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6月11日: ヨーロッパのロケット開発/お知らせ

2019年06月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

左から右に、アリアン5、ベガ、ベガC、アリアン62、アリアン64。アリアン5とベガは既に仏領ギアナのヨーロッパの宇宙ポートから打上げられている。新しい宇宙船が開発されており、ベガCは、一回のフライトで 2.3 トンまでの、一つまたは複数の積載物を軌道に運ぶことができ、広範囲なミッションで、また、多様な積載物に対して可能性を持っている。アリアン6はヨーロッパの次世代の打上船であり、低地球軌道に約21トンの積載物を届けることができる。アリアン6はA62とA64の二つのバージョンを持ち、全ての軌道に一つまたは複数の衛星を投入できる高さ60メートル超のヨーロッパ最大のロケットである。ベガCは無人で打上げられ、2ヵ月以上低地球軌道にとどまり、微重力状態での実験やデモンストレーションのためのプラットホームを提供できる。それぞれのミッションの後、その貨物を戻すために地上に着陸し地球に戻ることができる。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: ロケット開発は有人月探査などに向けた重量級ロケットと、安価・軽量を狙った小型ロケットの開発に向かっています。ベガC(軽量)、アリアン6(重量)は2020年以降の実用化が期待されています。一例として、米国では、今月下旬、スペースXのファルコン9重量ロケットの打上が予定されています。中継放送はホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

 

<お知らせ>: 今日6月11日午後3時から、「はやぶさ2」の、「5月28日~30日の低高度降下観測と科学成果に関する記者説明会」が予定されています。視聴はホームページの「国内機関による中継とビデオ」 から、または右のイメージをクリック。

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