田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

喜劇への道

2009年12月19日 | 日記
夜中に突然ベッドから飛び起き、
「うわ~!!」と腹の底から大声で叫びたくなるが、
そうもいかずに、深いため息を吐き出す。
そしてそのまま朝まで眠れないこともあれば、
記憶を失った様に深く眠りに落ちることもある。
ここ2、3ヶ月そんな精神状態で過ごしている。

少し大袈裟に書いてみたが、さほど誇張はしていない。
ギリギリ・・その少し手前の危うさが続いている。
何故そんな精神状態なのか?
台本執筆に向けてのプレッシャーである。
弱さを露見する様だが、
いちいち台本を書く度に、僕は毎回そこまで追い込まれるのである。

先日このブログにも書いた、とあるコンテストに提出した短編。
あれは締め切りの前夜に一晩で仕上げた。
プレッシャーは時間に対するものだけだった。
腕試しが目的の執筆であれば、サラサラっと書いて終わる。
しかし、自分の心を込めた作品であると自負する台本だとそうはいかない。
心臓や胃袋を吐き出してしまいそうなプレッシャーなのだ。
このプレッシャーはキャリアと比例して大きくなってゆく。

そんな新作の上演は来年の3月に予定されている。
この精神状態であと約3ヶ月過ごす覚悟だ。
恐怖はない。ただ覚悟があるだけ。
挑むつもりもない。ただ『産みの苦しみ』を受け入れるだけ。

昨夜、出演者の1人と会いミーティングをした。
ストーリーの草案が僕の中に降りて来たのは数週間前のこと。
昨夜の段階ではタイトルも未定だったが、
今日(ほんの数時間前に)タイトル候補も降りて来た。
台本はまだ一行も書いていない。今晩から執筆を開始するつもり・・でいる。

それにしても、たかが台本を執筆するにあたり、
僕はいちいち大袈裟なブログを書いている。

こんなブログを書いている暇があるなら、
さっさと台本を書き始めればいいのに。
格好つけて自己陶酔していると取って頂いて結構だ。
こうやって心の揺れと対峙しているのが、実際のところである。


それでも・・


僕の書く物語は、ほのぼとした人間喜劇なんだけどね。


宜しければ、来年の3月をお楽しみに。


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夢芝居

2009年12月18日 | 日記
今日は遅がけから舞台の打ち合わせです(^_^)

有り難いことに、年度末までに3本の舞台やイベントが入ってます。

「仕事や演じる役に、大きい小さいはない。」とゆうのがポリシーなんですが・・・

いやいや、「大きい小さいがない」とゆうか、全部が僕にとっては大きいです。

キャリアを積むほどに怖いぐらいのプレッシャーです。

若い頃は『当たって砕けろ!』で、
今は『受け止めて砕けろ!』

とは言っても・・絶対に砕けたりしないんですけどね(^^ゞ砕けるぐらいの気概を楽しんでるだけです(^_^)

悦に入って、人生喜劇を演じるって、楽しい♪

でもプレッシャーは本物なのだ。
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マイホームタウン

2009年12月17日 | 日記


『大阪は僕の故郷であり、僕は故郷で生きる人間である。』


大阪とゆう街が放つ独特なノリは特殊である。
しかし特殊じゃない街や国なんて、世界のどこにも存在しない。
地域も人も、それぞれ全てが唯一無二なのである。
そんなことを東京からの帰りのバスの中で実感した。

僕は大阪が嫌いだったりする。生まれたK市も嫌いだ。
ガサツで、汚くて、嫌味っぽくて、人情味を装いつつ世知辛い。
しかし、それらは全て自分の嫌な部分なのである。
つまり僕は自分の嫌な部分を、環境のせいにしているだけなのだ。
そのことに漸く気付いたのである。
このままでは大阪であろうが何処であろうが、
僕は街や世間や、自分の人生を好きになれそうにない。

ただ・・

そんなしょぼい人間やけど、やっぱり僕は僕なのである。
自分は自分以外の何者でもないから、もっと自分を大切にしたい。
そう思った途端に街や環境に感謝出来るほど僕は賢くないけど、
そう思えば、もう少し肩の力を抜いて生きて行ける様になるんとちゃうかな?

暮らす場所で人生の質が決まる訳じゃない。
ましてや人生の質で心の在り方が決まる訳でもない。

心の在り方が人生を彩るんや。

なんて格好つけてみたけど・・ほんま、そのとおりなんやろ。
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2泊1日?

2009年12月13日 | 日記
今すでにバスに乗って大阪に帰っているところです(^_^)

バタバタと来て、バタバタと帰る。

新宿駅周辺で迷子になって、
「あ、あの・・アルタってどこですか?」
と2回も人に尋ねて、若干ひかれました(^^ゞ

でも楽しい素敵な1日でした♪

有難う東京。

でも新宿は迷いの森だ。
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着いた~(^_^)

2009年12月13日 | 日記
午前6時。JR新宿駅のバス乗り場に到着。

眠れたような、眠れなかったような(^^ゞ

さて・・目的地まで移動したいけど、

右も左も分からへん。暗いし、寒いし。

まあ、のんびり楽しもう♪
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青春とゆう名のバス

2009年12月12日 | 日記
只今、東京に向かってます。

深夜のバスで(^_^)

大阪21:40発の『超特割青春号(新宿行き)』。

青春なんて名前のバスに乗って良いのだろうか?

何だかバスの車窓から見る梅田の風景が新鮮です(^_^)
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再生

2009年12月11日 | 日記
ボロボロだった自転車のカゴを修理したのは夏のこと。
100円ショップでやたらと細くて長い針金を買って来て、
自分でカゴを“縫った”のだ。
裂けてしまったプラスチックのカゴの網目に、針金を通してグイっと引っ張って、
グルグルっと巻いて、またグイっと引っ張って・・
約2時間、滝の様な汗を流しながらオペに取り組んだ。
まだ完全に修理が出来ていないカゴではあるが、
それでも修理以前よりは何とかカゴの役目を果たしてくれている。
第2期工事にも取り掛かりたいのだが・・
ちょっと面倒臭くなって放置していたりする。意外と肉体労働なので。

僕はあまりモノを大切にしない男である。これは明らかに悪い癖だ。
どうしてモノを大切にしないのか?
そこら辺の人格形成の軌跡を辿ると話が長くなるので、今日はやめておこう。
とにかくモノを大切にしないし、やたらと乱雑に扱うので、
僕の所持品は大抵がボロボロに傷んでいる。
しかし、それでいてやたらと物持ちが良いのも僕の特徴である。
最近はたと気付いたのだが、22歳の頃に買った革靴を今も履いていたりする。
モノを粗末にする人間なのか?大切に使う人間なのか?
僕の場合は雑に扱いながら、長く使い続けるとゆう変な性分なのかも知れない。

随分と長い間自転車のカゴがボロボロだった為、
そのカゴに入れる鞄もボロボロになった。
ボロボロのカゴから出し入れする度に、
いちいち鞄の布地が引っかかって破れるのである。
さすがに不細工に思えて来たので、先日新しい鞄を買おうかと思ったのだが・・

『ちょっと待て。金が勿体無い。あの鞄も自転車のカゴの様に自分で修理してみよう。』
と思ったのである。

裂けてボロボロになった切れ端をハサミで切り落として、
破れた部分を両面テープで貼っ付けてみた。
その際、接着面が狭くなったので布地を強引にグイっと引っ張って、
ベチャっと貼り付けたので、若干フォルムが変わってしまったけど。
仕上げに無数に散らばる小さな“ほつれ”を出来る限り丁寧に取っていった。
すると・・見るからにひどくボロボロだった鞄が、
まあ何とか普通にボロい鞄にまで再生されたのである。

「充分や。これで上等や。」

なんだか少し嬉しい。『金が勿体無い』なんて、さもしい発想なんだけれど、
お陰で自分の手でモノを再生するとゆう、小さな喜びを得られたのである。
こうして愛着を持てば、モノを雑に扱う僕の悪い癖も幾分修正される・・かも知れない。

再生すべきは自分自身の心なんだ。

なんて、きれいごとを言ってみたが・・・実際そのとおりなのである。
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さよならロジック

2009年12月09日 | 日記
捨てれば僕は

言葉を失うかな

見返りを求め

叫ぶ心よ破れろ

愛するより愛されたい人生だった

さよならロジック

さよならロジック

さよならロジック

アイソノモノ二

なれるかな

さよならロジック
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みどり色

2009年12月06日 | 日記


 愛していたい

色にすれば

心は何色

カタチにすれば

嘘になりがちで

本当の心

そのままに出来ず

生きる時間を

生きている

ただ

色にして

ただ

言葉にして

息をするように

愛していたいけど
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12月のマープルさん

2009年12月03日 | 日記
先日のイベント、ミス・マープルの『親切な郵便』は、お陰様で無事に終了致しました。

この作品は公演が1回、イベントが3回と、
有難いことに年内で計4回も上演することが出来ました。
やる度に新しい気付きもあり、反復の大切も知り・・
役者としては、とても恵まれた展開であると感謝しております。

いつもイベントの時は男性楽屋でのスナップが多かったのですが、
今回は女優陣を含む全キャストの紹介をさせて頂きます♪


(左から)グレタ役:門野恵子さん マープル役:坂本さやかさん ゲルトルード役:きたまことさん

そして、いつものコンビ、


(左から)ドブズ役:ニドカオルくん チャールズ役:田中悟


ミス・マープルの『親切な郵便』は、
ミステリーなんだけど、どこかほのぼととして温かい世界。
僕も個人的に大好きな世界観です。
柔らかな世界に触れて頂きながらも、
ほんのひと時、名探偵気分で謎解きを楽しんで頂けたなら幸いです。

今後も是非続けていきたいイベントであります。



 

上の写真はホテルモントレのチャペル。
静かで綺麗な空間に身を置くのは、とても良いことですね。



イベントの写真は、PT企画さんのブログでも見て頂くことが出来ます。
是非、クリックしてみて下さい♪
http://blog.livedoor.jp/pt_kikaku/archives/1026284.html
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