杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

PARKER パーカー

2013年08月21日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2013年2月9日公開 アメリカ 118分

天才的な頭脳と強靭な肉体を併せ持つプロフェッショナルな強盗のパーカー(ジェイソン・ステイサム)は、冷酷非情な一匹狼で、自らに課した3つのルールに従って行動する。メランダー(マイケル・チクリス)率いる犯罪グループと組み、大金が集まるオハイオ・ステートフェアを襲撃して150万ドルの強奪に成功したのも彼の完璧な計画のお陰。だが、仲間の不用意な行動から一般人を巻き込んだことが許せず、次のヤマの話を拒否したパーカーは、一味から銃弾を浴びせられ消されそうになる。瀕死の状態から一命を取り留めたパーカーは、復讐を決意。一味がセレブの集まるパームビーチに身を置いていることを嗅ぎ付けて、テキサスの大富豪ダニエル・パーミットという偽名で島の不動産業者レスリー(ジェニファー・ロペス)に近づく。彼女の助けを得て、一味が5千万ドル相当の宝石を盗もうとしていることを知ったパーカーは、一味に宝石を奪わせて、それを横取りする計画を立てる。一方パーカーが生きていることを知った一味は、最凶の刺客を送り込むが・・・。


ジェイソンが演じる役って「トランスポーター」もですが、自らに厳格なルールを課している男という設定が多い気がします
今回も自分のルールから逸脱した仲間を許せず次の仕事を断ったことから消されそうになり、逆に復讐をする男の話。やられたらやり返すのは共感できます

仕事の仲介役であるハリー(ニック・ノルティ)とは昔からの付き合いのようで、彼の娘のクレア(エマ・ブース)のことを本当に愛していて、復讐のためにレスリーと組むけれど、彼女の好意に気付き自分もまんざらではなくても一線は越えないところも紳士的で素敵

レスリーは母親(パティ・ルボーン)に煩く構われるのに辟易していて、今の暮らしから抜け出したいと思っています。パーカーは彼女にとって成功への足がかり。知的でスマートマッチョなパーカーにする気持ちはよくわかるなぁ

パーカーを狙う殺し屋はナイフの使い手。この作品、とにかくパーカーが痛めつけられる場面が多くて観てるだけでも痛そうなの
おろおろキャアキャア喚くだけのレスリーと対照的にクレアは淡々と彼の手当てをして後は信頼して送り出すだけ。愛の深さとこれまでの経験に裏打ちされた確かな絆を感じさせます。これじゃレスリーはかなわないよね

事が片付いてからのレスリーや瀕死の自分を助けてくれた一家に対するお礼もスマートです。
まさに男の美学

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