではないかと疑問に思う人はほとんどいなかった。しかし今日、現実が証明してくれた。

西欧諸国は(中共に騙されて)共産国家の負のイメージを拭い去ったこと、中共の疫病の嘘を信じて騙されたこと、 その結果として第2次世界大戦以来の最大の人的犠牲を払うことになったのだ。

世界的な流行が続いており、 それがどの程度国民の生活や各国の経済的安定を危うくしているのかは、 まだ多くは不明だ。しかし今後数年の間に、 流行の広がりと、 類似ウイルスが再び世界に害を及ぼすことをいかに防ぐかは、 長期的な医学的・生物学的な問題というだけでなく、 国際社会が直面しなければならない政治的課題でもあるのだ。(以上)

世の中にまともな人はいるが、共産主義教というカルトを信奉する人も相変わらず多い。彼らの組織は池田学会と同様に利益共同体でもあるから、自分から除染しようという人はまずいない。苛めや孤立が怖いこともある。

彼らはいくら叩かれようとオウムと同様で自然消滅することはまずない。洗脳されるということはチャイナコロリと違って快感、法悦があるからだ。もろアヘン。

アヘン依存症のような1億の党員が中共を熱烈に支持しているが、一朝事あれば主君の馬前に討死する覚悟だったのが、結局「強い方に付く」という事大主義が漢族の初期設定。家族、宗族、地縁血縁の空気次第でどうなるか分かったものではない。

同志諸君、中共崩壊を目の当たりにするのは意外に近いかもしれない。「それまではオムツをしてでも、這ってでも生きるんだ」という好奇心でしつこく生き延びようぜ。(2020/4/10)









雀庵の「世界は秩序再編、ガラガラポンへ」

2020-04-07 16:13:43 | 政治
雀庵の「世界は秩序再編、ガラガラポンへ」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/93(2020/4/7】屋上展望塔から新宿の高層ビル群が見えなくなった。北側にマンションが建ったからだが、わが街(川崎市多摩区)はここ数年、マンションラッシュが続いている。

ちょっと古い家や畑はどんどんマンションになっている。銀行が土地を担保にジャブジャブ金を貸し、土地持ちが相続税対策もあって銀行や建設会社の話に乗り、かくてわが街のトチモチクラブ連中は競って「オーナー様」になった。

多摩川梨、多摩川桃の産地だったのに、息子は代々の稼業だった農業を継がない。田畑はほとんどマンションになり、梨園の後には「梨花ハイツ」ができ、その名称が昔を物語るだけである。

「まあ、こんなものか・・・わが街は新宿、渋谷に30分、銀座、新橋、虎ノ門40分、東京50分、横浜30分、それでいて東京より家賃は30%ほど安いしなあ」

そんな風に思っていたが、新聞折込の「タウンニュース」を見てびっくりした。「公示地価・住宅地 宿河原で上昇率 神奈川県で4位」! せいぜい1km四方のちっぽけな街、小田急か東急か京王に乗り換えないと都心に行けない、JR南武線鈍行(急行は1時間に1本)だけの街なのに!

ドン亀の泥臭い田舎娘が知らぬ間にミスコン県大会入賞! ナオシが入っているわけじゃないのに、いつの間にか美人になっていた、というわけ。びっくりしちゃうよ。

今朝、散歩していたら新たに3か所で基礎工事が始まっていた。先週完成したマンションの駐車場は早くも満杯だ。展望塔から眺めると必ずどこかでクレーンが動いている。

小生の祖父らが農地を提供して国鉄を誘致し、畦道を道路に整備した駅前一等地は小生ら子供の遊び場だった。今は以前のバブル並に坪500万前後になっているだろうが、国鉄誘致で功あった地主の末裔たちはマンション経営の傍ら駅前ではそれぞれ商売(チンケ!暇つぶし的)しており、地価が上がると市県民/資産税、相続税も上がるから、これ以上の街の発展、変容は望んでいないだろう。

ネイティブの多くは、素朴でのんびりした「三丁目の夕日」が好きなのであり、東京下町みたいな密集地にはしたくないと思っているに違いない。先日、京王線千歳烏山へ行き、無茶苦茶な陋巷、迷路にびっくりさせられたが、そんな街には少なくとも小生は暮らしたくない。

チャイナコロリが落ち着くとわが街はまたまた発展するのだろうか。「もう、これ以上は住民も建物も増えて欲しくないなあ」と思う。人口が密集すると少なくとものんびり感はなくなる、緊張は高まる。

誰でも故郷は懐かしいままであってほしいと願うだろう。素朴なら素朴のままに、賑やかなら賑やかのままに。現実は「全然昔の面影ないよ、寂しいよねえ」と感じるのが普通ではないか。

戦後の日本は生産性、利便性から一極集中、都市集中が急速に進んだ。それだから敗戦からたった15年の1960年、小生が9歳の頃にはまだ貧しさはわずかに残っていたが、ひもじさはなかった。

イケイケドンドンで日本は経済大国になったが、故郷など日本人が大切にしてきたモノ、コトなども急速に消えていった。産業から暮らしまで、ここで「日本を洗濯し」、国家の進路を考え直す時ではないかと思う。

また、戦後世界も日本同様に物欲、快楽追及でやってきた。多くのよきものは消えたり、消えかかっているのではないか。一方で「人権」の名のもとにリベラル勢力が力を増し、働かない(働けない)けどカネ寄こせてきな倒錯、共産主義への間違った信仰による中共への支持など間違った思考、行動も増えていった。

世界的なチャイナコロリ禍、いずこの国も民族もその被害対策で苦労している。しかし世界が心を一つにして「21世紀の新しい世界像」を描くにはいい機会かもしれない。一番大きな問題は、このままなら「先進国連合」対「中共連合」に分かれ、新たな冷戦あるいは熱戦が起きかねないことだ。

中共はチャイナコロリをきっかけに習近平降ろし、民主主義化の動き(党内抗争)が高まるかもしれないが、今のところ読めない。普通の国なら国民は意思を表明できるが、異常な独裁国家では国民の不満は表に出ないし、サボタージュや裏技(韜晦)で圧政をかわすから、外野からはなかなか見えない。

しかし、何かが起きる、起きないわけがない、このままでは済まない、という風の臭いはする。世界的な硬軟の中共バッシング、中共のプロパガンダと威嚇、世界の動揺、中共内部の動揺・・・戦後体制が終わって、新しい秩序、新しい世界が模索されることは確かだが、日本や西側世界にとって「良き結果」になるかどうかは分からない。

ただ、西側世界は中共とは最早、これまでのように仲良く(上手く)やっていくことはないだろう。利害、価値観が対立し、とても共有できない。世界秩序の再編、改造、ガラガラポンの時代になろうとしている。(2020/4/7)





雀庵の「一番大切なものは何なのか」

2020-04-05 17:29:03 | 政治
雀庵の「一番大切なものは何なのか」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/92(2020/4/5】「真面目な話は暗くなる」と言ったのは誰だっか、すっかり忘れてしまった。西洋の社交界が今でもあるのかどうかは知らないが、「政治と宗教の話はご法度」だという。ケンカになりやすい。「真面目な話はケンカになる」。

芸人は広く愛されなくてはならないのでファンクラブなどではやはり「政治と宗教の話はご法度」だろう。「あいつ、○○教/党の広告塔だぜ」なんて評判が立てば、「キモッ!」と言って人気が落ちそうだ。

同窓会などでも「政治と宗教の話はご法度」。人脈を活かして儲けようという話が多いのか。無粋だな。

西洋の小説を見ると、社交界の話題は「ゴシップ、噂話」が多いようだ。

「スワンさんの新しい恋人のことご存知? 高級娼婦だともっぱらの評判ですわ」
「じゃあ、あの有名なサロンは殿方を集めるための罠でしたの? スワンさんがつまずくなんて・・・信じられませんわ」

「ここだけの話ですけど、ワイルドさん、少年愛で起訴されたとか、ご存知?」
「あら、両刀使いなんですの? ドリアン・グレイそのもの、インモラルですわ、監獄に閉じ込めるべきですよ」

パパラッチが大活躍する週刊誌ネタのような話題が社交界から陋巷までを席巻する。ゴシップを探して金儲けする人、それを楽しむ人が、レディー・ダイアナを殺し、ハリー王子を苦しませ、女王のご宸襟を悩ませる・・・これが表現の自由か? こういうネタを楽しむ人を古人は「下司」と言った。

「キチ〇イになるも下司になるなかれ」だな。

大宅壮一曰く「一億総白痴化」、世界中がさらに「銭ゲバ化」をプラスしている。「清貧」「矜持」「謙譲」「慈愛」なんて言葉は死語みたい。

少なくとも人間は成長していない。自由民主人権法治はこの100年で多少普及したくらいで、それも未だに脆弱だ。大昔から正論や正義、良識よりも「その時の気分、感情」で歴史は大きく動き、やがて「疲労と飢え」「理性と知性」でソフトランディングするのだろう。歴史はその繰り返しかもしれない。

書庫からオスカー・ワイルドの「ドリアン・グレイの肖像画」を見つけ出して開いたらメモが出てきた。

「非核3原則、武器輸出3原則・・・自縄自縛のSMプレイ」

上手いなあ、ずいぶん以前から小生はマトモ(世間的には異端)だったんだなあと、変な気分である。無知無恥ジャポネを覚醒させる鞭は・・・これは世界共通で「戦争などの危機」だ。今はチャイナコロリのような中共への不信、嫌悪感で、やがてそれが高じると国民が一気に団結して「奴は敵だ、敵を倒せ」、誰も逆らえない「時代の空気」になる。

ジョン・スタインベックが米国を見つめた時代は1930年代の世界恐慌、それに続く自然災害の時期だから、彼の性格もあって作品は「真面目な話は暗くなる」式ばっかり。その中で「人間は、人生は、生きてみる価値はあるんだなあ」と思わせるのが掌編「朝めし」だ。


定住地を持たない(持てない)農場で働く最下層の貧しい季節労働者の朝餉を描いている。早朝、「私」は散歩に出る。ブラウニングの「春の朝」(上田敏訳)のような早朝だろう。

時は春、日は朝(あした)、朝(あした)は七時、
片岡(かたおか)に露みちて、
揚雲雀(あげひばり)なのりいで、
蝸牛(かたつむり)枝に這ひ、
神、そらに知ろしめす。
すべて世は事も無し。

そんな春が待ち遠しいが、まだまだ肌寒い朝の話だ。

<田舎道に沿って歩いて行くとテントが見えた。そばの古錆びたストーブの裂け目からオレンジ色の炎が噴き出ていた。若い女が見えた、まだ娘と言っていい若さだった。赤ん坊は寒さから母親の胴着の中に頭をうずめて乳を吸っていることが分かった。

私はすぐ近くまで来ていたので、ベーコンを炒める匂いや、パンを焼く匂いなど、この上もなく温かくて、この上もなく喜ばしい、あの懐かしい匂いが漂ってくるのを嗅ぐことができた。

テントの垂が開いて若者と老人が出てきた。二人とも新しいダンガリーのズボンをはき、新しいダンガリーの上着を着ていた。どちらもするどい顔つきをした男たちで、二人ともよく似ていた。

「おはよう」と老人が言った。愛想がよくもなく、悪くもなかった。「おはよう」と私は言った。「おはよう」と若者も言った。

若い女は大きな荷箱の上に錫のコップを置き、錫の皿やナイフやフォークを並べた。それから炒めたベーコンの皿や、褐色の分厚いパンや、肉汁を入れた鉢や、コーヒーポットを並べた。

男たちは深く息を吸いこんだ。若者は低い声で「こいつはたまらねえ!」と言った。
老人は私の方を向いた。「朝めしは済んだのかい?」

「いや」
「そうかい、そんなら一緒に座んなよ」

私たちは荷箱のそばに行って、地べたに座った。
「お前さんも綿つみかね?」と若者は私に尋ねた。
「いや」

「俺たちは12日間以上も働いたんだ」と若者は言った。

若い女がストーブのそばから言った。「それで二人とも服を新調したんだよ」

二人の男は自分たちの真新しいダンガリーの服を見下ろして、ちょっと微笑した。

私たちはめいめいの皿に取り分けて、パンにベーコンの肉汁をかけ、コーヒーに砂糖を入れた。老人は口いっぱいに頬張って、グシャグシャと噛んでは飲み込んだ。「こいつはうめえや」そして、また口いっぱいに頬張った。

若者が言った。「俺たちはこれで12日間もうまいものを食ってるんだ」

みんな素早くがつがつ食い、お代わりをして、またがつがつ食った。そのうちに腹がいっぱいになり、体が暖かくなった。熱く苦いコーヒーが喉を刺激した。

日の光が色づいてきた。二人の男は東に向いていたので、顔が夜明けの光に輝いていた。老人の目の中に、山と、その向こうから射してくる光のイメージが映っているのを見た。

やがて二人の男はカップの中のコーヒーかすを地面に投げ捨てて、一緒に立ち上がった。「さあ、もう行かなくちゃ」と老人が言った。

若者は、私の方を振り向いた。「綿つみをやる気ながあるんなら、仕事の世話をしてもいいぜ」

「いや、私は行かなきゃならないんだ。どうもご馳走さま」

老人は、とんでもないというように手を振った。「いいんだ。よく訪ねてくんなすった」

彼らは一緒に歩いて行った。空気は東の山の端から射す光に温められようとしていた。

それだけのことなのだ。もちろん私にも、なぜそれが楽しかったのか、理由は分かっている。だが、そこには、思い出すたびにあたたかい思いに襲われるある偉大な美の要素があった>

スタインベックは貧しい人々に寄り添い、それはどうしても体制批判になりやすい。「重い」話になるから、読み方によっては共産主義思想にかぶれているようで「何かなあ」という読後感になる。

そのために評価は分かれているのだが、小生が一番好きな上記の「朝めし」は皆が文句なしに「いいね!」なのだという。

清貧、質素倹約、仕事、「欲少なく足るを知る。足るを知りて分に安んずる」生き方。今のような「あれも買いたい、これも食いたい」という肥大化するばかりの物欲に牛耳られたような生き方では死ぬまで餓鬼道みたい、最後の言葉が「もっとマスクを」だったり。

チャイナコロリは人類に「今の生き方でいいんですか」と考える時間を与えてくれたとも言える。アーミッシュと我々はどちらがまともなのか、とか、省察するのもいいのではないか。

以上は、小生を可愛がってくれた大先輩、寛大慈悲菩薩のような「シバヤン」から10年ぶりにメールをいただき、眠っていた「寛容」が目覚めたことによる論考である。(2020/4/5)





雀庵の「ヒッキー毛とフォニー習(17)」

2020-04-04 21:53:46 | 政治
雀庵の「ヒッキー毛とフォニー習(17)」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/92(2020/4/4】ものすごい西風で屋上庭園の高さ4mの「スズメの塔」が倒れた。東風対策はしていいたが、西風で倒れるのは初めてで、防備の薄いところを風は襲うわけだ。

これは「想定外でした」と謝る場面だな。ストロボが光りシャッター音が機関銃の如く続く。パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ・・・CANONのカメラが多いみたい。NIKONは「カパシャ」だったと思うが。

「シャッター音は消せるけれど、無音だと盗撮が増えるから業界は自主規制しているのよ」とカメラマンが言っていた。電気自動車などもわざと音が出るようにしているらしい。気配もなくそばを車がピューっと通るというのはちょっとびっくりするからね。

小生は老化とともにどんどん無音無口になっており、食事とフロ、散歩の時以外は引きこもっている。孤独から「なにがしか」は生まれそうだが、お喋りからは「さえずりの同調感、一体感、安心感」は感じても、それ以外のものは得られそうもない。それなら自分や色々な国、職業の人、故人との対話の方が面白い。たとえば――

プーチンは「スラブ民族は絶対君主制でしか治められない」、習近平は「14億を民主主義で治めるなんて無理。13億のインドは民主主義でバラバラ。マキャベリだって、秩序がない自由な国より独裁国家の方がはるかにましだ、と言ってるぜ」とか。

「ABC予想って世界で10人ほどしか理解できない・・・俺は未だに電気の仕組みが分からない・・・それでも中共解体は支那人と世界に幸福をもたらすと知っている」とか。

孤独の方が生産的ではないか。孤独、内省から良きものが生まれる・・・まあ、こんなことを思いながら、えっちらおっちら踏ん張って、どこから攻められても「フェイルセーフでやったから、横倒しになることはあるまい」と2日がかりで「スズメの塔」を直し、スズメはいつものように遊んでいる。

北原白秋は「雀の生活」を書いている。解説にはこうあった。

<白秋の貧窮流浪時代。「寂しさに堪え、貧しさに堪えて」創作と推敲に打ち込む白秋を慰めたのが、住み替わる先々での雀でした>

そのうち読もう。スズメは身近な鳥だから結構多くの人が作品にしているようだ。孤独な人にはお勧めの鳥、見て良し、遊んで良し、食って良し・・・Oh, my God!

「フェイルセーフ」、地震大国の日本では、建物は頑丈に造るが、1980年頃から、揺れても大丈夫な「耐震・制振・免震」技術が普及してきた。地震の力に対抗するのではなく、強風を受けた竹のように揺れ圧力を逃し、立ち直るというものだろう。スタビライザーみたいなものか。

民主主義国なら政権党がしくじれば、選挙で二番手だった党が政権党になったりして、国家を安定させる。米国の共和党と民主党、英国の保守党と労働党が有名だ。

中共には共産党と「民主党派」と呼ばれる8派があるが、ただの飾りだ。大体、国民は選挙権がない。毛沢東は党内規律は「民主集中制」だと言っているが、民主=自由な判断・発言、集中=党決定に従い団結するという原則だ。

どういうことかと言えば、

1)個人は組織に従う、2)少数は多数に従う、3)下級は上級に従う、4)全党員は中央に従う、ということ。

「これらの規律を破る者は党の統一を破壊するものであり、採択した決議を再討議することはできるが、行動の上では反対の態度を示してはならない」と脅している。

結局、トップが決めたことに従わない奴は破壊者、裏切り者、敵だということ。クチパクの自由、拍手する自由、完全に従う自由、つまり「無私の奴隷」だけが優秀な党員なのである。

今の日共も同じ。会議では反対意見がない、拍手だけ。反対しようものなら党籍剥奪で追放だ。殺されないだけ中共より進んでいるが、目糞鼻糞の類。

中共独裁帝国はすでに「世界の工場」としてピークは過ぎた。当初の1990年代に工員労賃は日本の5分の1、今は2分の1の13万円ほどだろう。一方でベトナムは上昇しているとはいえ4万円ほど。中共は「世界の工場」としてインフラが整っているとはいえ、「リスクヘッジでアジアでもう一つ工場を造ろう」となればベトナムなど新興国に向かわざるを得ない。

中共は14億パワーの市場としての魅力は大きいから現地生産の工場を置く必要はあるものの、これから新興国が市場としても有望になるからどうしても「次の工場はアジアに」となる。チャイナコロリのように中共の独裁体制はリスクが不安でもある。

米中の貿易戦争、米中対立は続くだろう。日本やEUも「中露から攻撃されたら米軍に助けてもらうしかない」から、中共との貿易は、特に安保に絡むハイテク分野では控えていくだろう。中共は14億の民を札束と言うかカネで黙らせてきたが、このままそれを続けることはできるのか、また、衣食足りて自由を知る、チャイナコロリで思い知った中共独裁の弊害への人民の不満は募るばかりではないか。

中共、正確には中共中央の習近平一派が求心力をなくしてこければ、もともとが北京語、上海語、広東語など言語・風俗が異なるうえに、軍閥など群雄割拠の民族だから、大混乱になりかねない。そうなる前に上海閥と共青団などは軍(利権集団)の5戦区のボスと団交して、「縄張りを15~20ほどに分けて独立させ、総選挙で政体を決めさせる」と合意していた方がいい。

当然、有史以来初めてのことで混乱するだろうが、スイスやEUあたりが選挙指導員にでもなって監督すれば、なんとか血を見ずにソフトランディングするのではないか。

今は世界中がヒッキーで、もし暇ならシコシコと「武漢肺炎後の世界」を考えて見てはどうか。医療の方はトリアージで若い人を優先し、小生のような賞味期限切れは後回しで結構。次代のための礎になれれば御の字だ。

世界が中共を封鎖する・・・人民は人民による人民のための「本当の新中国」建設に向かうと信じたい。(2020/4/4)