はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

土公さんの思い出・・・

2016-08-01 | ニュースから

福井新聞に北小学校の校庭にある「土公さん」の記事があった。

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/101331.html

この土公と呼ばれる塚状の林は、学校が隣接する気比神宮の飛び地。

校庭内にあるが、れっきとした“境内”だ。

「主祭神・伊奢沙別命(いざさわけのみこと)が最初に降り立った場所。

702年に社殿ができるまでは、この場所を祭祀場としていた」

と同神宮の福本祐喜宮司(56)。

こんもりした林はいわば、気比神宮始まりの地なのだ。


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この土公さん、弘法大師・空海にもゆかりがある場所。

空海が唐に渡る前にこの氣比神宮を訪れ、

航海の安全を祈るためが祭壇を設けて

7日7夜の大業を修した場所だと言われている。

 

土公さんには、ぜったい登ったらあかんにゃで・・・

と、小さいころから言われてきた。

こどもたちのあいだでは、

登ったら、罰が当たるとか祟りがあると噂していた。

 

今は、土公さんの周りに柵が張り巡らされているけれど、

昔は柵なんか、なかった。

 

秋になると、土公さんの大きな椎の木には、立派な椎の実がなる。

この椎の実も食べると罰が当たって、腹いたを起こす・・・

なんて言われていた。

 

北小学校のこどもたちにとって、気比さんの杜は

遊び場所でもあった。

 

春には、シロツメクサを編んで長い縄をつくったり、

四つ葉のクローバーを探して回った。

シービービーもいっぱいあった。

 

9月の気比さん祭りには、教室のすぐそばに

サーカスのテントが張られ、窓から見えるのだ。

3年生の時、クラスにサーカスの団長さんのこどもが

転入してきた。

団長さんがみんなを招待してくれて

サーカスの見物をしたのも思い出の一つ。

 

冬には、誰も歩いていない雪で埋まった参道に足跡をつけたり、

雪の上にみんなで倒れて、人型をつくったりした。

 

土公さんのニュースを読んで、昔が懐かしくなった。

これも歳をとったせいなのかなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

 

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