『ブラジル蝶の謎』絶賛稽古中であります。
そんでもって僕は、絶賛役作り中です。
この前のワークショップで、
「役作りとは・・・云々」とレクチャーした身でありますが、僕も現役の役者。
稽古期間中はあれこれ考えて役と向き合います。
今回僕が演じる人物には、もうすでにパブリックイメージがあります。
小説の中で、確かに生きている人物。
読者の中に、確かに存在している人物。
そして、僕が追いかけるのは不確かな影、その人物の像。
今、とっても楽しいです。
遠くに光が射していて、焦らずゆっくりと階段を登っている感じです。
どの作品の、どの役でも同じなのですが、
自分が演じる役は、とても愛しいのです。
使える時間は全て使って創作しよう、そして初日のドアを開けよう。
原作を知っている人にも、初めて作品に触れる人にも、
しっかりとその姿を見て頂く為に。