あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

日本共産党大東市議会議員で看護師のあらさき美枝(新崎美枝)が思い、感じる政治のこと

介護はずしが条件の加算は見直すべき

2020年07月07日 | 介護保険制度
大東市で訪問・通所型サービスを終了し、元気でまっせ体操へ誘導(ムチ)することで、加算(アメ)がもらえる仕組みが2020年3月から始まっています。

大東市では要支援1・2の予防ケアプランは、例外を除きすべて地域包括支援センターが作成していました。

大東市は昨年から民間の居宅介護支援事業所のケアマネージャーに再委託していく方針に切りかえました。

 方針を切り替えた理由の一つとしてケアマネージャーの質の向上としています。

しかし、予防ケアプランを引き受ける事業所は少なく、ケアプラン難民が発生していました。
 
大東市や基幹型包括支援センターは、ケアマネジメントの適正化のための指導と称してケアマネージャーの立てたプランを非難し、利用者目線に立たない高圧的な指導を行ってきました。

ケアマネージャーの多くは要介護認定者のケアプランを多数抱えている事もあり、予防プランを引き受けないという無言の抵抗が行われていました。
 
今回の改定通知には予防プランは持てないケアマネには、包括支援センターによる要介護1要介護2のプランの点検をするという、ケアマネにとっては「脅し」ととれる通知になっています。
 
介護事業所経営としては予防ケアプランを引き受けるには採算の合うように加算が取れるプランにしなければならず、今回の改定は介護サービスから利用者を追い出すことがさらに加速することに繋がります。

 【私の主張】
加算の仕組みは他になく評価できます。居宅事業所を守り、ケアマネージャーの雇用を守ることに繋がります。しかし、介護サービスが不要となった場合の加算であり、この加算は介護サービスから利用者を追い出す加算であり容認できない。
加算の条件を緩和すべきである。


【大東市の回答】
この加算につきましては、昨年度から始めたもので、実態をよく把握し、状況を見ながら、また見直しも必要かと思います。検討してまいります。状況を見てまいります。


大東市は状況を見て必要であれば見直しも…と言っていますので、引き続きケアマネージャーや現場の声を聞きながら良い介護を目指していきたいと思います。




【図の説明】

✰自立支援推進事業①3756単位は、ケアマネジメントによって週1回以上の地域活動に参加し、3カ月継続した場合に対象
 対象となる地域活動は、大東元気でまっせ体操のほか、趣味や習い事など自宅から外出して行う活動も含める。
 例として、絵画教室・カラオケ・サークル・友人とのお茶会等があり、2つ以上の活動を合わせて考える事も可能。

✰自立支援推進事業②3756単位は、総合事業における訪問・通所型サービスが不要となり、週1回以上大東元気でまっせ体操に参加し、3カ月経過した場合に対象とする(福祉用具や訪問看護は継続可)

※1単位11・05円

 訪問・通所サービスを終了し、元気でまっせ体操を継続している場合に、①②合計7512単位が加算される。
 要介護1・2のプランでは1プラン月1057単位となっている。
 要支援1・2のプランでは1プラン月431単位と半分以下。
 これに、上記の①②合計7512単位が加われば、要介護1・2のプラン12カ月分と同額となります。

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