急遽、来月の舞台出演が決定しました。
星みずくPrezents「やさしい時間」。
劇作家のみ群杏子さんが主催するユニットの公演です。
詩の朗読、朗読劇、音楽からなるパフォーマンスで、
コンセプトは目で見るラジオドラマ。
僕は朗読劇とギターの演奏で参加させて頂きます。
出演者に不都合が生じたらしく、
急遽代役としてオファーを頂きました。
しっかり勤めたいと思います。
さて、その星みずくさんですが、
昨日、み群さんのブログを読んでショッキングなことが…
抜粋しますと、
『私は、星みずくを立ち上げた初めての公演で、悟さんにギター演奏をお願いし、
断られた時のことをなつかしく思い出す。
「もう芝居はやめようと思っています」。やめないでいてくれて本当によかった。』
今回、久々にお会いした際にもこの件が何度か会話の中に出てきたのですが、
僕はなんとなく「はあ…」という生返事しか出来ず…。
み群さんには大変失礼なのですが、
実は当時の記憶が僕にはなかったのです。
「言われてみればそんなこともあったかも?」みたいな。
でも、み群さんのブログを読んで少しずつ記憶が蘇ってきました。
星みずくさんのHPをみると、僕がお断りした公演が行われたのは2008年となっている。
2008年?
僕はこの頃の数年間の記憶がほとんど残っていない。
壊れた記憶の断片がバラバラに散乱している感じです。
ただ分かっていることは、当時の僕は身心ともにぶっ壊れていたということ。
今となれば「寝てなかった」から脳が究極的に疲れていた。
と自己認識してますが、本当はそれだけじゃない。
心の問題に関しては未だ蓋をしたままです。
ほんとに30代は寝ていなかった。
物凄くシンプルに言うなら「物凄く忙しかった」んです。
当時の生活状況を具体的書き出すと、また辛くなるのでやめておきますが、
「1日24時間しかなくて、身体もひとつしかないのに…これ以上俺の時間を奪わないでくれ!」
というのが口癖の毎日でした。
これを被害妄想というのかも知れませんが、
本当に寝る時間も休日もない数年間でした。
誰だって忙しいんですよ。
誰だって大変だし、
誰だって疲れている。
そんなことは分かっている。だって当事者の一人ですから。
ただ人間は壊れてしまうか、持ちこたえるか…ふたつにひとつなだけ。
僕は壊れたんです、ただそれだけです。
よくある話ですね。
そんな時に限ってチャンスもやってくる。
NHKの朝ドラのお仕事を頂いたのが2006年。
その頃から精神的にも肉体的にも疲れのピークに突入していき、
その1、2年後に、
疲れはこともあろうに喉の腫瘍となって姿を現しました。
そして手術。
スケジュールを全てNGにして喉にメスを入れる。
その時点で、
「あかん…俺、何やってんのやろ?」
と、漸く立ち止まって考えることが出来ました。
どん底でした。
年表的に考えて、ちょうどその頃ですね、
み群さんのオアファーをお断りしたのは。
他にもありとあらゆるオファーをお断りしました。
「もう芝居はやめようと思っています」。
そんなことを僕が公言したなんて…これは本当に記憶がないです。
でも今の僕には、
当時の僕が考えていたことの察しはつきます。
『芝居を続ける為に今まずやるべきこと、それは芝居をやめることだ』
独特の論理ですね、僕にしか分らない理屈です。
これは口から出任せではありません。僕はあの頃を境に本当に芝居をやめました。
え?
今も芝居をしてるじゃないかって?
その頃までしていた芝居と、今やっている芝居は、
僕の中ではまったく別ものなんです。
僕は芝居をやめたから、芝居を続けられているんです。
…って、やっぱり僕にしか分らない理屈ですね。
理屈っぽいけど感情論です。
本能を優先するためのギリギリの理性と言いましょうか。
ふとしたことがきっかけで随分と長文になってしまいました。
でも、これは今の僕にとって必要な作業だったかも知れません。
もっと詳しい話は、いずれメルマガの『遠くに思えたあの町で』のコーナーにて書きますので、
ご興味のある方はどうぞ読者登録を♪
http://tanakasatoru.wix.com/home-1#!mail-m/cbq1
なんて、また宣伝に使っている^^;
星みずくPrezents「やさしい時間」では、
記憶もひとつのテーマになっています。
シンクロニシティでしょうか?
会場にて優しい時間をご一緒しましょう(^-^)
星みずくPrezents「やさしい時間」
場所: Dbar
日時: 7月13日(日) 17:30 OPEN / 18:00 START
Live Charge : 1000円 + 1 Drink 500円
ご予約・お問い合わせ 星みずく み群杏子のHOMEPAGE
星みずくPrezents「やさしい時間」。
劇作家のみ群杏子さんが主催するユニットの公演です。
詩の朗読、朗読劇、音楽からなるパフォーマンスで、
コンセプトは目で見るラジオドラマ。
僕は朗読劇とギターの演奏で参加させて頂きます。
出演者に不都合が生じたらしく、
急遽代役としてオファーを頂きました。
しっかり勤めたいと思います。
さて、その星みずくさんですが、
昨日、み群さんのブログを読んでショッキングなことが…
抜粋しますと、
『私は、星みずくを立ち上げた初めての公演で、悟さんにギター演奏をお願いし、
断られた時のことをなつかしく思い出す。
「もう芝居はやめようと思っています」。やめないでいてくれて本当によかった。』
今回、久々にお会いした際にもこの件が何度か会話の中に出てきたのですが、
僕はなんとなく「はあ…」という生返事しか出来ず…。
み群さんには大変失礼なのですが、
実は当時の記憶が僕にはなかったのです。
「言われてみればそんなこともあったかも?」みたいな。
でも、み群さんのブログを読んで少しずつ記憶が蘇ってきました。
星みずくさんのHPをみると、僕がお断りした公演が行われたのは2008年となっている。
2008年?
僕はこの頃の数年間の記憶がほとんど残っていない。
壊れた記憶の断片がバラバラに散乱している感じです。
ただ分かっていることは、当時の僕は身心ともにぶっ壊れていたということ。
今となれば「寝てなかった」から脳が究極的に疲れていた。
と自己認識してますが、本当はそれだけじゃない。
心の問題に関しては未だ蓋をしたままです。
ほんとに30代は寝ていなかった。
物凄くシンプルに言うなら「物凄く忙しかった」んです。
当時の生活状況を具体的書き出すと、また辛くなるのでやめておきますが、
「1日24時間しかなくて、身体もひとつしかないのに…これ以上俺の時間を奪わないでくれ!」
というのが口癖の毎日でした。
これを被害妄想というのかも知れませんが、
本当に寝る時間も休日もない数年間でした。
誰だって忙しいんですよ。
誰だって大変だし、
誰だって疲れている。
そんなことは分かっている。だって当事者の一人ですから。
ただ人間は壊れてしまうか、持ちこたえるか…ふたつにひとつなだけ。
僕は壊れたんです、ただそれだけです。
よくある話ですね。
そんな時に限ってチャンスもやってくる。
NHKの朝ドラのお仕事を頂いたのが2006年。
その頃から精神的にも肉体的にも疲れのピークに突入していき、
その1、2年後に、
疲れはこともあろうに喉の腫瘍となって姿を現しました。
そして手術。
スケジュールを全てNGにして喉にメスを入れる。
その時点で、
「あかん…俺、何やってんのやろ?」
と、漸く立ち止まって考えることが出来ました。
どん底でした。
年表的に考えて、ちょうどその頃ですね、
み群さんのオアファーをお断りしたのは。
他にもありとあらゆるオファーをお断りしました。
「もう芝居はやめようと思っています」。
そんなことを僕が公言したなんて…これは本当に記憶がないです。
でも今の僕には、
当時の僕が考えていたことの察しはつきます。
『芝居を続ける為に今まずやるべきこと、それは芝居をやめることだ』
独特の論理ですね、僕にしか分らない理屈です。
これは口から出任せではありません。僕はあの頃を境に本当に芝居をやめました。
え?
今も芝居をしてるじゃないかって?
その頃までしていた芝居と、今やっている芝居は、
僕の中ではまったく別ものなんです。
僕は芝居をやめたから、芝居を続けられているんです。
…って、やっぱり僕にしか分らない理屈ですね。
理屈っぽいけど感情論です。
本能を優先するためのギリギリの理性と言いましょうか。
ふとしたことがきっかけで随分と長文になってしまいました。
でも、これは今の僕にとって必要な作業だったかも知れません。
もっと詳しい話は、いずれメルマガの『遠くに思えたあの町で』のコーナーにて書きますので、
ご興味のある方はどうぞ読者登録を♪
http://tanakasatoru.wix.com/home-1#!mail-m/cbq1
なんて、また宣伝に使っている^^;
星みずくPrezents「やさしい時間」では、
記憶もひとつのテーマになっています。
シンクロニシティでしょうか?
会場にて優しい時間をご一緒しましょう(^-^)
星みずくPrezents「やさしい時間」
場所: Dbar
日時: 7月13日(日) 17:30 OPEN / 18:00 START
Live Charge : 1000円 + 1 Drink 500円
ご予約・お問い合わせ 星みずく み群杏子のHOMEPAGE