晴海ヶ丘の空の下

大阪から淡路島に引っ越したアロマピアの 
“おばさんセラピスト” のひとりごと

ハーブ豆知識:ローズマリー

2019年04月30日 | ハーブ豆知識
ローズマリーは、海辺で生育することが多く、
夏に咲く清らかな青い花が、しずくのように見えることから、
ラテン語のロスマリヌス(海のしずく)が
名前の由来になったと言われています。

また若返りのハーブとして有名なお話は、
ハンガリーのエリザベス王妃が、
痛風の痛みに耐えながら寂しい日々を過ごしていた時に、
ある日天使が現れローズマリーを使った化粧水の作り方を教えたそうです。

当時77才だった王妃がその化粧水で若さを取り戻し、
しかもその若さと美貌に恋したポーランド王に
求婚され結婚したという夢物語です。
その処方箋は今もウィーン王立図書館に保存されているとか。

また葉の強い香りが、いつまでも失せないことからヨーロッパでは
「記憶」「思い出」「愛における貞節」のシンボルとされ、
結婚式や弔慰などの行事の飾りに使われました。

ヨーロッパの古い習慣では、結婚式の前にブライドメイド
(花嫁の付き添いの女の子)が、赤やピンクなど華やかなリボンで
飾られたローズマリーの花束を「永遠(とわ)の愛の証し」として、
花婿に届けたそうです。

また、聖アグネスの日(1月21日)の前夜に、
ローズマリーの枝を枕の下に入れて寝ると、
夢の中に未来の花婿が現われるなど、
ロマンティックな伝説がいくつも伝えられています。

効能
目が覚めるような刺激的な香りが特徴で、心身の疲労を癒し、
脳の働きを活性化して記憶力や集中力を高めるために役立つハーブです。

血行を促して血管を強くする作用もあり、
目覚めが悪く血液の循環が良くない人は、モーニングティーに
このお茶を飲むのをおすすめします。
頭がスッキリして元気が出て、動き始めやすくなるでしょう。

しかし、妊娠中の方や血圧の高めの方は、量に注意して下さい。
また、長期の連続使用や多量摂取はお避け下さい。

料理
地中海やイタリア料理にローズマリーを欠かすことはできません。
肉料理との相性は抜群で肉の臭みを消しておいしく変身させてくれます。

フライパンにオリーブオイルとガーリック、ローズマリーを入れて
熱して香りを出し、チキンやラムなどをソティーし、
塩・コショーだけのシンプルな味付けでこんがり焼くと、
とってもヘルシーなメインディッシュになります。
フライドポテトなども、お塩にローズマリーを混ぜたものを振りかけると、
フライの油っぽさをカットしてくれます。
ドレッシングにも混ぜると、ピリッとした独特の香りが食欲を刺激してくれます。

[夏バテ解消ティー]
ローズマリー 小さじ1/2杯       
レモングラス 小さじ1杯       
バジル    小さじ1/2杯       
ローズヒップ 小さじ1/2杯   


[受験生やもうひと頑張りのお仕事のときに]
ローズマリー  小さじ1/2杯
ミント     小さじ1/2杯
(スペアミントでもペパーミントでも、どちらでもお好みで)
レモンバーム 小さじ1杯

足浴
クーラーによる冷えや夏風邪のときのおすすめハーバルフットバス。
身体の末端まで血行を促進し、身体をあたため循環器系を元気にしてくれます。
ジンジャードライハーブ 小さじ2杯
(または生のしぼり汁) (5cc)
ローズマリードライハーブ 10g
(または生葉)     (30g)
極楽塩         小さじ山盛り3杯

極楽塩1kg 1944円 / 500g 1080円 / 300g 648円 / 120g 432円


美容
ローズマリーも化粧品の植物エキス成分として認められており、
精油フラボノイド、タンニンを含みロズマリン酸を多く含みます。
抗菌性、消炎作用がありニキビや肌あれ用の化粧品に多く使用され、
浸出液(ハーブティー)をリンスとして使えば、
ふけ症などの頭皮のトラブルにも有効です。

この精油ももちろんアロマピアオリジナルのメール・エ・テールシャンプーにも多く配合されています。
メール・エ・テールシャンプー300ml ¥4644


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。