夕方、千葉半厓さんの通夜に行ってきた。
健さんとふたりで・・・
千葉先生とは、ほんとに長いお付き合いだった。
おでんや八新とも
そして健さんの書の師匠としても・・・
健さんは子どものころ
書道教室へ通っていたらしい。
で、千葉先生は
健さんが書いた八新のメニューの字を見て
〇〇先生のとこへ通っていただろ・・・
と、言い当てたのだ。
千葉先生の教室へ通うようになった時
10年間は「空」という字だけを
書くように言われたのである。
しかも健さんの雅号は「一空」
今も、毎日筆をとり
般若心経や好きな字を練習する健さん。
偉大な師匠のおかげである。
わたしは、書道が苦手というか嫌いだ。
小学生の時、書道の時間に
「山登り」と縦に三文字書くことになった。
「山」という一文字だけで
半紙の半分が埋まってしまったのをみた
先生が
「体、小さいくせになんちゅうデカい山や」と
大笑いされたのだ。
「名前、どこに書くんや?」とも言われた。
たしかにまっとうな指摘だけど・・・
それ以来、ほとんど筆を握ることはないけれど
大きな紙に大きな筆で
はみだすような大きな字を書いてみたい・・・
と、時々思う。