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10月11日(金):紫金山・アトラス彗星

2024年10月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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 最終更新日10月 7日  宇宙科学の話題 ----総合的な話題です
 最終更新日10月11日  今日の宇宙 ------下の記事と同じです
 最終更新日10月10日  火星探査情報 -----多数の探査情報から
 最終更新日10月 1日  地球観測 -------温暖化対策中心に
 最終更新日10月 7日  ハッブル宇宙望遠鏡  --最新の発表から
 最終更新日10月 9日  ジェムスウェブ宇宙望遠鏡  -最新の発表から
 最終更新日 7月18日  アルテミス2 ------有人月周回への準備
 < 待 機 中 >     宇宙ステーションは今 --日本人飛行士滞在期間
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<お知らせ>:NASAと SpaceX は、ハリケーンミルトンのため、10月10日深夜に予定されていたエウロパ・クリッパー(Europa Clipper)の打上げを中止しました。新しい打上げ日は、嵐が過ぎ去った後に設定されます。

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<今日のテーマ>: マウナケアに現れた紫金山・アトラス彗星---すばる望遠鏡から

紫金山・アトラス(ツーチンシャン・アトラス)彗星(C/2023 A3)が見ごろを迎えつつあります。北半球では、1997年のヘール・ボップ彗星以来の明るい彗星になるかもしれないと期待されているこの彗星を、ハワイ観測所の職員が撮影しました。

ハワイ観測所(すばる望遠鏡)サポートアストロノマーのベラ・マリア・パッセガー(Vera Maria Passegger)さんは、2024年9月27日と10月2日の夜明け前(午前5時頃)にマウナケアで紫金山・アトラス彗星を撮影しました。「彗星の尾が長くてびっくりしました。空に向かって 10 度以上伸びており、この長さは満月 20 個分に匹敵します」とパッセガーさんは語ります。

<右図の解説>: 2024年10月2日、日の出約 45 分前にマウナケア山頂域、天文台群の向こうに姿を見せる紫金山・アトラス彗星。望遠鏡は左から順に、NASA 赤外線望遠鏡施設(IRTF)、カナダ-フランス-ハワイ望遠鏡(CFHT)、ジェミニ北望遠鏡、ハワイ大学 2.2 メートル望遠鏡、UK 赤外線望遠鏡(UKIRT)。(Canon EOS 600D, 18mm, f/3.5, 40s, ISO 800)

紫金山・アトラス彗星は 2023年1月に発見され、2024年9月27日(ハワイ時)に近日点を通過(太陽に最接近)しました。10月12日に地球へ最接近しますが、この頃から夕方の西の低い空で観察できるようになります。しし座の一等星レグルスと同じくらい明るくなり、肉眼で観察できるかもしれません。(ただし、彗星の位置する西の低空は、薄明が残って空が明るく、観察が容易でない可能性があります。)10月15〜19日頃(ハワイ時)、彗星の高度がやや上がり、明るさもまずまずで、最も観察しやすくなると予想されています。詳しくは国立天文台のサイトをご覧ください。

<付記>: 紫金山・アトラス彗星については 国立天文台の記事(紫金山・アトラス彗星の観察チャンス) に詳しい記載がありますので参照してください。以下はその冒頭部分です。

2023年1月に発見された彗星(すいせい)、Tsuchinshan-ATLAS彗星(C/2023 A3 (Tsuchinshan-ATLAS)、記事では「紫金山・アトラス彗星」と表記)が、2024年10月に見ごろを迎えます。この彗星は、発見当初、とても明るい彗星となることが期待されていました。その後彗星の状況は変化し、当初の期待のようには明るくならないものの、暗い空であれば肉眼でかすかな姿を観察できそうです。位置や予想される明るさの情報を紹介します。

<ひとこと>: 大判はイメージをクリック(タップ)。

<出典>: すばる望遠鏡

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10月11日(金):紫金山・アトラス彗星

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<今日のテーマ>: マウナケアに現れた紫金山・アトラス彗星---すばる望遠鏡から

紫金山・アトラス(ツーチンシャン・アトラス)彗星(C/2023 A3)が見ごろを迎えつつあります。北半球では、1997年のヘール・ボップ彗星以来の明るい彗星になるかもしれないと期待されているこの彗星を、ハワイ観測所の職員が撮影しました。

ハワイ観測所(すばる望遠鏡)サポートアストロノマーのベラ・マリア・パッセガー(Vera Maria Passegger)さんは、2024年9月27日と10月2日の夜明け前(午前5時頃)にマウナケアで紫金山・アトラス彗星を撮影しました。「彗星の尾が長くてびっくりしました。空に向かって 10 度以上伸びており、この長さは満月 20 個分に匹敵します」とパッセガーさんは語ります。

<右図の解説>: 2024年10月2日、日の出約 45 分前にマウナケア山頂域、天文台群の向こうに姿を見せる紫金山・アトラス彗星。望遠鏡は左から順に、NASA 赤外線望遠鏡施設(IRTF)、カナダ-フランス-ハワイ望遠鏡(CFHT)、ジェミニ北望遠鏡、ハワイ大学 2.2 メートル望遠鏡、UK 赤外線望遠鏡(UKIRT)。(Canon EOS 600D, 18mm, f/3.5, 40s, ISO 800)

紫金山・アトラス彗星は 2023年1月に発見され、2024年9月27日(ハワイ時)に近日点を通過(太陽に最接近)しました。10月12日に地球へ最接近しますが、この頃から夕方の西の低い空で観察できるようになります。しし座の一等星レグルスと同じくらい明るくなり、肉眼で観察できるかもしれません。(ただし、彗星の位置する西の低空は、薄明が残って空が明るく、観察が容易でない可能性があります。)10月15〜19日頃(ハワイ時)、彗星の高度がやや上がり、明るさもまずまずで、最も観察しやすくなると予想されています。詳しくは国立天文台のサイトをご覧ください。

<付記>: 紫金山・アトラス彗星については 国立天文台の記事(紫金山・アトラス彗星の観察チャンス) に詳しい記載がありますので参照してください。以下はその冒頭部分です。

2023年1月に発見された彗星(すいせい)、Tsuchinshan-ATLAS彗星(C/2023 A3 (Tsuchinshan-ATLAS)、記事では「紫金山・アトラス彗星」と表記)が、2024年10月に見ごろを迎えます。この彗星は、発見当初、とても明るい彗星となることが期待されていました。その後彗星の状況は変化し、当初の期待のようには明るくならないものの、暗い空であれば肉眼でかすかな姿を観察できそうです。位置や予想される明るさの情報を紹介します。

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<出典>: すばる望遠鏡

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