アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

東急線 新時代~相鉄電車乗り入れ

2023-04-09 06:00:00 | 日記
今年、都内近郊の桜は思うように撮影出来なかった。開花そのものがさらに早まり、天候不順が続いてしまったからだ。長年季節ごとに撮影を楽しんでいると、悪天候の中カメラを持ち出して撮影することは減ってしまった。これ以前に観たシーン?と記憶がダブってしまい、新鮮味が感じられないのだ。とはいえ、これからの季節は、光も眩しくなり色が映えるので、新しい視点にチャレンジしながら撮影を楽しみたいと思っている。
 先月のダイヤ改正から早一か月近くが経過。最初は違和感のあった光景もあっという間に日常化している。アントンKにとって、その最たるシーンは、近所まで相鉄線の車両が乗り入れてくることだった。東急目黒線には、今までも東急車3形式、メトロ車1形式3仕様、埼玉高速鉄道車1形式と多様の車両達が巡っていたが、この度相鉄車が加わりさらにバラエティに富んでいる。東横線との並走区間であれば、さらに多形式に渡り、電車ファンであれば時間を忘れるくらいの鉄チャン路線が誕生したと言える。渋谷地上駅時代から乗車しているアントンKにとっては決して想像もできなかった世界が誕生しているが、とても便利になったと思える反面、乗り入れによる交通障害の連鎖で、定時運行が崩されやすくなったため、さらに時間に余裕を持って動くことを心掛けるようになった。まあこれも現在の最前線の交通手段。そんな情報は瞬時にスマホで確認、対応しながら生きていくのが現代人なのだろう。が、アントンKには今後も無理そうだ。
 掲載写真は、東急目黒線まで乗り入れが始まっている相鉄21000系電車の記念ラッピング車。どの電車もラッピングという技術が進化して、今ではご覧のように先頭部スカートの両脇に東急、相鉄のキャラクターが顔を出している。昔では考えられなかった装飾だろう。電車のお顔に光を入れず、かつガラス窓の反射を極力抑えて撮影することも、現代の電車の撮影技法だ。そう考えると、今の電車撮影も随分と複雑かつ難しくなったと感じるのだ。
2023-04        相模鉄道21802F編成 新横浜線開通記念HM付

昨日見たおぼろげな夢

2023-04-01 19:00:00 | 国鉄時代(カラー)
鉄道模型を手にする機会があり、久しぶりにブルートレインである14系寝台客車をじっくりと味わった。
その当時、14系寝台には、カルテットという名のB寝台個室があり、帰省で長崎へ向かう時や、鉄道撮影で遠征の際によく乗車した。今から思えば、個室といっても後年のトワイライトEXPやカシオペアに比較したら簡素なものだったが、列車独特のプライベート空間に酔いしれ移動を楽しんだものだった。アントンKがお世話になった時期は、まだまだ夜行列車は全盛期にあたり、客車そのものも小奇麗だったから、王者ブルトレの風格が至る所から感じ取れたもの。揺られながら食堂車で食べたハンバーグも、席に帰って車窓の流れゆく街の灯に、柄にもなくセンチなったり、一つ一つに想いや情景が重なる。その時感じた音楽まで頭を過るのだから、不思議な感覚になる。ブルートレインを長編成にして走らせてみたくなってしまった。
 掲載写真は、14系寝台で組成された特急「みずほ」。九州ブルトレの中では比較的地味だったものの、「さくら」と並んで長崎まで結んでいた列車だった。今では九州新幹線にその名が残り、伝統を継承している。
1987-02-08      6列車 EF66 40    東海道本線:函南付近