田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

優しい大人に

2012年07月10日 | 日記


先日のこと。
道を歩いていたら、数十メートル前方に10人ぐらいの小学生のグループがいたんです。
見た感じ、低学年。たぶん、集団下校でしょうね。

妙に騒がしいので、どうしたのかな?と思ったら…なんと、
一人の子供が道端に倒れていて動かないんです。

「これはえらいこっちゃ!貧血?脱水症?何かのパニック?」

と思い、駆け寄ると「こけやってん」と他の子供達。
どうやら歩いてて(もしくは走ってて)転倒してベソかいてただけだったようです。
しばらくの間ピクリとも動かないからドキっとしましたよ。

骨折とかしてないかな?と確認したんですけど、かすり傷程度でした。
『男やろ!それぐらいで泣いてんと、さっさと立たんかいな!!』と思わないでもなかったですけどね(^^;
痛いもんはしょうがないね。泣きべそぐらい容認、容認。可愛いもんです。

それより、
「貧血とかじゃないの?」なんて他の子供に聞いてしまい、『あ、貧血なんて言葉、分かるんやろか?』と思ったりもしたんですが、
「いいえ、そういうのじゃありませんので。大丈夫です。」
「ここ車通るから歩道に移動しよう。危ないし迷惑や。」
「はい、笛とカバン拾ったったで。」
という、しっかりした子供達の対応に関心。
もう大丈夫だろうと思いその場から離れました。


でも!…後で、少しだけ悔やまれることに気付いたんです。


「あの子ら、もっと誉めてあげたら良かった~!!」と。


本人達は何とも思ってないかも知れませんけどね、なかなかしっかりとした優しい振る舞いでした。
口に出して誉めてあげたら、子供達の自己重要感みたいなものを高めてあげられたのに。
気のきかんおっさんで、ごめんよ。

こんな小さな出来事も良い思い出として残ってくれたらええのにな~と願いつつ。
素敵な優しい大人になって下さいね♪
コメント (11)
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