イグノーベル賞に輝いたという「股のぞき」をやってみた。
やりながら、学生のころ「天橋立」へ行ったことを思い出した。
たったひとりで、京都から山陰線の鈍行で行った。
なぜ、「天橋立」へ行ったかというと、
「股のぞき」をするためである。
「天橋立はな、股からのぞいて見なあかんのやで・・・」
「なんで、股からのぞいて見なあかんの?」
「ええことがあるさけに、きまっとるやろ」
と、こどものころ聞かされたせいだ。
股からのぞく景色は、不思議な世界に思えた・・・
ちょうどその日は、小雨模様だった。
海が陸地より上にあって、雨が下から降っている?
思わず、お~! と声が出た。
そのあと、ええことがあったかどうか・・・今は記憶にございません。
で、今日は庭に出て、こっそり股のぞきを試してみたのである。
頭を元に戻したとたん、グラグラとめまいがした・・・
もうちょっとで、こけるとこだった。
今度は美術館で、作品をさかさまから見てみたいという
衝動に駆られているわたしである。