こんにちは、すぎぼーです
今朝のニュースで、東京大学名誉教授で、マグマ学ご専門の藤井敏嗣さんが昨夜TV番組で、『富士山はいつ噴火してもおかしくない状態』っておっしゃったんですって


これは前々から言われていたことですが、いざ、こう聞くとちょっと怖いですよね。
◎http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140303-00001545-yom-sci
日本地球惑星科学連合というところからJGLというニュースレターが発行されていて、その2013年2月号(vol9 No.1)のP7~の藤井さんの記事にも、警鐘が!!
さまざまな文献から、「過去に○○であったから、今後こうなる」っていう考え方は当てにならないんだって。
最近の気象にも当てはまりますけど、「観測史上最大」とか「想定外の」ってことばかり起こってますので、「いつか噴火が起こるだろう・・・」とのんびりと構えるのじゃなく、「想定外の大噴火が明日にでも起こる場合がある」という心構えで、防災対策に当たらないといけないようです。
もちろん、これはパニックを起こさせる文章ではなく、行政や個人の注意を促すものですので、さっそくお宅の非常持ち出し袋、家族間での非難場所や連絡方法などを点検するいい機会だと思います。すぎぼーも、『まさか○○なことが起こるはずはない。自分に降りかかってくるはずはない」という全然根拠のない妄信?(笑)をもっていて、そんな妄想など絶対に当てにならないっていうのを東日本大震災の時に思い知ったはずなのに。自戒をこめて、書いておきます。
さて、本日のGOOGLEのトップページのロゴは、

この鳥瞰図。興味を持って調べると、吉田初三郎氏という、大正から昭和にかけて活躍された鳥瞰図絵師の生誕130周年を記念して作られたロゴだそうです。
◎Wikipedia吉田初三郎
くわしくは、上記リンク先を見ていただくとわかると思うのですが、とにかく「大正広重」と呼ばれるほどの独特の絵柄で、単にその土地の上空から見た絵だけではなく、その土地の歴史や風土、観光地などを綿密に下調べしてその地図に織り込んでいくという手法で、大正時代の観光ブームに乗って、鳥瞰図の依頼が殺到した・・・・と言われています。
確かに古いパンフレットやポスターなんかには絶対載っていそうな感じです。
緻密で、それでいてあったかい、ほっこりした絵柄です。観光地名も随所に載っていますので、ぱっと見てどこにどんなものがあるのか、そして地勢はどうなているのかが見て取れます。
これは、人気が出るのもうなずけるなぁ
いまでこそ、インターネットのgoogle地図等で、航空写真を自由に見ることができる時代ですが、当時の人たちにとっては、想像の翼をはためかして、初三郎氏の鳥瞰図を眺めたことでしょう。
彼の最後の代表作が、原爆投下後の広島の鳥瞰図だそうです。
◎吉田初三郎アーカイブス
↑ 九州・初三郎研究会のHPで見ることができます。英文で書かれた情報誌で、国内配布はされず出版元も倒産したということで、非常に貴重な図になっているそうです。
この絵図を見て、心動かされない人はいないでしょう。
今、京都府のHPで、吉田初三郎氏の鳥瞰図22点及び関係資料10点を見ることができます。もちろん京都にちなんだ名所絵図です。
◎http://www.pref.kyoto.jp/shiryokan/yoshida-index.html
私は特に、14番目の嵐山名所図絵がお気に入り
いたるところに桜が丹念に描かれているし、富士山も描いてあるし