晴海ヶ丘の空の下

大阪から淡路島に引っ越したアロマピアの 
“おばさんセラピスト” のひとりごと

ハーブ豆知識:カモミール

2019年04月30日 | ハーブ豆知識
ラベンダーと共に、広く親しまれているハーブの代表で
カモミールという名は甘いリンゴのような香りがすることから、
古代ギリシャの人々に「大地のリンゴ」と呼ばれていました。
古代エジプトでも、安眠の薬としてよく用いられたハーブで、
あのクレオパトラも愛用したと言われています。

イギリスでは、中世から親しまれ別名が『植物の医師』と言われ、
害虫駆除にも用いられ、エドワード2世の衣装代の請求書の項目に
虫除け剤として、カモミールが記載されたイギリス王室関係の
資料があるそうです。

そしてカモミールといえば、イギリス童話「ピーターラビット」の中でも、
畑で人参を食べて見つかり、逃げ帰ったピーターが疲れ果てているのに
興奮状にある時や、ピーターがおなかをこわした時に、
おかあさんウサギがカモミールティーを与えるシーンがありますね。
またカモミールを表わす言葉は『可憐な恋』で、
乙女のやさしさや純粋さを表わしています。

効能
カモミールにはローマン種(多年草)とジャーマン種(一年草)があり、
花の中央の黄色い部分に薬効成分が含まれ、
2種とも薬効や用途は似ています。

ジャーマン種(ジャーマンカモミール)
ローマン種(ローマンカモミール)

消化促進作用があるので、食べ過ぎや腹痛に、鎮静効果は風邪や不眠、
イライラなどの症状を緩和する働きをするハーブです。
浸出液(ハーブティー)は湿布に使えば傷や湿疹、やけどの治りを早めます。
暑い季節は、あせものケアや赤ちゃんのおむつかぶれにもおすすめです。
また目の疲れにも、冷たくした浸出液をガーゼに浸したアイパックがおすすめで、
これはヨーロッパで古くから伝わる民間療法です。

料理
甘いリンゴの香りが気持ちをリラックスさせるカモミールホットミルクは、
疲れた心と身体をやさしく包み込んでくれます。
[作り方]
1. 鍋に牛乳200ccとカモミール1/2杯を入れて温めます。     
2. 沸騰する直前に火と止め、3分ほどおきます。
甘味の欲しい方には、極楽糖または極楽きび糖を
入れられることをおすすめします。
3. 茶こしでこして、カップに注ぎます。
極楽きび糖1kg ¥972 

足浴
カモミールのハーブを足浴に使うと、冷え性の改善や、
しもやけなどに効果があり、足や身体を温めます。
もちろん入浴剤としてお風呂に入れても、スベスベお肌が蘇ります。

美容
ラベンダーと同様、化粧品の植物エキス成分として認められ、
抗炎症効果のほか、保湿効果や収れん、血行促進などの効果があります。

またシャンプーに混ぜたり、ハーブウォーターをヘアミストに使うと、
髪の表面に微妙な陰影をつけ、明るくしてくれるので、
手軽に使えるハーブウォーターをこまめに、
肌や髪にスプレーすることをおすすめします。
もちろんアロマピアオリジナルのメール・エ・テールシャンプーにも多く配合されています。
メール・エ・テールシャンプー¥4644


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