田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

なんちゃって短歌集21

2013年09月11日 | 短歌



夏雲が空に浮かんでいるけれど君との秋を思って歩く


 風に乗るグライダーなら吹く風よどうかこのままあの娘のもとへ


単純にこんがらがって純粋にひねくれながら好きだと言った


 手に入る訳ないものを求めてはありふれたもの失う感じ


黄昏が終わっちまった駅前で偶然君に会えたらいいな


 ひと雨が過ぎ去るごとに消えてゆく淡い期待を抱いた季節


人知れず恋が終わったこの夜に誰かが恋に落ちてたりする


 流星を止められなくて見送った季節が僕をそっとしている


ここがもし世界の果てと言われても俺達ずっと続くって言う


 君のこと忘れかけては思い出す僕の頭にトンボが止まる


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ライブレポート 9/9 か... | トップ | 僕が不時着する場所 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

短歌」カテゴリの最新記事