ハーブやお花を育てるのが好きな方なら、
よくご存知のゼラニウムは、鉢植えでも、
プランターでも丈夫に育ち、とても種類が
多いハーブです。
香りによってミント、ローズ、レモン、ストロベリー、
パイナップル、アップルなどのグループに分ける
ことができます。
アップルゼラニウム
パンジーゼラニウム(スプレンデッドゼラニウム)
園芸種や、アロマテラピーで呼ばれている
『ゼラニウム(和名ー風露草)』は、
本当は『ペラルゴニウム(和名ー天竺葵)』という名前です。
同じフウロソウ科でも、ゼラニウム属と
ペラルゴニウム属に分かれていますが、
以前は同じゼラニウム属とされていました。
ですからアロマテラピーでゼラニウムと呼んでい
る精油は『ペラルゴニウム』で、
PelargonimOdoratissimumは、
かすかにリンゴのような香りがしますが、
P.graveolensはローズの香りが葉や茎から香ります。
ローズゼラニウムの花
ゼラニウムという名前は、その種子が
鶴(ギリシャ語でgeranous)のくちばしの形に似ていて、
ペラルゴニウムは種子が
コウノトリ(ギリシャ語でpelargos)のくちばしの形に
似ているというのが由来だそうですが、
鶴もコウノトリも形は似ていると言えば似ていますよね。
ここでは、ややこしいので、以後通称のゼラニウムで
お話をすすめます。
ゼラニウムは何世紀もの間、
キズや腫瘍、骨折の薬として使用されたそうで、
また悪霊除けになるとされ、家の周りにたくさん
植えられていたそうです。
イギリスのビクトリア朝時代には、
冬になると鉢植えにして部屋に入れ
スカートが触れる高さに置き、
部屋を行き来するたびに、スカートが葉に触れ、
芳香が部屋にたちこめるようにし、
香りを楽しんだようです。
原産地はアフリカの喜望峰あたりだそうですが、
19世紀に入るとフランスの香水会社が、
バラの香りのするこの精油を使い始め、
アフリカの東にあるレユニオン島
(昔はブルボン島と呼ばれていた)で、
精油の商業的な生産が行われました。
20世紀に入るとモロッコでも生産を始めました。
フランスやレユニオン島を産地とする
ブルボンタイプやモロッコタイプ、エジプト産などは、
品質がよくローズのような甘い香りですが、
中国産は、少しハーブっぽい軽い感じで、
ローズのような香りも軽く品質が劣ります。
ゼラニウムは多くの香水と石ケンに用いられていますが、
ローズの香りを模造するのにも多く使われています。
最近夏になるとよく見かける蚊連草(かれんそう)は、
ゼラニウムの仲間で、チャイナグラス(シトロネラ草)と
アフリカンゼラニウムを異種交配して
開発されたものだそうで、
主成分のシトロネラールに蚊の忌避効果があり
防虫や殺虫に役立ちます。
実際イギリスの有名なキューガーデンにおける実験で、
葉っぱを食べる害虫の幼虫にゼラニウム精油を
希釈してスプレーすると、葉っぱを食べなくなり、
餓死するということが判明したそうです。
効能
◎心に対する働き
心の強壮剤として、ストレスを減少させ、
不安や心の動揺を鎮め気持ちを明るく高揚させ
心のバランスをとってくれます。
生理前や、更年期のイライラなどの症状にも役立ちます。
◎身体に対する働き
血液に対する働きにおいて、この精油は二面性があり、
止血効果と血液の流れをスムーズにするといった
血管を拡張したり、収縮させたりする働きがあり、
やはりバランスをとるオイルと言えます。
血液の流れをスムーズにするので、しもやけに、
利尿作用があるのでセルライトや、むくみを
改善するのに役立ちます。
そしてホルモン系の働きを正常にするので、
PMS(月経前症候群)や更年期の不快な症状、
乳房のしこりや腫れなどに効果を発揮します。
また肝臓、腎臓の強壮にも役立ち、
体液が滞留するのを防ぎ、
毒素を身体から排出するのに役立ちます。
美容
肌に対してもバランスをとるのに効果的で、
皮脂分泌のバランスをとって、
皮膚細胞のターンオーバーを遅らせてくれます。
むくみや、肌色が冴えないときに、
血液の流れを改善し、正常な状態へと導いてくれます。
おすすめブレンド
◎みずみずしさが無くなってきた肌(老化肌)に
ブレンドa)
ゼラニウム 2滴
パチュリー 1滴
ローズウッド 3滴
*キャリアオイル(オリーブオイルなど)30mlに、
ブレンドa)を入れてマッサージオイルを作り、
1~2滴を手にとり、朝晩マッサージする。
フェイスに使用する場合は、キャリアオイル60mlに
ブレンドする。
◎気持ちが落ち込んだり、ストレスでクタクタのときに
ブレンドb)
ゼラニウム 2滴
ゆず 2滴
ラベンダー 2滴
*芳香浴には、ブレンドb)をアロマポットに2~3滴入れる。
*キャリアオイル(オリーブオイルなど)30mlに
ブレンドb)を入れてマッサージオイルを作り、
1~2滴を手にとり、みぞおちや、首筋、足の裏に塗ります。
よくご存知のゼラニウムは、鉢植えでも、
プランターでも丈夫に育ち、とても種類が
多いハーブです。
香りによってミント、ローズ、レモン、ストロベリー、
パイナップル、アップルなどのグループに分ける
ことができます。
アップルゼラニウム
パンジーゼラニウム(スプレンデッドゼラニウム)
園芸種や、アロマテラピーで呼ばれている
『ゼラニウム(和名ー風露草)』は、
本当は『ペラルゴニウム(和名ー天竺葵)』という名前です。
同じフウロソウ科でも、ゼラニウム属と
ペラルゴニウム属に分かれていますが、
以前は同じゼラニウム属とされていました。
ですからアロマテラピーでゼラニウムと呼んでい
る精油は『ペラルゴニウム』で、
PelargonimOdoratissimumは、
かすかにリンゴのような香りがしますが、
P.graveolensはローズの香りが葉や茎から香ります。
ローズゼラニウムの花
ゼラニウムという名前は、その種子が
鶴(ギリシャ語でgeranous)のくちばしの形に似ていて、
ペラルゴニウムは種子が
コウノトリ(ギリシャ語でpelargos)のくちばしの形に
似ているというのが由来だそうですが、
鶴もコウノトリも形は似ていると言えば似ていますよね。
ここでは、ややこしいので、以後通称のゼラニウムで
お話をすすめます。
ゼラニウムは何世紀もの間、
キズや腫瘍、骨折の薬として使用されたそうで、
また悪霊除けになるとされ、家の周りにたくさん
植えられていたそうです。
イギリスのビクトリア朝時代には、
冬になると鉢植えにして部屋に入れ
スカートが触れる高さに置き、
部屋を行き来するたびに、スカートが葉に触れ、
芳香が部屋にたちこめるようにし、
香りを楽しんだようです。
原産地はアフリカの喜望峰あたりだそうですが、
19世紀に入るとフランスの香水会社が、
バラの香りのするこの精油を使い始め、
アフリカの東にあるレユニオン島
(昔はブルボン島と呼ばれていた)で、
精油の商業的な生産が行われました。
20世紀に入るとモロッコでも生産を始めました。
フランスやレユニオン島を産地とする
ブルボンタイプやモロッコタイプ、エジプト産などは、
品質がよくローズのような甘い香りですが、
中国産は、少しハーブっぽい軽い感じで、
ローズのような香りも軽く品質が劣ります。
ゼラニウムは多くの香水と石ケンに用いられていますが、
ローズの香りを模造するのにも多く使われています。
最近夏になるとよく見かける蚊連草(かれんそう)は、
ゼラニウムの仲間で、チャイナグラス(シトロネラ草)と
アフリカンゼラニウムを異種交配して
開発されたものだそうで、
主成分のシトロネラールに蚊の忌避効果があり
防虫や殺虫に役立ちます。
実際イギリスの有名なキューガーデンにおける実験で、
葉っぱを食べる害虫の幼虫にゼラニウム精油を
希釈してスプレーすると、葉っぱを食べなくなり、
餓死するということが判明したそうです。
効能
◎心に対する働き
心の強壮剤として、ストレスを減少させ、
不安や心の動揺を鎮め気持ちを明るく高揚させ
心のバランスをとってくれます。
生理前や、更年期のイライラなどの症状にも役立ちます。
◎身体に対する働き
血液に対する働きにおいて、この精油は二面性があり、
止血効果と血液の流れをスムーズにするといった
血管を拡張したり、収縮させたりする働きがあり、
やはりバランスをとるオイルと言えます。
血液の流れをスムーズにするので、しもやけに、
利尿作用があるのでセルライトや、むくみを
改善するのに役立ちます。
そしてホルモン系の働きを正常にするので、
PMS(月経前症候群)や更年期の不快な症状、
乳房のしこりや腫れなどに効果を発揮します。
また肝臓、腎臓の強壮にも役立ち、
体液が滞留するのを防ぎ、
毒素を身体から排出するのに役立ちます。
美容
肌に対してもバランスをとるのに効果的で、
皮脂分泌のバランスをとって、
皮膚細胞のターンオーバーを遅らせてくれます。
むくみや、肌色が冴えないときに、
血液の流れを改善し、正常な状態へと導いてくれます。
おすすめブレンド
◎みずみずしさが無くなってきた肌(老化肌)に
ブレンドa)
ゼラニウム 2滴
パチュリー 1滴
ローズウッド 3滴
*キャリアオイル(オリーブオイルなど)30mlに、
ブレンドa)を入れてマッサージオイルを作り、
1~2滴を手にとり、朝晩マッサージする。
フェイスに使用する場合は、キャリアオイル60mlに
ブレンドする。
◎気持ちが落ち込んだり、ストレスでクタクタのときに
ブレンドb)
ゼラニウム 2滴
ゆず 2滴
ラベンダー 2滴
*芳香浴には、ブレンドb)をアロマポットに2~3滴入れる。
*キャリアオイル(オリーブオイルなど)30mlに
ブレンドb)を入れてマッサージオイルを作り、
1~2滴を手にとり、みぞおちや、首筋、足の裏に塗ります。