泊りがけで夫と二人一緒に出かけられたのは、夫の弟が我が家に滞在中だからなんだ。
そうだ、じゃあ、行って来ようかと急に決まった。
二人で京都に出かけてくる、と夫が話したら、
義父は「何しに行くんじゃ?」と言ったそう。
出かけるのは用事のため、というのが義父にはある。
私たちが出かけるときはだいたい人に会いに行く、用といえば用なんだけど。
そのせいか、知り合いでもおるんか、とも。
ただの旅行だと話してもすぐにはわからない風だったそう。
ぶらぶらして来るんか、と最後には納得したよう。
まことその通り。ぶらぶらして来た。
義父にとって旅行なんてのは人生で関係ないものだったのかもしれない。
働いているのが一番気楽だったようだ。そんな感じがする。
私たちの友人が家に来ると、必ずどんな仕事をしてるのかと聞く。
60才を遠くに過ぎているような人にでも仕事は何かと聞く。
仕事をしているとわかると安心するみたい。
仕事をしていないことを引け目のように感じるような日々だったんだろう。
そんな素振りを感じることがあった。
朝寝をして、雨戸をいつまでも閉めておくといったことを嫌う。
寝ていたくても、雨戸を開けて、それからもう一度布団に入る・・そんな感じ。
仕事するのがいい、朝寝坊なんかするもんじゃない、
・・そういった気風のなかで暮らして来たんだろうなと思う。
三つ子の魂百までもというけど、百歳近い義父を見ていると、
そういう受けて来たものをずっとしょって来たのだなぁと思う。
そうするもんだ、と思いこんで。
義父一人に限らない。ずっと義父よりは若い私だけど、
長い期間、そういう思い込みをしょって来た。
天気のよい日、早起きするのはとてもいい気分のモンだし、
元気に仕事できるのは楽しいもんだけど、
休みたい時、仕事するのがいいという思い込みは、ひとを苦痛にする。
自分が見る世界は、人生は、自分そのものだから、
変えたい部分があるなら、変えられる。
そうだ、じゃあ、行って来ようかと急に決まった。
二人で京都に出かけてくる、と夫が話したら、
義父は「何しに行くんじゃ?」と言ったそう。
出かけるのは用事のため、というのが義父にはある。
私たちが出かけるときはだいたい人に会いに行く、用といえば用なんだけど。
そのせいか、知り合いでもおるんか、とも。
ただの旅行だと話してもすぐにはわからない風だったそう。
ぶらぶらして来るんか、と最後には納得したよう。
まことその通り。ぶらぶらして来た。
義父にとって旅行なんてのは人生で関係ないものだったのかもしれない。
働いているのが一番気楽だったようだ。そんな感じがする。
私たちの友人が家に来ると、必ずどんな仕事をしてるのかと聞く。
60才を遠くに過ぎているような人にでも仕事は何かと聞く。
仕事をしているとわかると安心するみたい。
仕事をしていないことを引け目のように感じるような日々だったんだろう。
そんな素振りを感じることがあった。
朝寝をして、雨戸をいつまでも閉めておくといったことを嫌う。
寝ていたくても、雨戸を開けて、それからもう一度布団に入る・・そんな感じ。
仕事するのがいい、朝寝坊なんかするもんじゃない、
・・そういった気風のなかで暮らして来たんだろうなと思う。
三つ子の魂百までもというけど、百歳近い義父を見ていると、
そういう受けて来たものをずっとしょって来たのだなぁと思う。
そうするもんだ、と思いこんで。
義父一人に限らない。ずっと義父よりは若い私だけど、
長い期間、そういう思い込みをしょって来た。
天気のよい日、早起きするのはとてもいい気分のモンだし、
元気に仕事できるのは楽しいもんだけど、
休みたい時、仕事するのがいいという思い込みは、ひとを苦痛にする。
自分が見る世界は、人生は、自分そのものだから、
変えたい部分があるなら、変えられる。