ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

反物質

2013-03-03 10:22:59 | 本を読んで
桜井邦朋さんの「数式なしでわかる物理学入門」の

自分の関心の向くところだけちらっと読んだ。

「物質は究極的には何からできているか」の章。

この章の中に、

「この現実世界を構成する物質と基本の構造が裏返った世界を

構成する“素粒子群の存在”が現在では明らかにされている。

これらは 反物質の世界 と呼ばれている。

反物質は質量は不変だが、物質粒子と電荷その他の物理量について、

反対の性質を持っているのである。

不思議に感じられるのは、私たちや私たちをとりまく世界がなぜ

物質世界から成り立っているのかということである。」

こういうことが明らかになるのは宇宙の創造についての疑問が解けるときだろうと

推測されているらしい。

ど素人の全くの思いつきに過ぎないんだけど、

素粒子である反物質って意識とか意志のことかなと思う。

私たちの世界が何故物質世界から成り立っているのかという疑問を云っているけど、

目に見えるものはすべて目に見えないものから生じるのだと思うので、

物質世界から成り立っている、その前に物質ではない世界があるのは当然かなと思う。

今まで意識は素粒子なんじゃないかっていう仮説でいろいろと考えてきたけど、

その仮説で考えるといろんな例が説明できるから。

植物の種も物質だけど、成長するという意志を持っている。

ど素人、予め知識がない私は勝手に考える。

古い事の記 ②

2013-03-03 09:37:25 | 新聞を読んで
先週に続いて毎日新聞日曜版「神宮とおおやしろ 日本の原像を探る」を読んだ。

出雲大社の社殿は高くないといけない、という。

地上の大国主神が天上の高天原に国土を譲る条件として、

高大な住居を建てるということを約束させたので、

出雲の社殿は小さいと意味をなさないらしい。

「神々同士の約束など、現代の目で見ればまさに神話に違いないけれど、

そうした神話が語られた時代の人たちはそれが歴史だと信じていた。

だから神話の中身が事実として実現していなければならない。

神話が歴史をつくるというのはまさにこういうことなのである。」

・・・これを読んで、アレっ?と思った。

神話が歴史をつくる、とはそういうことじゃないんじゃないか・・・が浮かぶ。

物事の道理を神話を通して伝える、そのことで、

結果的に人々でつくることになる歴史がつくられる、のではないか・・

かたちじゃないんじゃないか・・・

伝えたいことがみんなに伝わるかどうかは又別のことだけど。


この他に今日の記事の中には面白いことが載っている。

島根の古代文化センターの関さんという人の言。

天照大神の長男は地上を治めるために下ろうとするが、

天上から地上を見て、騒々しく荒れているようだと怖気づき、

、天下るのをやめた。

一番だらしない男が今の皇室の直接の祖先である。

記紀がなんでこんな情けない話を載せたのか不思議・・というもの。


地上が騒がしく荒れている時に、それをなんとかしようと思って、下手な行動をとるより、

時期が来るのを待つ、というのも賢い手ともいえると思った。

まぁ、皇室の祖先がだらしない、という解釈もなかなかいいもんだけど。