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6月28日: SEIS:火星の地震に聞き耳をたてる/お知らせ(2件)

2019年06月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのインサイト着陸船は、昨年後半、火星の地震を検出することができる高感度地震計 SEIS を配置した。4月の初め、風と着陸船自身の動きを聞いた後に、 SEISは、火星の地震に期待する、先例のない出来事を記録した。この出来事は YouTube ビデオ で聞くことができる。火星が地球のような地殻構造のプレートを持つとは考えられないが、恐らく火星の冷えた内部が熱くなり、続いて冷たくなった時に起きた多数の断層が火星の地表に見える。強い十分な火星の地震が起これば、 SEIS は、もしそれが存在するなら、液体のコアのような火星の内部の大きな構造からの反響する響きを聞くことができるかもしれない。ここでは、いくらかの太陽光を受けた SEIS が静かに火星の地表にあり、明るい雲が地平線に見える。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ1>: NASAは、日本時間6月28日金曜日午前5時のNASAサイエンスの中継放送の間に、太陽系を探査する新しいサイエンス・ミッションを発表すると報告しました。但し、この報告には、ミッションの内容については示されていません。この放送は NASA Science Live:(特別版)として中継放送が発表されています。英語中心の早朝の中継ですが、視聴は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

<お知らせ2>: NASAテレビは、月へまた火星へ宇宙飛行士達を送るアルテミス(Artemis)ミッションへの道を開く、NASAのオリオン宇宙船の打上中止システムの飛行試験、上昇中止-2(Ascent Abort-2)の打上と打上前の活動を放送します。このテストの4時間の打上秒読みは、日本時間7月2日火曜日午後8時に開きます。このクルー・モジュールのテスト・バージョンは、フロリダのケープ・カナベラル空軍基地の、宇宙打上複合施設46から打上げられます。NASAテレビの放送は日本時間7月2日火曜日午後7時40分に始まります。 視聴は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。
<参考>: NASAの月また火星への有人飛行アルテミス計画では、新しいクルー船、重量級打上ロケット、そのための新しい打上台の開発が重要なテーマとして取り上げられています。打上中止システムは2003年のスペースシャトルコロンビアの事故の教訓から、ロケット飛行で最もリスクを伴う打上で異常が発見されたとき、打上を中止して飛行士達を安全に地球に戻す新しいシステムです。

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