田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

『月の静かな夜のこと』稽古場レポート2

2013年02月05日 | 日記

※左から、梨紗、鈴木康平、宇咲君影、阿形ゆうべ(敬称略)。


昨日は大東市骨髄バンク推進事業『月の静かな夜のこと』2回目の稽古でした。
まずオープニングから前半にかけてのシーンから。

(↓以下、ある程度ネタバレもありますが、お話の内容にも少し触れますね)

白血病と診断された道弘。
家族にそのことを告げなければならないのですが、年老いた両親を思うと心が痛みます。
ワンクッション置いて、まずは兄弟に説明しようと弟の武行がいるライブハウスに集まるのですが、
そこで期せずして武行の友人達と出会うことに。
気の良い仲間に囲まれ充実した日々を過ごしている弟と、社会人として地に足をつけて生活している妹を前に、
なおさら道弘は白血病のことを打ち明けられなくなります。
「普段ほったらかしやのに、こんなこと(自身の病気)で二人を呼び出してしもて…」
前半はそんなシーンです。

そして後半。
武行から事情を聞いたライブハウスのマスターやスタッフの美樹が、道弘達に言葉をかけて行くシーンです。
ここでは骨髄バンクにドナー登録している人の話題も出て来ます。
患者さんにもドナーの方にも生活というものがあり、社会保障や医療制度もありますが、
何よりも職場や家族、友人の理解や協力あってのことである、と。

前半と後半に描かれる“周囲の人達の存在”は、この物語においてとても重要なファクターです。
「私も知らんことばっかりやけど、出来るだけ協力出来たらと思いまして…」
というマスターの言葉に全てが集約されています。

明るくて、優しい雰囲気はすでに稽古場に充満しています。
幸先の良いスタートが切れたと実感しています。協力的な役者さん達に感謝。

次回は道弘の告白、中盤のシーンを稽古。
コツコツ丁寧に劇作します(^-^)



平成24年度大東市骨髄バンク推進事業
『月の静かな夜のこと』

【日時】平成25年3月17日(日)14:00~/18:00~(会場は開演の30分前)
【会場】大東市立生涯学習センター「アクロス」4階 多目的室
【料金】無料
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