田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

なんちゃって短歌集19

2013年07月03日 | 短歌
君の背にジャングルジムが曲がってる魚眼レンズで覗いた世界


 夏草の道で陽炎見つめてた記憶の底に君の面影


君といるためだけに今ここにある例えばそんなアイスコーヒー


 大袈裟で実はとってもちっぽけな言い訳をして生きてるのかも


海までの距離を計ったようにしてサザンのテープ聞いた夏の日


 眠たさと物悲しさの感覚に漂う午後は君を求めて


優しさを探していたら空っぽになった心に君が溢れた


 地上にも宇宙があると知った夜もどかしいまま流星になる


空を見て虹がないこと知りながらちょっとすかして缶コーヒー飲む


 黄昏を少しひっぱり間を持たせ夏の近くで君を待ってる



コメント
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