2011年3月24日(木曜日)
わたしが3月議会の一般質問でとりあげた「学校教育と教育委員会」・・・
内容は、教師からの児童・生徒への体罰等暴力についてだ。
教師から体罰と言葉による暴力を受け、教師と学校への恐怖感から
登校できなくなった児童とその保護者に、
わたしは第三者としてかかわってきた。
第三者というのは、保護者と学校側との話し合いの場に立ち会ったからである。
その過程でみえてきたことは、学校側が教育委員会にたいし、
報告や相談、連絡を取っていなかったということだ。
話し合いの中で、校長と教師はたしかに体罰であったと認めている。
しかし、いつの間にかそれは「行き過ぎた指導」だったと
訂正されてしまっている。
これまでにも、今回の件だけではなく教師からの
暴力行為があったことは保護者等からの聞き取りでわかっていた。
しかし、学校側にも教育委員会にも記録は何もないのだ。
教育長は過去3年間にこのような事例の報告は1件もないと
答弁している。
学校も教育委員会も問題を丸く収めることしか考えていないようだ。
丸く収めるというのは、つまりは教師と学校と教育委員会に
傷がつかないようにということに他ならない。
敦賀の学校にはこどもたちにとって、ほんとうにいい先生が
いっぱいいるのも事実だ。
でも一部の教師の暴力行為で傷ついた児童生徒もじっさいに
存在しているのも事実なのだ。
すでにこの問題は、今回の当事者である児童とその保護者、
そして学校側だけの問題ではなくなってきているのに、
教育委員会は、当事者になることを避けようとしているようだ。
ただ、学校教育課の担当の先生方はほんとうに
一生懸命、今回の事件に親身になってかかわってきてくれた。
しかし、だされた結論は学校側の保護者への謝罪にたんに、
立ち会うだけ・・・
県の教育委員会の指導なのかどうかは定かではないが・・・
教育委員会として、謝罪会見をおこなったうえで、
今後の対応策をどうするのか、発表するのが教育委員会としての
あるべき姿だとわたしは思っている。