2011年10月15日公開 イギリス 97分
ロンドン市警の刑事ブラント(ジェイソン・ステイサム)は、妥協を許さず犯罪者には徹底的に制裁を加える。ダブロイド紙の記者ダンロップ(デヴィッド・モリッシー)に散々に書かれても気にもかけない。そんなある日、警官ばかりを狙う連続殺人事件が発生する。情報提供者から電話を受けたダンロップは特ダネに狂喜するが、その男・ワイス(アイダン・ギレン)こそが殺人鬼ブリッツだった。彼は自分を逮捕した警官を復讐のために殺害し、ダンロップに記事を書かせて有名になろうと目論む愉快犯だったのだ。ブラントの師や同僚たち、密告者までも次々と手に掛けたワイスの最終的な標的はブラントだった…
犯罪者に対して容赦のないブラントは、行き過ぎた暴力で物議をかもしながらも、あくまで自分のルールに従って行動するタフガイです。対するブリッツ(稲妻、急襲するの意)は過去度々警察の厄介になった小悪党ですが、逆恨みから連続殺人鬼となります。自己顕示欲が強い愉快犯というより病的な印象を受けますが、知恵は回るので、逮捕されても状況証拠だけでは起訴に持ち込めないのが歯痒いねぇ。
ブラントの理解者となり相棒となるのは新任警部のナッシュ(パディ・コンシダイン)。彼はゲイという噂で周囲から浮いていますが、実は前任地で未解決の事件の犯人に制裁を加えて配置換えになったという経歴があります。(ゲイというのは本当でしたが
)
本質が似ている二人は事件を追う中で厚い信頼で結ばれていきます。釈放されたブリッツを罠にかける展開は読めてしまうのでクライムサスペンスというには甘い気もしますが、その制裁にはスカッとします。それだけ憎たらしい犯人なんだもの
ゴシップ記者のダンロップの特ダネ至上主義の厭らしさもむかつきますが、ブラントが犬をけしかけるラストでちょっと溜飲が下がったかな
「トランスポーター」ではその身なりも影響して紳士的な印象がありますが、今作では乱暴だけど義理堅いハードボイルドな男を熱く演じていてこれもまた魅力的です
ロンドン市警の刑事ブラント(ジェイソン・ステイサム)は、妥協を許さず犯罪者には徹底的に制裁を加える。ダブロイド紙の記者ダンロップ(デヴィッド・モリッシー)に散々に書かれても気にもかけない。そんなある日、警官ばかりを狙う連続殺人事件が発生する。情報提供者から電話を受けたダンロップは特ダネに狂喜するが、その男・ワイス(アイダン・ギレン)こそが殺人鬼ブリッツだった。彼は自分を逮捕した警官を復讐のために殺害し、ダンロップに記事を書かせて有名になろうと目論む愉快犯だったのだ。ブラントの師や同僚たち、密告者までも次々と手に掛けたワイスの最終的な標的はブラントだった…
犯罪者に対して容赦のないブラントは、行き過ぎた暴力で物議をかもしながらも、あくまで自分のルールに従って行動するタフガイです。対するブリッツ(稲妻、急襲するの意)は過去度々警察の厄介になった小悪党ですが、逆恨みから連続殺人鬼となります。自己顕示欲が強い愉快犯というより病的な印象を受けますが、知恵は回るので、逮捕されても状況証拠だけでは起訴に持ち込めないのが歯痒いねぇ。
ブラントの理解者となり相棒となるのは新任警部のナッシュ(パディ・コンシダイン)。彼はゲイという噂で周囲から浮いていますが、実は前任地で未解決の事件の犯人に制裁を加えて配置換えになったという経歴があります。(ゲイというのは本当でしたが

本質が似ている二人は事件を追う中で厚い信頼で結ばれていきます。釈放されたブリッツを罠にかける展開は読めてしまうのでクライムサスペンスというには甘い気もしますが、その制裁にはスカッとします。それだけ憎たらしい犯人なんだもの

ゴシップ記者のダンロップの特ダネ至上主義の厭らしさもむかつきますが、ブラントが犬をけしかけるラストでちょっと溜飲が下がったかな

「トランスポーター」ではその身なりも影響して紳士的な印象がありますが、今作では乱暴だけど義理堅いハードボイルドな男を熱く演じていてこれもまた魅力的です
