天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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6月15日: 氷の溶融、地域の淡水の減少を速める

2020年06月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの空の熱帯界面実験装置(ATTREX)によって撮られたノルウェーのスヴァールバル諸島の北極領域の小さな氷河。これは、淡水資源の減少によって氷の消失を速めている七つの領域の一つである。広域な氷の量を占めているこれらの七つの領域では、加速された割合で溶けている。新しい調査は、この速められた溶融割合が何百万人もの人々が依存している淡水資源を減少させている。世界の海のグリーンランドと南極大陸における氷の溶融のインパクトは良く記録されているが、20世紀の海面上昇の最も大きな誘因は氷冠の溶融と他の七つの領域、アラスカ、カナダの北極の群島、南アンデス、アジアの高山、ロシアの北極、アイスランド、ノルウェーのスヴァールバル諸島にある氷河にある五つの北極領域が氷の消失の最も大きな率を占めている。

<出典>: 「氷(Ice)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動が停止しています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、アポロなど史実の記事を中心に提供しています。

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6月14日: 「スペースX」デモ2打上

2020年06月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

フロリダのNASAのケネディ宇宙センタの打上複合施設39Aのこのスナップショットでは、雲は白いが空は暗い。この劇的な昼間の空は、部分的に、デジタルカメラの近赤外線の波長で捕えられた白黒の写真によっている。ファルコン9ロケットが低地球軌道に向かってクルードラゴン宇宙船を打ち上げた米国東部夏時間5月30日土曜日午後3時22分(日本時間5月31日午前4時22分)にとられたこの打上は、かなり劇的であった。宇宙飛行士達ロバート・ベンケンとダグラス・ハーレイの二人のクルーは、2011年のスペースシャトル計画の結論以来、初めて米国の宇宙ポートから打上げられた。打上の数分後、ファルコン9の第一段はフロリダ海岸沖で根気よく待つ自律宇宙ポートドローン船に戻った。二人の宇宙飛行士達は、彼らの船を、米国東部夏時間5月31日日曜日午前10時16分(日本時間5月31日午後11時16分)に、国際宇宙ステーションのハーモニーモジュールに成功裏にドッキングさせた。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 「スペースX社」の国際宇宙ステーション向け宇宙船ドラゴンには、貨物運搬用のドラゴン貨物船と、クルーの送迎に使われるクルードラゴンがある。ドラゴン貨物船は物資を届けるとともに、研究結果の資料などを持ち帰ることができる現在唯一の貨物船である。クルー船は、これまでにデモ1として無人で打上げられ、自動制御で国際宇宙ステーションとドッキングし帰還に成功した。今回、有人でデモ2テストが行われ、ドッキングに成功した。ただし搭乗クルー2名の帰還の日程は未だ発表されていない。このテストが終わると、いよいよ本格運用を迎え、日本の野口聡一飛行士(滞在後半にはステーション指揮官が予定されている)達が搭乗することになる。
記事にある打上ロケットの第一段を回収し再利用する技術はNASAにもない現状では「スペースX社」唯一のもの。特に海上のボートに着陸させる技術は、揺れ動くボートに垂直に着陸させる難度の高いもの。これらの高度な技術によって、「スペースX社」は、今では衛星打上ビジネスの先頭に立ち、その打上ロケットファルコンは他の多くの衛星の打上げに使われている。

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6月13日: 地球規模の大気汚染マップ

2020年06月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル5P衛星からのデータを使ったこのマップは、14日間の変動する平均を使った二酸化窒素の濃度を示している。このマップは、世界規模での変化を示しているだけでなく、ヨーロッパの都市またはエリアにズームインする可能性も提供している。この平均マップは、また、多くのエリアに見える二酸化窒素濃度の急激な縮減による COVID-19 によるロックダウンの影響を反映している。これらの影響は、今、世界中で容易に見ることができる。我々の大気の二酸化窒素濃度は、大気のガスの残存期間に影響を及ぼす、日光、温度、風などの気象状況変化によって、日々非常に広域に変化する。そのため、全地球の二酸化窒素濃度の正確なマッピングと分析のために、この例では14日間の、相当な期間のデータを分析することが必要になる。二酸化窒素は、電力施設、船、他の産業施設からつくり出され、呼吸系疾患を増し、人間の健康に明らかな影響を与える。大気の質の深刻な懸念から、コペルニクス・センチネル5Pは、2017年に、世界中の大気の汚染物質の量をマップするために打上げられた。(以上、要点のみ)

<出典>: 「センチネル5P(Sentinel-5P)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 大気中の二酸化窒素濃度は人間の活動を直接反映します。そのためコロナウィルスによる都市などの閉鎖によって、特に武漢を含む中国北部、イタリア北部、フランス、スペイン、インドなど、一時的な急激な減少が見られました。詳細は上のリンクから(英語)。 

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6月12日: 太陽系のポスター

2020年06月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

これらのポスターは、人類が、この50年間に、NASAを通して探査した、我々の太陽、惑星水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、木星の月、エウロパ、ガニメデ、カリスト、イオ、土星の月、エンケラドゥス、タイタンなど、多くの所に焦点を当てている。また、冥王星、ケレス、彗星や小惑星のイメージが示され、更に、太陽系をはるかに超えた、六つの深宇宙の光景が顕著に見ることができる。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判(例)はイメージをクリック。原版(ポスターサイズ)は こちら からダウンロード対象を選択。


<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動が停止しています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、アポロなど史実の記事を中心に提供しています。

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6月11日: 日本の HTV-9 補給船

2020年06月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

後ろに小さな月を従えた、国際宇宙ステーションのハーモニーモジュールに取り付けられた日本の補給船、 H-II 運搬船9号(HTV-9)が描かれる。この日本の貨物船に収納されているのは、以前の補給ミッションでステーションに運ばれた HTV-8 貨物パレットである。このパレットには、2019年終わりの一連の船外活動の間にステーションから取り外された、処分する古いニッケル水素バッテリが含まれている。中央上には、ほとんど隠された「スペースX」クルードラゴン船がある。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

 

<ひとこと>: 「HTV-8 貨物パレット」は右の図で確認してください。この場所は宇宙に対して露出された収納庫であり、ここの積載物はロボットアームによって遠隔操作で取り出し、積込みが行われます。現時点では日本の H-II 運搬船が最も重量のある貨物を運ぶことができます。 

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6月10日: 我々の海を見守る

2020年06月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日は、我々の海の保護と復元、およびその資源を意識させることを目的とした日、「世界海の日(World Oceans Day:6月8日)」---リンク先は英語 である。今日また毎日、地球を観測する衛星が連続的に海を監視し我々の環境を保護している。地球の表面の70%以上を覆う海は、我々の惑星を青い惑星にする。我々の海は、気象に影響し、我々が呼吸する酸素をつくり、輸送の手段、食物や資源の主要な源として用いられている。しかし、それらは、生態系や生物多様性に影響を及ぼす、気象の変化、汚染、海洋酸性化などの強いストレスの下にある。ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル3ミッションによって捕えられたこのイメージでは、バルト海周辺に渦巻く緑の藻類の花を見ることができる。バルト海は、生態系、水産養殖、観光などに影響を及ぼす、有毒な汚染物質、深海の酸素不足、シアノバクテリアの毒性の花などを含む多くの重大なチャレンジに直面している。

<出典>: 「センチネル3(Sentinel 3)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

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6月9日: 宇宙の礁への旅

2020年06月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

星雲の雲 NGC 2014 が、特に、我々のミルキーウェイ銀河で最も大きな衛星銀河、大マゼラン雲における空に住む海の礁のように現れている。この遠い星雲の詳細なイメージは、宇宙調査の30年を祝うために、ハッブル宇宙望遠鏡によってとられた。この宇宙の礁のデータとイメージは、示されたビデオを通して飛ぶ、3次元モデルに結合された。このコンピュータ・アニメのシーケンスは、最初に、これらの大規模な星達によって放たれるエネルギーに満ちた光と風によってゆっくり破壊される、ガスとダストの柱の下の明るく青い星達に焦点を当てた星の集団を通り過ぎる。ガスとダストのフィラメントは至る所にあり、水素と窒素の赤い光で輝いている。続いて、このアニメーションは、酸素によって放出された光、我々の太陽より約 200,000 倍明るいウォルフ・ライエ星を囲んで輝く、この星の怪物の外の大気に放たれたと思われる星雲、青い色の星雲 NGC 2020 に連れて行く。アニメーションが終わるとき、この仮想カメラは、側面から見たとき、 NGC 2020 が親しい砂時計の形を持つように回転する。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<ビデオ>: イメージをクリックして Youtube から。

<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動が停止しています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、アポロなど史実の記事を中心に提供しています。

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6月8日: ハッブル、2ダース以上の片に分裂した彗星アトラスを見る

2020年06月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

彗星は深宇宙の最も伝説的で華やかな住人の一つである。彼らの長い尾はとても神秘的であり、彼らの突然の出現は予測不能であり、彼らの空を横断する旅は、彼らがかつて、悪魔、疫病、戦争の兆しとして恐れられたように短命である。2020年4月20日と23日にとられたNASAのハッブル宇宙望遠鏡からの、これらの運命づけられた彗星 C/2019 Y4 (ATLAS) の最新のイメージは、彗星の固体の氷の核がほぼ家の大きさの30の片に壊れたこれまでで最も鋭い視界を提供している。この彗星は、2019年12月29日に、ハワイのロボット天文調査システム ATLAS (Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System)によって発見された。天文学者達は、何故ある彗星が空中の花火の殻のように壊れるのかの理由を知らない。彗星が分離される原因となる、内部太陽系に入ったときの太陽の暖めの影響によるのだろうか? あるいは、暖められたガスのジェットが吹き出すときの氷の核の回転によるのだろうか? 我々の太陽系ファミリーのマイナーな天体として分類されているが、彗星達と地球の運命は何億年にも遡る。海の水のいくらかに貢献して、彗星達のシャワーが乾燥した新生地球を潅漑したのかもしれない。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: この彗星は5月末から6月上旬にかけて、偶然ヨーロッパの太陽軌道船(Solar Obiter)に接近しました。その観測記事は こちら(英語:ヨーロッパ宇宙機関) から。 

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6月7日: コロラド川の蹄鉄の湾曲

2020年06月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションが米国南西部を周ったとき、アリゾナ州のコロラド川の蹄鉄の湾曲とパウエル湖の一部が撮られる。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

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6月6日: 宇宙ステーションの機器、研究者達の稲妻の理解に役立つ

2020年06月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

嵐の雲からの稲妻は地面をたたく。そのような電圧は、稲妻の全現象の小さな部分のみを表している。この最も強力な活動は、地表の遥か上、地球の超高層大気に起きる。そこでは、稲妻は、この惑星で最も高エネルギーであり、自然に生み出された現象であるガンマ線の短い爆発をつくる。調査者達は、最近、国際宇宙ステーションの機器を使って、これらの高エネルギーの地球のガンマ線フラッシュ(TGF)を測定した。この作業は、我々が稲妻と呼ぶ明るいフラッシュをつくるメカニズムを明らかにするのに役立つ。ここに示された機器は、地球の大気と気象における厳しい雷雨とそれらの役割を調査するために使われる、宇宙ステーションの外に置かれた地球観測施設、宇宙相互作用監視(ASIM)装置の一部である。国際宇宙ステーションのコロンブス外部搭載施設にインストールされた ASIM 調査のこの写真は、地上制御の外部高解像度カメラ3でとられた。

<出典>: 「地球(Earth)」

<大判>: 大判はそれぞれのイメージをクリック。

<ひとこと>: 右上のイメージの左には最近到着した「こうのとり(茶色の円筒)」が見える。右下のイメージは現在の国際宇宙ステーションの構成を示すコンピュータモデル。

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6月5日: 火星で自然に彫られる

2020年06月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この色分けされた地形のイメージは、2019年9月30日の軌道 19913 の間に、ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレスの高解像度ステレオカメラで集められたデータをベースにした、火星の表面の一部、タルシス火山地域の北東のある部分を示している。これは、火星の北の高地のテンペ・テラ(Tempe Terra)を横断して切る一連の地殻構造上の断層、テンピー・フォッセ(Tempe Fossae)の一部である。この視界は、この光景の形から得ることができるこの領域のデジタル地形モデル(DTM)に基づいており、右上のスケール(大判参照)が示すように、地表の低い部分は青と紫で、高い領域は白、黄色、赤で示されている。北は右である。

<出典>: 「マーズエクスプレス(Mars Express)」

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6月4日: 北西グリーンランド

2020年06月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ペルニクス・センチネル3ミッションによって捕えられたこの氷のイメージに、北西グリーンランドが示されている。北大西洋にあるグリーンランドは、世界最大の島であり、また、南極大陸に次いで2番目に大きな氷床のホームである。グリーンランドの氷床は170万平方キロメートル以上を覆い、この島の大部分を覆っている。氷床は、冬に降る雪が夏の間に完全に溶けることがないエリアに形成される。数千年もの間雪の層が厚い氷の上に積もり、新しい雪と氷の層が古い層を押し固め、更に厚く密度を高める。氷床は絶えず動いている。海岸の近くでは、氷の大部分は、氷流、氷河、氷棚と呼ばれる比較的動きの速い出口を通して動く。2019年7月29日に捕えられたこのイメージの中央上に、ピーターマン(Petermann)氷河が見える。ピーターマンは、グリーンランド氷床を北極海につないでいる最大の氷河の一つである。海に達すると、これらの大きな出口の氷河は、浮いている「氷舌」とともに海の中に広がる。氷山は、時折、これらの舌から壊れ、あるいは「分離(calve)」する。

<出典>: 「センチネル3号(Sentinel-3)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動が停止しています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、アポロなど史実の記事を中心に提供しています。

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6月3日: 「スペースX」クルードラゴンが国際宇宙ステーションに接近する

2020年06月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの商用クルー計画の宇宙飛行士達ダグ・ハーレイとボブ・ベンケンが、「スペースX」クルードラゴンで国際宇宙ステーションに接近する。宇宙船のドッキングメカニズムを見せて、クルードラゴンのノーズコーンが開いている。宇宙船は、ハーモニーモジュールの前部の、国際ドッキングアダプターに接続されるだろう。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: ドッキングは日本時間6月1日。イメージは明度を上げる処理を加えてある。原版は上のリンクから。
国際宇宙ステーションのドッキング機構には、古いものから、後端にあるロシアの自動ドッキングシステム、ロボットアームで捕らえて設置位置まで誘導する、日本の「こうのとり」型のドッキングシステム(貨物船のみ)がある。今回のドッキング機構は商用宇宙船に備えてNASAが新たに開発したもの。なお、実際に有人宇宙船で使われたのは初めてである。 

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6月2日: デモ2クルーの宇宙飛行士達、遠征63に加わる

2020年06月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの宇宙飛行士スペースXドラゴン・エンデバーのロバート・ベンケンとダグラス・ハーレイは、国際宇宙ステーションの遠征63クルーに加わるために、日本時間日曜日午後11時16分にドッキングした。漏洩チェックと加圧の後、クルーは、東部夏時間午後1時2分(日本時間月曜日午前2時2分)に、宇宙ステーションとドラゴン・エンデバー間のハッチを開いた。 これは、クルードラゴン宇宙船の、国際宇宙ステーションへの到着と自律ドッキングの二回目であり、商業的に建造された宇宙船が宇宙飛行士達を軌道の研究室に届けた最初である。NASAの「スペースX」デモ2として知られるこのミッションは、打上、軌道飛行、ドッキング、着陸オペレーションの、「スペースX」のクルー輸送システムを確認する総合的な試験飛行であり、NASAの商用クルー計画の一部としての、ステーションへの規則的なクルー飛行のための道を開く。通常運用のミッションでは、クルードラゴンは、宇宙ステーションクルーの拡張を可能にするための、四名のクルーメンバーと220ポンド(100キログラム)の貨物を運ぶことができる。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station BLOG)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: イメージはハッチを開いてステーションに入るデモ2クルー(NASA-TV から録画)。ドッキングから歓迎式典までの編集されたビデオは こちら(Youtube:4分25秒) から。 

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6月1日:  「スペースX」クルードラゴン、歴史的な試験飛行でアメリカから打上げ/お知らせ

2020年06月01日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

東部夏時間2020年5月30日土曜日午後3時22分(日本時間5月31日日曜日午前4時22分)に、クルードラゴン宇宙船を載せた「スペースX」ファルコン9ロケットが、NASAの「スペースX」デモ2ミッションで、フロリダのNASAのケネディ宇宙センタの打上複合施設39Aから、国際宇宙ステーションに向けて打上げられる。このデモ2ミッションは、NASAの商用クルー・プログラムの一部としての、「スペースX」クルードラゴン宇宙船とファルコン9ロケットの、国際宇宙ステーションへの有人による初めての打上である。この試験飛行は、「スペースX」のクルー輸送システム全般の実証として用いられる。

<出典>: 「商用クルー(Commercial Crew)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<ひとこと>: 右下の写真はケネディ宇宙センタのサポートビルのバルコニーから見上げるトランプ大統領(右)、ペンス副大統領、ペンス副大統領夫人。


<お知らせ>: 「スペースX」デモ2ミッション、クルードラゴン宇宙船は日本時間5月31日午後11時16分に国際宇宙ステーションとドッキングし、搭乗クルーは国際宇宙ステーションクルーに加わりました。詳細はホームページの「国際宇宙ステーションは今」をご覧ください。

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