パインは『松』から採取した精油ですが、
松には沢山の種類があり、
通常アロマテラピーで用いるパイン精油は、
学名を「pinussylvestris」と言い
「pinus」はラテン語で「筏(いかだ)」
または「舟」という意味です。
この木は切りやすく加工しやすいことから、
舟や筏によく用いられていたのが
名前の由来と言われています。
パイン精油と言うと、
「あぁ〜パイナップルですか?」と
言われることも時々ありますが
パイナップルの名前の由来.は、
パイナップルは英語でpineappleと書き、
パイナップルの実が『松ぼっくり』に似ていて、
リンゴのようなあまい香りがすることから、
pine(パイン) 『松』と、
apple(アップル)『リンゴ』を
組み合わせた名前です。
話を戻し、パインは名前がいろいろあり、
ヨーロッパアカマツ、スコッチパイン、
パインニードル、欧州アカマツなどとも
呼ばれています。
主として北欧やシベリアなどに分布している
針葉樹で、パインニードルのニードルは
Neegle(針)という意味で
針のような葉だからです。
松は歴史の古い植物で、
日本でも古事記にも出てくるこの木は、
パワフルな常緑樹であるため、
神聖でおめでたい木とされています。
世界にも松に関する神話や伝説は多く、
ギリシャ神話では、神々の母キュベレーは、
自分が愛した羊飼いのアッティスを
嫉妬にかられ松の木に変えてしまい、
戯れの恋に終止符を打ったそうです。
しかし、自分のいっときの感情で、
いとしいアッティスを変わり果てた姿に
してしまったキュベレーは後悔し、
ほとんど毎日この木の下で嘆き
悲しんでいました。
その様子を見ていたゼウスは、
キュベレーを哀れに思い、
この木をいつの季節も美しく青々とした
常緑の葉にしてやったと言われています。
ローマの伝説では、恋の成就を妨げられた
若い男女が、絶望の果てに生命を断ってしまい、
男性は松に、女性は蔦(つた)に姿を変え、
しっかり抱き合いながら、何世紀もの間
生き続けたというお話しもあります。
また、聖母マリアと幼いキリストが、
エジプトへの逃避行中に、松の木の下に入ると、
松はやさしく枝を垂れてマリアたちを
追っ手のヘロデ王の兵士達の眼から隠し、
木の香りで満たし、涼しい緑の中で
心地よく休ませました。
そのとき幼子イエス・キリストが
松の木の優しさを喜び、隠してくれたことを讃え、
松の実が幼いキリストの握りこぶしの形に
なったと言われています。
(ジュニパーも同じようにキリストに隠れ場所を
提供した木と言われていますね。
ーハーブ豆知識ジュニパーのページー)
日本の昔話の『花咲か爺さん』にも、
松が出てきますね。
心のやさしいお爺さんの飼っていた犬が、
隣のいじわる爺さんに「ここ掘れワンワン」と
言って埋もれた財宝を見つける代わりに
壊れたものや汚いものがザクザク出てきたため、
いじわる爺さんが怒り、犬を殺して埋めたのが、
松の木の下だったんですね。
やがて犬の霊を宿した松はみごとに大きくなり、
やさしいお爺さんのために役立つ臼になり、
やがてこれも、いじわる爺さんに燃やされてしまい、
その灰が枯れ木に花を咲かせる不思議な力を持つ
灰になったという有名なお話ですが、
どの国でも、冬でも枯れない常緑の松には
不思議な力が宿っていると信じられていたようです。
それは、きっと葉の形が針のようにまっすぐに伸び、
強い生命力を発して、まわりを浄化する働きがあると
考えられているからでしょう。
効能
古くはエジプト、ギリシャなどの古代文明の頃から、
肺の疾患、気管支炎や、結核、肺炎などに
役立っていたようです。
北米インディアンは、壊血病に効果があるとして、
松の実も食べていました。
◎心に対する働き
フレッシュな森林のような香りが、
精神的な疲労を和らげ、心をリフレッシュしてくれます。
気が弱っているときも、すみやかに元の状態に
近づけてくれる力強い香りです。
◎身体に対する働き
抗菌作用があり、痰を切り気管支の分泌物の
粘度も下げるので、気管支炎や咽頭炎、
インフルエンザ、百日咳の症状に役立ち息切れ、
鼻づまりを緩和してくれるでしょう。
デオドラント特性、殺菌消毒特性があり、
また腎臓を浄化する働きがあるので、
膀胱炎や、尿道炎など、泌尿器系の感染症に
効果を発揮してくれるでしょう。
パイン精油は血液に入り込むのが早く、
血液循環を刺激するので、その加温特性とともに、
リューマチや痛風、神経痛、関節痛などの痛みや、
筋肉痛、こわばり、こりの緩和に用いられます。
美容
うっ滞した肌や、切り傷や炎症など肌の荒れを、
きれいに修復してくれるのに役立ちます。
〔注意〕
多用すると刺激が強すぎるので、
少量を希釈して用いるほうが 効果的です。
おすすめブレンド
◎咳がひどくノドがつらいときに
ブレンドa)
パイン 2滴
タイム 2滴
ユーカリ(グロブロスorラディアタ) 2滴
*マッサージするときは、
キャリアオイル(オリーブオイルなど)30mlに、
ブレンドa)を入れてマッサージオイルを作り、
2~3滴を手にとり、胸やノドにすり込む。
◎宴会シーズンで胃腸の調子がどうも・・というときに
ブレンドb)
パイン 3滴
ペパーミント 1滴
ラベンダー 2滴
*芳香浴には、ブレンドb)をアロマポットに2~3滴入れる。
(1~2滴をティッシュペーパーに落とし、
直接香りを嗅ぐのも有効です。)
*蒸気浴には、ブレンドb)を2~3滴熱湯に入れて、
蒸気を吸入する。
◎疲れたハートをリフレッシュ
ブレンドc)
パイン 2滴
ローズマリー 1滴
ジュニパー 1滴
スイートオレンジ 2滴
*芳香浴には、ブレンドc)をアロマポットに2~3滴入れる。
◎筋肉痛や、筋肉のこわばり、こりの緩和に
ブレンドd)
パイン 2滴
ローズマリー 1滴
スイートマジョラム 2滴
ラベンダー 1滴
*マッサージするときは、
キャリアオイル(オリーブオイルなど)30mlに、
ブレンドd)を入れてマッサージオイルを作り、
2~3滴を手にとり、痛みやこりの部位にすり込み
蒸しタオルを当てる。
(蒸しタオルの代わりに、遠赤外線パッドを
当てるとより効果的です。)
松には沢山の種類があり、
通常アロマテラピーで用いるパイン精油は、
学名を「pinussylvestris」と言い
「pinus」はラテン語で「筏(いかだ)」
または「舟」という意味です。
この木は切りやすく加工しやすいことから、
舟や筏によく用いられていたのが
名前の由来と言われています。
パイン精油と言うと、
「あぁ〜パイナップルですか?」と
言われることも時々ありますが
パイナップルの名前の由来.は、
パイナップルは英語でpineappleと書き、
パイナップルの実が『松ぼっくり』に似ていて、
リンゴのようなあまい香りがすることから、
pine(パイン) 『松』と、
apple(アップル)『リンゴ』を
組み合わせた名前です。
話を戻し、パインは名前がいろいろあり、
ヨーロッパアカマツ、スコッチパイン、
パインニードル、欧州アカマツなどとも
呼ばれています。
主として北欧やシベリアなどに分布している
針葉樹で、パインニードルのニードルは
Neegle(針)という意味で
針のような葉だからです。
松は歴史の古い植物で、
日本でも古事記にも出てくるこの木は、
パワフルな常緑樹であるため、
神聖でおめでたい木とされています。
世界にも松に関する神話や伝説は多く、
ギリシャ神話では、神々の母キュベレーは、
自分が愛した羊飼いのアッティスを
嫉妬にかられ松の木に変えてしまい、
戯れの恋に終止符を打ったそうです。
しかし、自分のいっときの感情で、
いとしいアッティスを変わり果てた姿に
してしまったキュベレーは後悔し、
ほとんど毎日この木の下で嘆き
悲しんでいました。
その様子を見ていたゼウスは、
キュベレーを哀れに思い、
この木をいつの季節も美しく青々とした
常緑の葉にしてやったと言われています。
ローマの伝説では、恋の成就を妨げられた
若い男女が、絶望の果てに生命を断ってしまい、
男性は松に、女性は蔦(つた)に姿を変え、
しっかり抱き合いながら、何世紀もの間
生き続けたというお話しもあります。
また、聖母マリアと幼いキリストが、
エジプトへの逃避行中に、松の木の下に入ると、
松はやさしく枝を垂れてマリアたちを
追っ手のヘロデ王の兵士達の眼から隠し、
木の香りで満たし、涼しい緑の中で
心地よく休ませました。
そのとき幼子イエス・キリストが
松の木の優しさを喜び、隠してくれたことを讃え、
松の実が幼いキリストの握りこぶしの形に
なったと言われています。
(ジュニパーも同じようにキリストに隠れ場所を
提供した木と言われていますね。
ーハーブ豆知識ジュニパーのページー)
日本の昔話の『花咲か爺さん』にも、
松が出てきますね。
心のやさしいお爺さんの飼っていた犬が、
隣のいじわる爺さんに「ここ掘れワンワン」と
言って埋もれた財宝を見つける代わりに
壊れたものや汚いものがザクザク出てきたため、
いじわる爺さんが怒り、犬を殺して埋めたのが、
松の木の下だったんですね。
やがて犬の霊を宿した松はみごとに大きくなり、
やさしいお爺さんのために役立つ臼になり、
やがてこれも、いじわる爺さんに燃やされてしまい、
その灰が枯れ木に花を咲かせる不思議な力を持つ
灰になったという有名なお話ですが、
どの国でも、冬でも枯れない常緑の松には
不思議な力が宿っていると信じられていたようです。
それは、きっと葉の形が針のようにまっすぐに伸び、
強い生命力を発して、まわりを浄化する働きがあると
考えられているからでしょう。
効能
古くはエジプト、ギリシャなどの古代文明の頃から、
肺の疾患、気管支炎や、結核、肺炎などに
役立っていたようです。
北米インディアンは、壊血病に効果があるとして、
松の実も食べていました。
◎心に対する働き
フレッシュな森林のような香りが、
精神的な疲労を和らげ、心をリフレッシュしてくれます。
気が弱っているときも、すみやかに元の状態に
近づけてくれる力強い香りです。
◎身体に対する働き
抗菌作用があり、痰を切り気管支の分泌物の
粘度も下げるので、気管支炎や咽頭炎、
インフルエンザ、百日咳の症状に役立ち息切れ、
鼻づまりを緩和してくれるでしょう。
デオドラント特性、殺菌消毒特性があり、
また腎臓を浄化する働きがあるので、
膀胱炎や、尿道炎など、泌尿器系の感染症に
効果を発揮してくれるでしょう。
パイン精油は血液に入り込むのが早く、
血液循環を刺激するので、その加温特性とともに、
リューマチや痛風、神経痛、関節痛などの痛みや、
筋肉痛、こわばり、こりの緩和に用いられます。
美容
うっ滞した肌や、切り傷や炎症など肌の荒れを、
きれいに修復してくれるのに役立ちます。
〔注意〕
多用すると刺激が強すぎるので、
少量を希釈して用いるほうが 効果的です。
おすすめブレンド
◎咳がひどくノドがつらいときに
ブレンドa)
パイン 2滴
タイム 2滴
ユーカリ(グロブロスorラディアタ) 2滴
*マッサージするときは、
キャリアオイル(オリーブオイルなど)30mlに、
ブレンドa)を入れてマッサージオイルを作り、
2~3滴を手にとり、胸やノドにすり込む。
◎宴会シーズンで胃腸の調子がどうも・・というときに
ブレンドb)
パイン 3滴
ペパーミント 1滴
ラベンダー 2滴
*芳香浴には、ブレンドb)をアロマポットに2~3滴入れる。
(1~2滴をティッシュペーパーに落とし、
直接香りを嗅ぐのも有効です。)
*蒸気浴には、ブレンドb)を2~3滴熱湯に入れて、
蒸気を吸入する。
◎疲れたハートをリフレッシュ
ブレンドc)
パイン 2滴
ローズマリー 1滴
ジュニパー 1滴
スイートオレンジ 2滴
*芳香浴には、ブレンドc)をアロマポットに2~3滴入れる。
◎筋肉痛や、筋肉のこわばり、こりの緩和に
ブレンドd)
パイン 2滴
ローズマリー 1滴
スイートマジョラム 2滴
ラベンダー 1滴
*マッサージするときは、
キャリアオイル(オリーブオイルなど)30mlに、
ブレンドd)を入れてマッサージオイルを作り、
2~3滴を手にとり、痛みやこりの部位にすり込み
蒸しタオルを当てる。
(蒸しタオルの代わりに、遠赤外線パッドを
当てるとより効果的です。)