こんにちは、すぎぼーです
毎日暑いですよね~。5月のはじめまで、寒い寒いって言ってたのに・・・
昨日の夕方電車の中では、女子高生がいっぱいアイスクリーム食べてた。ううっ、若いっていいなぁ・・すぎぼーももう30才ほど若かったら、買い食いするのに(笑)
とにかく、アイスが恋しい季節です
さて、本日政府の重要法案『マイナンバー制度』が参議院本会議で可決され、成立しました。
最近ず~っと、慰安婦問題とかのニュースばかりしか目だっていなかったのに、何気に、さりげなく決まったのね!?
たぶん、多くの人がマイナンバー制のメリット・デメリットなど分かっていないかと想像します。
日本の現状を見ると、多くの役所は『縦割り』です。従って、住基カードであろうが、年金番号であろうが、パスポート番号であろうが、全部違う番号が振られています。
個人を特定する番号が複数存在するので、必要な情報を取り出すために、窓口をあちこち走りまわらないといけない上に、ひょっとすると、年金問題であったみたいに、『納めているのに年金がもらえない!』のような問題にも効果があるように思えます。
私のように、アクセスなどのデータベースを扱う場合、主キーと呼ばれる個を特定できる不変の番号がとても大切なのがわかります。
あさださんとこの、『工事』はひとつひとつ不変の番号がつけられて、その番号に「顧客情報」「入金情報」「支払い情報」・・・etcを関連付けると、工事番号で検索すると、あらゆる関連付けられた情報が一目でわかって便利です。
政府としては、より公平な社会の実現(実務も簡略化される)ということで、アピールしたいみたいですが、国民としては、
・一人ひとり番号で管理されるのは気持ち悪い。
・情報が漏洩し、悪用されるのではないか?
・システムを構築するのに巨額の費用がかかるのではないか?
などといった負の感情があって、反対している人も多いかもしれません。
昨日の首相の国会答弁を聞いている限り、当面は利用範囲を限る、とか、番号だけで検索することができないようセキュリティをアップする、とか、漏洩の罰則を強化する、らしいですので、ここは、政府がもっと国民に説明する努力をすべきなんでしょうね。
だって、このパソコン時代において、番号で管理されるのは気味が悪い・・って考えるわけにはいきませんもの。
もうすでに国民は「ある番号」によって管理されており、それが複数あるかひとつになるかだけのこと。
私はどちらかと言えば肯定派。
先日母が亡くなった時も、いろいろな手続きが縦割り化されているので、同じような申請をアチコチの窓口に走り歩いて、相当しんどかったんです。
こんなとき、マイナンバーでひとつの窓口から死亡届を出すと、戸籍・年金・国民保険・・・など、すべての項目に申請が自動的に出されたらどんなによかったか!!と痛切に思いました。
尤も、まだシステム自体が明らかにされていませんので、果たしてマイナンバーになって、上記のようなことが実現されるのかは分からないんですが
医療情報の組み込みはどうも先送りされたようですね。医療情報は、先の震災のとき、病人の症状や普段服用している薬の情報などが中央で管理できていなかったので、カルテが流されてしまうと、非常に苦労があったため、ゆくゆくはマイナンバーに関連付けてデータベースに入れたい模様です。
ただ、医療は非常にパーソナルな問題なのですぐには難しそうです。なんでも、総番号制とは別のIDでのデータベース構築をめざすとかなんとかの噂もあります。
そういえば、『歯型』のデータベース化も必須になった(あるいは努力する)んじゃなかった?
まだまだ課題は多いですが、まずは国民に向けて丁寧な説明が必要かと。
よく分からないから、国民は反感を持つんだと思います。
世界的に見ても、日本は社会制度の電子化は遅れているそうです。アメリカ映画を見ても、警察官が『ソーシャル・セキュリティー・ナンバー(社会保障番号)』を問いただす場面がいっぱい出てきます。逆に政府からソーシャル・セキュリティー・ナンバーをもらえたら、アメリカ国民になれた!と喜ぶシーンもありました。
いずれ日本もこんな風になるのかな?