今日も宮城県沖で震度5強の地震があった。
さいわい津波はなかったようだが
このところ、立て続けに震度5クラスの地震が
宮城県沖で頻発している。
ニュースによれば
太平洋プレートが北米プレートに沈み込む境界付近で発生し、
東北地方太平洋沖地震(M9.0)の余震と見られるとのこと。
しかも、この余震はまだまだ続くとも・・・
10年前の記憶が、不安をかきたてる。
人知の及ばぬ天変地異は、防ぎようがないけれど
被害を最小限に抑えることは、決して不可能ではない。
老朽原発を抱えるわたしたちだからこそ
立ち止まって考えなおす必要がある。
おまえたちは、まだわからないのか!
と、天と地が慟哭している。
10年前のことを、もう忘れてしまったのか!
と、天と地が咆哮している。
津波が来なかったからいいのか?
メルトダウンしなかったらいいのか?
誰も死ななかったからいいのか?
10年という歳月は、何だったんだろう?
まるで何もなかったかのように、
原発の再稼働を推し進め、
山の尾根や、海岸沿いに大型風車を並べようと
躍起になっているこの国の政治家たち・・・
わたしたちが
天と地に見捨てられる日は、やがて来る。
市役所のサイレンが、いつになく大音量で
8年前のその時刻をつげた。
2011年3月11日午後2時46分。
日本中の人が、津波に飲み込まれる被災地の映像に
声を失くし、画面をみ続けた。
しかし、悲劇はそれだけで終わらなかった。
福島原発の崩壊というさらなる災害が
日本中を震撼させたのだ。
サイレンの音をききながら、自分の心臓の鼓動が
急に早くなってきた。
哀しみとともに、得体のしれない恐怖と怒りに
心臓が悲鳴を上げている。
どんな言葉をつなげても、
心から鎮魂の言葉をささげても、
被災地の人たちの失ったものが元に戻ることはない。
8年前のその時をさかいに、
わたし自身の生き方も大きく変わった。
果てしなく遠い闘いの日々だけど、
あきらめず、したたかに、しつこく生きていきたい。
携帯が見つからない。
固定電話の子機から携帯に
かけたけれど、ウンともスンとも言わない。
リュックの中身を床にぶちまけたら
ピカピカ・・・ピカピカ・・・着信あったよ~
と携帯が音もなく、光を放っていた。
議会のあいだは、携帯をマナーモードにする。
そのまま、元に戻すのを忘れていたことに今ごろ気づく。
朝から10件も電話がかかっていた。
お留守番サービスも4件あった。
電話をくださったみなさま・・・ごめんなさい。
あしたは3月11日。
東日本大震災、そして福島原発事故から6年だ。
3月11日を境に、わたし自身の人生も大きく変わった。
心の奥底にしまい込んでいた
「原発は怖い」「原発はあぶない」という思いを
初めて口にした。
「いつも市民派・ずっと無党派」と言いながら
原発のことから目をそらし続けていた自分が
とても恥ずかしい。
「3月11日」がめぐってくるたびに
あの福島の事故がなかったら、
わたしは今も口をつぐんでいたかもしれないと思うと
心が苦しくなる。
ふがいないわたしは、
心の中で、「3月11日」にごめんなさい・・・とつぶやく。
午後2時過ぎ、突然、携帯がとてつもなく大きな音でなりだした。
市役所2階の記者クラブ室にいたときである。
その直後に、ゆらゆらと地震の揺れが起きた。
これが初めての全国瞬時警報システムJ-アラートだったと
気づいたのは、少しあとだ。
10数秒を数えたころ、おさまった。
すぐさまテレビをつけると、鳥取沖が震源地で
震度5の表示が広範囲で示されていた。
14:09の敦賀市の緊急地震速報では、
予測震度4となっていた。
大きな縦揺れがなかったので、震源の深さは浅いと思った。
天災は忘れたころにやってくる・・・なんて嘘!
立て続けに天災が起きている。
とくに、日本列島は揺れ続けている。
原発は、正常に動いている・・・とニュースで流れたが
福島の事故からまだ、たったの5年半しかたっていない。
自然を侮っているとしか思えない原子力行政に、怒りがわく。
科学技術の過信のほうが、天災より怖いかもしれない。
朝日新聞デジタル版の【災害大国 揺れやすい地盤】から
http://www.asahi.com/special/saigai_jiban/
あなたの街の揺れやすさは?
我が家の住所では・・・なんと!
とくに揺れやすい!
地盤もさることながら、築40年以上経過している
木造家屋ときている。
ちょっと、ビビった・・・
こちらは、J-SHIS地震ハザードステーション
http://www.j-shis.bosai.go.jp/
今夜も熊本県で地震が相次いでいる。
午後8時42分の震度5強のあと、数分おきに震度3の余震が続いて
おきているのだ。
8時42分のあとも連続しておきた余震をいれると
震度1以上は568回という、驚異的な数字になる。
過去最高だった中越沖地震をおおはばに超え、最多の回数になった。
避難されたみなさんの健康被害が心配される。
精神的にも肉体的にもとうに限界を超えているはずだ。
障がいのあるかたや、こどもたち、病気を抱えている方、
高齢者など災害弱者にとっては、なおさらのこと。
すこしでもケアが行き届くように祈るばかりだ。
でも、そのケアを担う人もまた、被災者という現実もある。
遠くにいてもほんとうに、心が痛む。
ニュースによれば、
益城町中心部の直下に延びる新たな断層も現地調査で発見された。
布田川(ふたがわ)断層帯から分岐した断層は、
長さは約5キロ、横ずれ幅は最大約1.2メートルで、
M7に相当する規模という。
また、宇土市と八代市では、市庁舎が倒壊寸前という。
敦賀市役所も経年化と耐震の問題を抱えている以上、
他人ごとではない状態にある。
眠れぬ夜は今夜も続く・・・
いまだかって、経験がないと気象庁が困惑している
今回の熊本県を中心とした地震は、
九州全域の交通をストップさせてしまった。
新幹線が災害時の移送に必要不可欠だという推論は
もはや通用しなくなってしまった。
これだけ大きな余震が続くことで、堅牢であるはずの
コンクリートの建造物もあっけなく崩壊してしまう恐れもでてきた。
それでもなお、稼働し続ける川内原発・・・
あらたな「原発安全神話」が動き出している。
国は、責任を規制委員会にゆだね、
責任逃れに終始している。
阪神大震災も東日本大震災も教訓になっていない
現実が浮かび上がる。
眠れない夜がまだまだ続く・・・
「熊本県で、震度7」の地震のニュースが飛び込んできた。
震度7を記録した益城町では、火災や建物の倒壊もあるという。
震度6や5の余震もひっきりなしに続いている。
ここ最近の地震では、震源地が浅く、広範囲に揺れがおきている。
自然からの警告を、侮ってはいけないと
思い知らされている気がする。
今朝がたの地震は、震度2。
敦賀半島の先っちょの海が震源地だ。
いくら震度2だから・・・と言われても怖い。
大きな地震の前兆だとしたら・・・もっと怖い。