9月28日、上関町役場で行政視察。
10時からの視察に間に合わせるには、
祝島を6時45分発の船に乗らなければならない。
上関到着は、7時20分・・・2時間以上もどうする?
で、前日から取材に来られていた毎日新聞・山口支局の記者さんが
ご自分の車で上関町を案内してくれるとことになった。
まずは、原子力発電施設等立地地域特別交付金事業で
たてられた施設へ向かった。
交付金で建設された3点セットとも呼ばれているらしい。
こちらは、中国電力の準備事務所
9時半過ぎに役場へ到着。
対応してくださったのは、総合企画課課長と原電対策室の職員さん。
町議会からは、西議長と岩木副議長、それに議運の海下委員長という
そうそうたるメンバーである。
普通、行政視察は担当課職員のかたが説明してくれるものだが
なんと、事前に提出してある質問に対し、
議会の重鎮のお三方が回答するという、
初めての体験をさせてもらった。
行政側の職員さんは、もっぱら議長の指名で補足説明をするだけ。
もちろん、議事進行は議長。
視察報告書を提出するために、質疑応答をスマホで録音した。
始まる前に、録音の許可もちゃんといただきましたよ。
終了後、担当課の職員に建設予定地を見学したいので
案内してもらえないかお願いした。
中電さんにお伺いを立てたらしく、受け入れの準備ができていないので
受けいれられないとのこと。
まあね、仕方ないわ・・・
そして役場の中には、こんなポスターも・・・
中電からの寄付金は、トータル32億円。
「支えあい基金」に積み立てられ、さまざまな事業に使われ
住民は助かっているとのこと。
原発は、人口と税収をプラスに導く手段だと明言されていた。
お昼過ぎに役場を後にして、道の駅「上関海峡」でランチ。
ランチの後、記者さんの車で、
建設予定地近くまで連れて行ってもらった。
けっこう、遠い。
山道をクネクネと上っていく道は、軽自動車しか通れない。
行き止まりに車を駐車し、山道を登り山頂から海岸へ向かって
おりたところが、予定地だという。
今のわたしの体力では、到底無理・・・である。
陸路から見えない原発といえば、大飯と同じだ。
途中の山間では、トンネル工事が進められていて
建設工事用の道路になるのかもしれない。
山口県上関町・・・なんたって山口県はアベ君のふるさと。
西議長の席の後ろには、でっかいでっかいそりゃぁでっかい、
若かりし頃のアベ君の写真が堂々と貼ってあった。