2008年12月20日(土曜日)
クリスマスはもう目の前・・・
だけど、我が家の家計は、
クルシミマス・・・
不景気風は、本町の飲食街にも
吹き荒れている・・・
閑古鳥の鳴く声までが
A・HO~ A・HO~と聞こえてくるようだわ・・・
その麻生総理のじいさまである、
吉田茂の妻の祖先が大久保利通という
生粋の政治家の家系だけど、
かの大久保利通は明治政府を切り盛りするために
借金だらけだったとか・・・
なのに麻生は、国を借金まみれにする!
今日、内示された2009年度の予算の財務省原案。
新聞報道はわかりやすく知らせようと、
あの手この手で、庶民の家計簿に
置き換えて記事を掲載している。
アソウさんちだのタロウさんちだの・・・
でも、そんな名前じゃ、誰も庶民だって
おもわないわよねぇ・・・
☆共同通信社の語呂合わせ
☆産経新聞
☆読売新聞
☆朝日新聞
それぞれの記事を取りそろえてみました。
あなたは、どの記事に?
そうそう、整備新幹線は要求通りの
予算が計上されたみたいですね・・・
新幹線いらない派のわたしには、
フ~ン・・・(不運とも書く)
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008122001000170.html
【晴れ晴れといかぬ世に
財務省原案の語呂合わせ】
2009年度予算の財務省原案の一般会計総額は、
88兆5480億円。
特別会計の積立金など「霞が関の埋蔵金」をひねり出し、
過去最高となったものの、景気の急降下に
歯止めをかけられるかは不透明。
国民からは
「晴れ晴れ(88)とい(5)かぬ世(4)に、
や(8)りきれ(0)ない」との声も聞かれそうだ。
「総選挙の顔」として登場した麻生太郎首相も
就任3カ月で早くも人気に陰りが出てきた。
漢字の読み間違いも痛かった。
自民党内からは
「やっぱり(88)解散後(5)も
支(4)持率低迷は(8)こまる(0)」との不満も。
そのため、お笑いタレントのエド・はるみさんからは
「やや(88)誤(5)解もされてるわ。
し(4)っかりや(8)ってよ、
わ(0)らってグー」と励まされそう。
非正規労働者の解雇など雇用不安が広がる年の瀬。
来年こそは
「はばたこう(88)。
い(5)つかは喜び(4)がや(8)ってきて
くれ(0)るように」と、
希望に満ちた1年にしたいものだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081220/plc0812201931004-n1.htm
【予算財務省原案】大盤振る舞い、
暮らしどうなる? アソウさん一家の場合
20日内示された平成21年度予算の財務省原案は、
一般会計総額が過去最大の88兆円台に達し、
大盤振る舞いになった。
景気後退の影響が深刻になる中、
暮らしはどう変わるのか。
アソウさん一家の暮らしをみてみよう。
(〔数字〕の注釈は別項で)
「こりゃあ、ちょっと恥ずかしいなあ」。
赤いチャンチャンコと赤いずきんを身につけ、
タロウさんが居間に入ると、
家族から歓声と笑い声が上がった。
きょうはタロウさんの還暦祝い。
息子や孫たちに「ぴったりだ」とからかわれ、
照れ笑いした。
東京に住む長男のショウイチさんが
東北の実家に帰省するのは久しぶり。
「そっちの暮らしはどうだ」と
タロウさんが声をかけた。
「景気〔1〕が悪くて大変。
ボーナスも大幅カットだよ。
どこかに埋蔵金〔2〕でも埋まっていないかなあ」
定額給付金の支給を受けたがボーナスの減額を
考えると焼け石に水だ。
景気後退で日本を代表するトヨタ自動車が
赤字になりそうだとか、
ソニーは1万6000人の人員を削減するとか
暗いニュースばかり。
雇用問題〔3〕は人ごとではない。
「うちの会社もリストラを考え始めたようだ」と
心配顔なのは、大阪に住む二男のカオルさん。
遠路はるばる家族4人を乗せてマイカーで帰省した。
高速道路料金の引き下げ〔4〕で、
新幹線よりも安上がりになったからだ。
エコカー減税〔5〕で安くなるのを機会に
燃費のいい車に買い替え、さらに節約しようと考えている。
3人兄弟で一人実家に残るヨウイチさんはまだ大学生だ。
バイトでためたお金を元手に株式投資〔6〕を始めたが、
このところの株価下落で、
「せっかくのバイト代が台無しになった」と嘆いた。
景気の悪い話ばかりの3人にタロウさんが割って入った。
「実は引退を考えている。
その前に後継者を決めておきたいんだ」。
還暦を機に経営する和食レストランの
跡継ぎを決めるつもりだった。
後継者問題〔7〕は、タロウさんだけの悩みではない。
取引先のジミン食品は優秀な後継者が見つからず、
1年ごとに2回も社長が交代する始末。
前の2人はオザワ商事との競争に耐えられず、
途中で仕事を投げ出してしまった。
つきあいの深い洋食レストラン「オバマ亭」が、
47歳の若手社長を抜擢(ばつてき)したことが、
タロウさんはうらやましくてならない。
だが、「無理だよ」と3人は口をそろえた。
ショウイチさんは住宅ローン〔8〕が残っているうえ、
子育て〔9〕に忙しい嫁に頭が上がらない。
カオルさんも肌の合う関西を離れる気はない。
「ヨウイチ、お前が跡を継げ」と2人が声をそろえると、
ヨウイチさんは「待ってよ!
僕にも仕事を選ぶ権利がある」と食ってかかった。
「こんな話急にされても、
3年後に改めて考えようよ」と3人。
消費税率引き上げと同じように3年後の約束だけで、
何とかこの場を切り抜けようという作戦だ。
タロウさんの顔がみるみるチャンチャンコと
同じ真っ赤になった。
「そんなに継ぎたくないのか!」
怒り出したタロウさんをなだめようと
妻のユウコさんが割って入った。
「あなたKYねえ」
「なんだ、それは」
「『空気(K)が読(Y)めない』という意味よ。
せっかくのお祝いなのに」
「今は、首相みたいに
『漢字(K)が読(Y)めない』だよ。
父さんの場合は、さしずめ
『子供(K)の気持ちが読(Y)めない』だね」
タロウさんも負けずに言い返した。
「いや違う。
『還暦(K)の親にもっと優(Y)しくしろ』だ」
◇
〔1〕景気
後退局面に入った景気を下支えするため、
平成20年度2次補正予算で1人当たり
1万2000円の定額給付金を支給
(子供・高齢者は2万円)。
21年度予算案では雇用創出のため、
地方交付税を1兆円増額するほか、
経済の緊急事態に備えた1兆円の予備費も新設する。
〔2〕埋蔵金
特別会計の剰余金や積立金などを取り崩し
予算の財源に活用。
21年度から基礎年金の国庫負担割合が
2分の1に引き上げられるが、2年間は、
財政投融資特別会計の積立金を充てる。
〔3〕雇用問題
失業手当の原資となる雇用保険の
保険料率を21年度に限って
0・4ポイント引き下げ0・8%に。
月収30万円の会社員は毎月1800円の負担が
1200円に減少する。
再就職支援対策に20年度第2次補正予算と
21年度予算で計2200億円を充当する。
〔4〕高速道路料金の引き下げ
東京・大阪の大都市圏を除いた地方圏の高速道路は
土・日曜日、祝日は原則1000円で乗り放題。
平日は3割引で、1000円未満の短距離は対象外。
自動料金収受システム(ETC)の利用が条件。
20年度2次補正予算に5000億円を計上した。
〔5〕エコカー減税
購入時の自動車取得税と重量税、
車検時の重量税を減免。
電気自動車などの次世代車や最新の
ハイブリッド車は免除、その他の低燃費車は
性能に応じて50%か75%を軽減する。
〔6〕株式投資
上場株式の譲渡益・配当にかかる税率を、
本来の20%から10%に下げる優遇措置を
23年末まで延長。
24年からは年間100万円までの株式投資で
得た譲渡益・配当を非課税とする
少額投資非課税制度を導入する。
〔7〕後継者問題
中小企業の後継者の相続税負担を軽減する
事業承継税制で、21年度から後継者が
引き継ぐ株式にかかる相続税の8割の納税を猶予する。
〔8〕住宅ローン
長寿優良住宅に23年末までに入居した場合、
所得・住民税から10年間で過去最大規模の
600万円(年間60万円)を税額控除する。
〔9〕子育て
出産・子育て支援に20年度第2次補正予算で
約2400億円を充当。
各都道府県に「安心こども基金」を設け
保育サービスを拡充するほか、第2子以降の
幼児がいる世帯に1人当たり3万6000円の
「子育て応援特別手当」を支給することや
妊婦検診の無料化の拡充を措置する。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081220-OYT1T00824.htm?from=top
【アソーさんちは火の車!
税収など家計に例えると】
20日に内示された2009年度予算の
財務省原案の1兆円を10万円に置き換えて
家計の年収に例えてみた。
「日本政府株式会社」で働くアソーさんの
暮らしぶりは果たして……。
アソーさんの年収(税収)は461万円。
景気後退の影響で今年から75万円もカット
(税収減)されたことが響き、家計は火の車だ。
住宅ローンの元利返済(国債費)や
田舎への仕送り(地方交付税)だけで、
年収の8割にあたる360万円余りが消えてしまう。
しかし、医療費など(社会保障費)は30万円も増え、
妻におねだりされたリフォーム代(公共事業)の
出費もばかにならない。
生活費(一般歳出)は過去最高の
517万円に膨らんでしまった。
そこで妻のヘソクリ(埋蔵金)も取り崩して
90万円余りを確保したが、それでも全く足りず、
結局、カードローン(新規国債発行)で
333万円も借りてしまった。
積もり積もったローン残高は5800万円にも
膨れ上がり、完済のメドは全く立たない。
(小川直樹)
http://www.asahi.com/politics/update/1220/TKY200812200171.html
【09年度予算、家計なら…
月収9万円減でも大盤振る舞い】
日本の財政を、平均的なサラリーマン世帯
「太郎さん一家」に置き換えると――。
太郎さんが勤める「日本株式会社」は、
取引先(米国)の経営危機の影響で業績が悪化し、
毎月の収入(税収)が前年より9万円も減った。
でも、一家には支出がかさむ事情が目白押しだ。
しのびよる危機への備え(経済緊急対応予備費)
などで生活費(一般歳出)は5万円も増加。
田舎の親族の生活も苦しいからと仕送り
(地方交付税など)も1万円増。
世間体(選挙)を気にしたのか、大盤振る舞いだ。
一方、町内会の奉仕活動
(海外無償資金協力と技術協力)は3400円。
美化活動(環境省所管予算)も2400円。
ご近所(国際社会)から後ろ指を指されそうだ。
代々、浪費癖のある一家。
借金(国債残高)は実に約8千万円。
元利払い(国債費)の負担で月収ではやりくりできず、
新たな借金(新規国債)を繰り返してきた。
それでも3代前の純一郎さん以降、
「浪費と新たな借金は抑える」と約束し、
我慢してきたが、今年は裏庭に隠してきた
先祖代々のお金(埋蔵金)まで掘り返す始末だ。
明日のため、子どもに投資すべきなのだが、
教育費(文科省所管予算)は6万円だけ。
目の前の収支合わせに追われる。(神谷毅)