天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
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10月16日(水):エウロパ・クリッパー、木星の月に向けて打上

2024年10月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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 最終更新日10月15日  宇宙科学の話題 ----総合的な話題です
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<今日のテーマ>: エウロパ・クリッパー、木星の海の月に向けて打上

NASAのエウロパ・クリッパー(Europa Clipper)は、木星への長い航海に乗り出し、生命を維持する可能性のある巨大な地下の海を持つ衛星エウロパを調査する。宇宙船は、NASAのケネディ宇宙センターの発射台39Aから、スペースXのファルコン・ヘビーロケットで、米国東部夏時間月曜日午後12時6分(日本時間火曜日午前1時6分)に打上げられた。

NASAが他の惑星に向かうミッションのために建造した最大の宇宙船であるエウロパ・クリッパーは、海洋の世界の調査に特化したNASA初めてのミッションでもある。この宇宙船は、最初は4か月で火星に達し、その後2026年に再び重力支援フライバイのために地球に戻り、重力支援を活用する軌道で約29億キロメートルを移動する。2030年4月に木星を周回し始めた後、エウロパを49回通過する。

ミッションの主な目標は、エウロパが生命を維持できる条件を持っているかどうかを判断することである。エウロパは、我々の月とほぼ同じ大きさであるが、その内部は異なる。1990年代のNASAのガリレオミッションからの情報は、エウロパの氷の下には、地球のすべての海を合わせたよりも多くの水を含む巨大な塩の海が横たわっているという強力な証拠を示した。科学者達は、また、エウロパがその表面の下に有機化合物とエネルギー源を保持している可能性があるという証拠をも発見した。

このミッションが、エウロパが居住可能性があると判断した場合、我々の太陽系内およびそれを超えて、想像以上に居住可能な世界が存在することを意味するかも知れない。

<図の解説>: NASAのエウロパ・クリッパー宇宙船を搭載したスペースXのファルコンヘビーロケットが、東部夏時間2024年10月14日月曜日午後12時6分に、NASAのケネディ宇宙センタの発射施設39Aから打ち上げられる。

<ひとこと>: 大判はイメージをクリック(タップ)。

<出典>:  Jessica Taveau(著者名です)

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10月15日(火):お知らせ/古代の彗星現れる

2024年10月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<お知らせ>: NASAと SpaceX は、ハリケーンミルトンのために延期したエウロパ・クリッパー(Europa Clipper)の打上げを、日本時間15日午前0時(打上時刻は午前1時6分)に再設定しました。視聴は NASAプラス(YueTube) から。写真は SpaceX のファルコン・ヘビーに搭載されて打上を待つエウロパ・クリッパー。
なお、本サイトでは打上半日前以降のフォローは致しかねますのでご了承ください。

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<今日のテーマ>: 古代の彗星現れる

NASAの宇宙飛行士マシュー・ドミニクは、2024年9月28日の日の出直前に、ニュージーランドの南太平洋南東上空272マイルを周回する国際宇宙ステーションから、彗星 C/2023 A3(Tsuchinshan-ATLAS)のタイムラプス写真を撮影した。当時、この彗星は地球から約 4400 万マイルにあった。

この彗星は非常に古い彗星であるが、2023年に発見されたばかりで、人類史上初めて、その楕円の軌道で、太陽系内惑星システムの、その高度に接近した。2024年10月中旬から、この彗星 C/2023 A3 は、日没後、西の低い空に見えるようになる。彗星の尾が日光によく照らされていれば、肉眼で見える可能性もある。10月14日から24日は、双眼鏡や小さな望遠鏡を使用して観察するのに最適な時期である。

この彗星はオールトの雲から来ており、科学者達は、オールトの雲を、太陽系を囲む巨大な球形の殻であると考えている。それは、山ほどの大きさ、時にはそれ以上の、宇宙の氷のかけらでできた、大きな厚い泡の壁のようなものである。冥王星とカイパーベルトの最も遠い端をはるかに超えたオールトの雲には、数十億、さらには数兆の天体が含まれている可能性がある。

<ひとこと>: イメージは一部を切り出しています。大判はイメージをクリック(タップ)。

<出典>: Monika Luabeya (著者名です)

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10月14日(月):エウロパクリッパー、打上再設定

2024年10月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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 最終更新日10月 7日  宇宙科学の話題 ----総合的な話題です
 最終更新日10月14日  今日の宇宙 ------下の記事と同じです
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<お知らせ:追記>: 10月14日 (月): NASAと SpaceX は、ハリケーンミルトンのために延期したエウロパ・クリッパー(Europa Clipper)の打上げを、日本時間15日午前0時(打上時刻は午前1時6分)に再設定しました。視聴は NASAプラス(YueTube) から。写真は SpaceX のファルコン・ヘビーに搭載されて打上を待つエウロパ・クリッパー。
なお、本サイトでは打上半日前以降のフォローは致しかねますのでご了承ください。

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<今日のテーマ>: 氷の月に生命は存在できるだろうか? 
                        エウロパクリッパー、その解明を目指す

間もなく宇宙船が打上げられるこのミッションは、エウロパの氷の地殻の下の海に生命に適した成分があるかどうかという疑問に答えようとしている。

木星の衛星エウロパは、その氷の殻の下の海の奥深くにあり、温暖かつ栄養豊富で、科学者達が「居住可能」と呼ぶ何らかの生命にとって理想的な環境かも知れない。NASAのエウロパクリッパー・ミッションは、それを見つけることを目的としている。

NASAは今、ケネディ宇宙センターの発射施設39Aから、スペースXのファルコンヘビー(Falcon Heavy)ロケットで、10月14日(月)以前に打上げることを目標としている。

エウロパ・クリッパーの細長いループ軌道は、木星の周りを回る宇宙船の強い放射線への露出を最小限に抑え、エウロパへの接近通過のために潜ることができる。ミッションの49回のフライバイのそれぞれに手ごわい一連の機器を使用することで、科学者達は月の氷の殻の厚さを「見て」、その下の広大な海についてより深く理解することができる。彼らは、下から浮かび上がってきた可能性のある表面の物質を調査し、生命の構成要素を形成する有機化合物の指紋を探し、月から放出されたガスをサンプリングして居住可能性の証拠を探す。

ミッションサイエンティスト達は、月が凍った殻の下に生命を維持できる水の世界を示す兆候を探して、結果を分析する。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Jet Propulsion Laboratory

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10月13日(日):SOHO、明るい彗星を公開

2024年10月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: SOHO、明るい彗星を夜空に初公開

NASAとヨーロッパ宇宙機関の太陽圏天文台(SOHO)は、探査機の約29年間のキャリアの中で2番目に明るい彗星の画像を撮った。

この明るい彗星は C/2023 A3 Tsuchinshan-ATLAS であり、9月下旬から10月上旬にかけて、夜明け前の空に長いダストの尾を見せ、最近の空の観察者から大きな注目を集めている。2007年に観測されたマックノート(McNaught)彗星は、SOHOが観測した中での最も明るい彗星として記録を保持している。

10月7日から11日にかけて、この彗星は、SOHOの LASCO(Large Angle and Spectrometric Coronagraph Experiment)機器の視界を通り抜けた。これは、円盤を使用して太陽の明るい光を遮断し、太陽の近くの細部や物体を簡単に見ることができる。このイメージは、10月10日にSOHOが撮影したもので、彗星とその明るい尾が左上から右に流れている様子が写っている。水星が左側に明るい点として表れている。

SOHOの視野を横切った後、彗星は10月12日(土)の日没直後から、世界中の空の観察者向けの夜のショーを開始する。この彗星は、10月中に、太陽から遠ざかるにつれて、西の空で徐々に高く昇る。しかし、それにつれてますます暗くなる。鋭い目を持つ観察者は、数日間は肉眼で見つけることができるかもしれないが、その後、空が暗くなるにつれて双眼鏡または望遠鏡が必要になる可能性がある。

この彗星を自分で見つけることができなくても、SOHOが他の彗星を探すのを手伝うことができる。科学者達や一般の人々がSOHOの画像で 5,000 個以上の彗星を発見しているが、 サングレイザー・オブジェクト(Sungrazer Project) を訪れると、さらに多くの彗星を見つけることができる。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Vanessa Thomas(著者名です)

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10月12日(土):マウナケアから見た部分日食

2024年10月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: マウナケアから見えた部分日食

2024年10月2日(現地時間)、イースター島、チリ、アルゼンチンなどで金環日食が、ハワイでは部分日食が見られました。ハワイ諸島はアメリカ合衆国内でこの日食が見られた唯一の場所で、日の出前から食が始まり、東の空に欠けた太陽が昇りました。

ハワイ観測所(すばる望遠鏡)サポートアストロノマーのベラ・マリア・パッセガー(Vera Maria Passegger)さんは、マウナケア山頂域でその様子を写真に収めました。「日の出を迎えた時には、月が太陽の右上を覆って食が始まっていました。午前6時46分に食の最大となり、約 50 パーセントが欠けました。通常の朝に比べて著しく暗く、風景がぼんやりと見えました」とパッセガーさんは語ります。この朝は、麓の街ヒロでもわずかな雲があるだけで晴天に恵まれ、日食を楽しんだ方がいたことでしょう。

次回ハワイで見られる部分日食は、2031年11月14日に起こります。

 

<ひとこと>: 大判はそれぞれのイメージをクリック(タップ)。

<出典>: すばる望遠鏡

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10月11日(金):紫金山・アトラス彗星

2024年10月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<お知らせ>:NASAと SpaceX は、ハリケーンミルトンのため、10月10日深夜に予定されていたエウロパ・クリッパー(Europa Clipper)の打上げを中止しました。新しい打上げ日は、嵐が過ぎ去った後に設定されます。

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<今日のテーマ>: マウナケアに現れた紫金山・アトラス彗星---すばる望遠鏡から

紫金山・アトラス(ツーチンシャン・アトラス)彗星(C/2023 A3)が見ごろを迎えつつあります。北半球では、1997年のヘール・ボップ彗星以来の明るい彗星になるかもしれないと期待されているこの彗星を、ハワイ観測所の職員が撮影しました。

ハワイ観測所(すばる望遠鏡)サポートアストロノマーのベラ・マリア・パッセガー(Vera Maria Passegger)さんは、2024年9月27日と10月2日の夜明け前(午前5時頃)にマウナケアで紫金山・アトラス彗星を撮影しました。「彗星の尾が長くてびっくりしました。空に向かって 10 度以上伸びており、この長さは満月 20 個分に匹敵します」とパッセガーさんは語ります。

<右図の解説>: 2024年10月2日、日の出約 45 分前にマウナケア山頂域、天文台群の向こうに姿を見せる紫金山・アトラス彗星。望遠鏡は左から順に、NASA 赤外線望遠鏡施設(IRTF)、カナダ-フランス-ハワイ望遠鏡(CFHT)、ジェミニ北望遠鏡、ハワイ大学 2.2 メートル望遠鏡、UK 赤外線望遠鏡(UKIRT)。(Canon EOS 600D, 18mm, f/3.5, 40s, ISO 800)

紫金山・アトラス彗星は 2023年1月に発見され、2024年9月27日(ハワイ時)に近日点を通過(太陽に最接近)しました。10月12日に地球へ最接近しますが、この頃から夕方の西の低い空で観察できるようになります。しし座の一等星レグルスと同じくらい明るくなり、肉眼で観察できるかもしれません。(ただし、彗星の位置する西の低空は、薄明が残って空が明るく、観察が容易でない可能性があります。)10月15〜19日頃(ハワイ時)、彗星の高度がやや上がり、明るさもまずまずで、最も観察しやすくなると予想されています。詳しくは国立天文台のサイトをご覧ください。

<付記>: 紫金山・アトラス彗星については 国立天文台の記事(紫金山・アトラス彗星の観察チャンス) に詳しい記載がありますので参照してください。以下はその冒頭部分です。

2023年1月に発見された彗星(すいせい)、Tsuchinshan-ATLAS彗星(C/2023 A3 (Tsuchinshan-ATLAS)、記事では「紫金山・アトラス彗星」と表記)が、2024年10月に見ごろを迎えます。この彗星は、発見当初、とても明るい彗星となることが期待されていました。その後彗星の状況は変化し、当初の期待のようには明るくならないものの、暗い空であれば肉眼でかすかな姿を観察できそうです。位置や予想される明るさの情報を紹介します。

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<出典>: すばる望遠鏡

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10月11日(金):紫金山・アトラス彗星

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<今日のテーマ>: マウナケアに現れた紫金山・アトラス彗星---すばる望遠鏡から

紫金山・アトラス(ツーチンシャン・アトラス)彗星(C/2023 A3)が見ごろを迎えつつあります。北半球では、1997年のヘール・ボップ彗星以来の明るい彗星になるかもしれないと期待されているこの彗星を、ハワイ観測所の職員が撮影しました。

ハワイ観測所(すばる望遠鏡)サポートアストロノマーのベラ・マリア・パッセガー(Vera Maria Passegger)さんは、2024年9月27日と10月2日の夜明け前(午前5時頃)にマウナケアで紫金山・アトラス彗星を撮影しました。「彗星の尾が長くてびっくりしました。空に向かって 10 度以上伸びており、この長さは満月 20 個分に匹敵します」とパッセガーさんは語ります。

<右図の解説>: 2024年10月2日、日の出約 45 分前にマウナケア山頂域、天文台群の向こうに姿を見せる紫金山・アトラス彗星。望遠鏡は左から順に、NASA 赤外線望遠鏡施設(IRTF)、カナダ-フランス-ハワイ望遠鏡(CFHT)、ジェミニ北望遠鏡、ハワイ大学 2.2 メートル望遠鏡、UK 赤外線望遠鏡(UKIRT)。(Canon EOS 600D, 18mm, f/3.5, 40s, ISO 800)

紫金山・アトラス彗星は 2023年1月に発見され、2024年9月27日(ハワイ時)に近日点を通過(太陽に最接近)しました。10月12日に地球へ最接近しますが、この頃から夕方の西の低い空で観察できるようになります。しし座の一等星レグルスと同じくらい明るくなり、肉眼で観察できるかもしれません。(ただし、彗星の位置する西の低空は、薄明が残って空が明るく、観察が容易でない可能性があります。)10月15〜19日頃(ハワイ時)、彗星の高度がやや上がり、明るさもまずまずで、最も観察しやすくなると予想されています。詳しくは国立天文台のサイトをご覧ください。

<付記>: 紫金山・アトラス彗星については 国立天文台の記事(紫金山・アトラス彗星の観察チャンス) に詳しい記載がありますので参照してください。以下はその冒頭部分です。

2023年1月に発見された彗星(すいせい)、Tsuchinshan-ATLAS彗星(C/2023 A3 (Tsuchinshan-ATLAS)、記事では「紫金山・アトラス彗星」と表記)が、2024年10月に見ごろを迎えます。この彗星は、発見当初、とても明るい彗星となることが期待されていました。その後彗星の状況は変化し、当初の期待のようには明るくならないものの、暗い空であれば肉眼でかすかな姿を観察できそうです。位置や予想される明るさの情報を紹介します。

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<出典>: すばる望遠鏡

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10月10日(木):お知らせ/ボランティアが見つけた四つの小惑星

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<お知らせ>: 今夜、日本時間10月10日深夜、NASAの木星の衛星エウロパ探査を主務とする、エウロパ・クリッパーが打上げられます。この宇宙船は最重量でもあり、スペースXの重量ロケットスペースXヘビーが使われます。打上の中継放送があります。 「宇宙科学の話題(10月5日)」 から。

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<今日のテーマ>: NASAのボランティアにちなんで名付けられた四つの小惑星

NASAの市民科学プロジェクト「The Daily Minor Planet」に取り組んでいる4人のアマチュア天文学者達が、火星と木星の間の小惑星帯にある小惑星を名付けたことで、天文学と惑星科学への貢献を称えられた。これらのボランティアは、新しい小惑星を探すために膨大な量の画像データを確認し、プロジェクトのオンライン掲示板「トーク」でモデレータを務めた。これらの新しく命名された小惑星は、この夏、国際天文学連合(IAU)によって承認された。

(91333) ロベルト・ゴレッリ(Robertogorelli)はイタリアのアマチュア天文学者。彼は、小惑星に焦点を当てた多くの市民科学プロジェクトに貢献しており、多数の小惑星を発見している。彼はまた、中世の彗星に関するいくつかの記事と本を共同執筆している。

(91335) スヴェトスラフ・アレクサンドロフ (Alexandrov) はブルガリアの植物生理学者であり、地球の初期進化と生命の起源を研究しているアマチュア天文学者。彼は小惑星に焦点を当てたいくつかの市民科学プロジェクトに貢献し、多数の小惑星を発見した。

(91389) ダビッドサエワート(Davidsaewert)はアメリカのソフトウェアエンジニア、アマチュア天文学者。彼は小惑星に焦点を当てたいくつかの市民科学プロジェクトに貢献し、多数の小惑星を発見した。

(91212) ヴィルジリオゴナノ(Virgiliogonano)はイタリアのアマチュア天文学者、地質学者。彼は多くの市民科学プロジェクトに多大な貢献をしており、多くの活動的な小惑星で観測された活動の共同発見者である。彼はまた、小惑星に関する多くの記事を共同執筆している。

<ひとこと>: 大判はイメージをクリック(タップ)。

<出典>: NASA Science Editorial Team

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10月9日(水):アルテミス協定署名国

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<今日のテーマ>: NASA、第44回アルテミス協定の署名国としてドミニカ共和国を歓迎する

ドミニカ共和国は、アルテミス合意に署名した最新の国であり、NASAとともに、月、火星、およびその先の安全で透明性があり、責任ある探査のための原則を推進するというコミットメントで他の43か国に加わった。

ドミニカ共和国の駐米大使は、10月4日、ドミニカ共和国を代表してアルテミス合意に署名した。また、同国は、10月14日の国際宇宙会議中に開催されるアルテミス合意署名国のハイレベル会議への参加を確認する予定であり、そこでは、さらなる原則の実施が議論される。

2020年、米国と他の7カ国は、人類にとって宇宙の有益な利用を促進する初期の原則を特定したアルテミス合意に最初に署名した。この協定は、宇宙条約や登録条約、救助・帰還などの協定、NASAとそのパートナーが支持してきた科学データの公開など、責任ある行動のベストプラクティスと規範に基づいている。

アルテミス合意のコミットメントと、これらの原則の実施を進めるための署名国による努力は、安全で持続可能な宇宙探査を支援するものである。今後数週間から数か月で、更に多くの国が署名する予定である。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Jessica Taveau(著者名です)

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10月8日(火):10月の夜空ノート

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<今日のテーマ>: 10月の夜空ノート:アンドロメダの上昇をキャッチ!

銀河を思い浮かべるなら、頭の中のイメージはおそらくアンドロメダ銀河だろう! この巨大な隣接する銀河(M31)の研究は、現代の天文学を形作る上で非常に重要な役割を果たしてきた。スター観察者のボーナスとして、アンドロメダ銀河も美しい光景である。

<図の解説>: アンドロメダ銀河を見つけよう! M31 のより一般的な名前は、北半球に秋が到来すると目立つようになる親の星座に由来している。暗い空の場所から見ると、肉眼で驚くほどのディテールを観察できる。このヒントは、光害のある地域からでさえ可能である。ペガサスの大広場またはカシオペア座をガイドとして使用してそれを見つけよう。

夜に見るすべての星は、ミルキウェイ銀河の一部であると聞いたことがあるだろうか? それはほとんど真実であるが、アンドロメダ座とカシオペア座の境界近くに位置する一つの星のような天体は、肉眼ではぼやけて見える。それは、それが星ではなく、アンドロメダ銀河であり、その1兆個の星達が我々の目には 3.4 等級の霞の塊として見えるからである。なぜこんなに暗いのだろう? 距離? それは我々の銀河の外側にあり、約2千5百万光年離れており、我々の最も初期の祖先が石器を見つけ出したときに、我々が見ている光が M31 の星を離れるほど遠く離れている。双眼鏡はより詳細に示すだろう。 M31 の明るいコアは、そのかすかな円盤とともにやや際立っている。望遠鏡は更に詳細に引き出すが、多くの場合、銀河全体を一度に見ることはできない。空の質と倍率によっては、個々の球状星団、構造、および、その周回する矮小銀河の少なくとも二つ(M110とM32)を確認できる場合がある。光害や薄い雲、煙、または霞は、「かすかなぼやけた」場合と同様に、詳細の観察を著しく妨げる。驚くべきことに、しつこい観察者は、空が澄んでいる限り、中程度の光害の地域からも M31 のコアを見つけることができる。

現代の天文学は、アンドロメダ銀河の研究によって大きく形つくられた。100年前、我々の銀河以外にも銀河があるという考えは広く受け入れられなかった。このために M31 は「アンドロメダ星雲」と呼ばれていた。 M31 の観測がますます詳細になるにつれ、天文学者達は、 M31 が我々の宇宙におけるその位置付けに疑問を抱くようになった。 M31 はそれ自体が「島宇宙」であり、我々のミルキウェイ銀河の一部ではないだろうか? ハーロウ・シャプレーとヒーバー・カーティスは、その性質をめぐって1920年の「大論争」に参加した。カーティスは、予想よりも暗い新星、ダストレーン、その他の奇妙なものの観察から、この「星雲」は、実際には、我々の銀河とはまったく異なる銀河であると強く主張した。数年後、エドウィン・ハッブルは、ヘンリエッタ・リービットの研究を基礎に、距離測定の「標準的なろうそく」としてのケフェイド変光星を基に、アンドロメダの写真によってケフェイドを観察し、 M31 の距離を私たちの銀河の境界からはるかに外側に推定し、 M31 が確かに別の銀河であると結論付けた。そして、アンドロメダ星雲はアンドロメダ銀河として知られるようになった。

<図の解説>: 右の図は、科学者達がアンドロメダのガス状のハローを探査するために使用した43個のクエーサーの位置を示している。これらのクエーサー(ブラックホールを動力源とする活動銀河の非常に遠くの輝かしいコア)は、ハローのはるか後ろに散らばっているために、科学者達は、複数の領域を調べることができる。クエーサーの光を巨大なハローを通して観察し、この光がハローにどのように吸収されるか、そしてその吸収がさまざまな領域でどのように変化するかを観察した。背景のクエーサーからの光の吸収を追跡することによって、科学者達はハローの物質を調べることができる。

これらの発見は、今日まで天文学者達を鼓舞し、彼らは我々の宇宙の性質に関するヒントを求めて M31 や他の多くの銀河を観測し続けている。

<ひとこと>: 大判はイメージをクリック(タップ)。

<出典>: Kat Troche(著者名です)

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10月7日(月):地球防衛:小惑星の謎を解く

2024年10月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>:ヘラ地球防衛ミッション:小惑星の謎を解く

2022年9月26日、NASAの DART 宇宙船は秒速 6.1 km で移動しつつ小惑星ディモルフォスに衝突した。この衝突によって親小惑星の周りのピラミッドサイズのディモルフォスの軌道が縮んだ。

この壮大な実験は、小惑星の接近の際に、宇宙船で叩いてそらすことによって、地球を守ることができることを証明するために行われた。 DART は成功した。しかし、それでも、科学者達が知らないことが多くある。ディモルフォスの正確な質量と構成はどれくらいだろう? 衝突は小惑星に何をしたのだろう? DART の衝突によって残されたクレータの大きさはどれくらいだろう? それとも、ディモルフォスは完全にバラバラになり、自身の弱い重力によってのみ保持されているのだろうか?

ヨーロッパ宇宙機関の Hera ミッションでは、探査機は、ディモルフォスを再訪し、偏向した天体に関する重要なクローズアップデータを収集し、 DART の大規模な実験をよく理解し、再現可能な地球防衛技術に変える予定である。

このミッションでは、連星システムでのこれまでで最も詳細な探査も行われる。連星は既知の小惑星全体の15%を占めているが、詳細に調査されたことのない小惑星もある。

Hera はまた、メインミッションよりも近くに進出し、最終的に着陸する靴箱サイズの宇宙船、ヨーロッパ宇宙機関初の深宇宙「キューブサット」の展開や、ビジョンベースのナビゲーションに基づくメイン宇宙船の「自動運転」の野心的なテストなど、技術実証実験も行う。

ヘラの観測が終わる頃には、ディモルフォスは歴史上最も研究された小惑星となるだろう。これは、もしこの大きさの天体が地球に衝突すれば、都市全体を破壊する可能性があるので極めて重要なことである。

<ひとこと>: イメージのリンク先は動画 .mp4 です。打上を見るには上記「宇宙科学の話題」から。

<出典>: Space Safety (ESA)

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10月6日(日):ハリケーン、メキシコ湾岸をかき混ぜる

2024年10月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: ハリケーンヘレーン、メキシコ湾岸の海域をかき混ぜる

2024年9月26日、ハリケーン「ヘレーン(Helene)」がフロリダ州ビッグベンド地方に上陸し、複数の州で壊滅的な被害をもたらした。陸地に影響を与えた大雨、強風、高潮も海に痕跡を残した。このイメージ(右上)は、ヘレーンが上陸した数日後の、9月29日のメキシコ湾を示している。比較のために、左下のイメージは、より典型的な条件での9月22日の同じ領域を示している。これらのイメージは NOAA-21 衛星によってとられた。

ヘレーンの風と波は、浅い沿岸地域に沿って海底からの堆積物をかき混ぜた。この微粒子からの光が反射し、水が鮮やかな青色に見える。高潮、河川の氾濫、鉄砲水の発生と流出が陸面を侵食し、さらに多くの粒子を海に運び色を増した。

9月28日、浮遊堆積物がさらに広い範囲で水を彩った。その日は雲が多かったが、海面の一部がまだ見えていた。この影響は嵐が過ぎ去った後もずっと見ることができ、ヘレーンがフロリダ州に上陸してから1週間後の10月3日にも広く分布している。

<ひとこと>: 大判はイメージをクリック(タップ)。なお、左上の比較のイメージを見るときは出典欄の原典から。

<出典>: Earth Observatry

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10月5日(土): 運命の星イータ・カリーナ/お知らせ

2024年10月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<お知らせ>: 日本時間10月10日深夜、NASAの木星の衛星エウロパ探査を主務とする、エウロパ・クリッパーが打上げられます。この宇宙船は最重量でもあり、スペースXの重量ロケット、ファルコン・ヘビーが使われます。打上の中継放送があります。 上の「宇宙科学の話題(10月5日)」 から。

<今日のテーマ>: 運命の星イータ・カリーナ

イータ・カリーナは爆発しようとしているのかもしれない。しかし、それが来年か、今から百万年後か誰も知らない。イータ・カリーナの質量は、それを完全なふくれた超新星の優れた候補にする、我々の太陽より約100倍の大きさである。歴史の記録は、約150年前に、イータ・カリーナが、南の空で最も明るい星の一つになった、変わった爆発を起こしたことを示している。鍵穴星雲のイータ・カリーナは、現在自然のレーザー光を発していると考えられる唯一の星である。1996年にとられたこのイメージは、この危険な星を囲む変わった星雲における、新しい詳細をもたらした。今、この鮮明な視界には、二つの明白なローブ、熱い中心領域と奇妙な放射状の筋が見えている。このローブは、中央近くで発せられる青と紫の光を吸収する、ガスとダストのレーンで満たされている。この筋はまだ説明できていない。

<ひとこと>: 大判はイメージをクリック(タップ)。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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10月4日(金):最長のブラックホールのジェット

2024年10月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: ポルフィリオン:知られている最長のブラックホールのジェット

ブラックホールジェットはどこまで伸びるだろう?
つい最近、数十億年前に活動していたブラックホールから 2300 万光年の長さのジェットのペアが発見され、新しい記録が見つかった。

神話上のギリシャの巨人にちなんでポルフィリオン(Porphyrion)と名付けられたこの印象的なジェットは、落下するガスから放射線を生成するのに忙しい、一般的には長いジェットをつくらないタイプのブラックホールによってつくられた。

この注目のアニメーションビデオは、この強力なブラックホールシステムの周りを旋回する様子を描いている。

ポルフィリオンは高エネルギー粒子の速い流れとして示され、明るい領域はこれらの粒子が周囲のガスに影響を与えている場所である。これらのジェットの存在は、ブラックホールがそれらの故郷の銀河だけでなく、周囲の宇宙のはるか彼方に影響を与える可能性があることを示している。

<ひとこと>: ビデオ YouTube はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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10月3日(木):月のダストを測定

2024年10月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: 大気汚染と戦うために月のダストを測定

月の塵またはレゴリスは、本棚や卓上に集まる地球上の粒子とは異なり、研磨性があり、あらゆるものにまとわりつく。NASAのアポロ計画による月へのミッションを通して、これらのレゴリスは、宇宙飛行士や貴重な宇宙のハードウェアに課題をもたらした。

アポロ17号のミッションの中で、宇宙飛行士のハリソン・シュミットは、塵を吸い込んだときの反応を「月の花粉症」と表現し、くしゃみ、涙目、喉の痛みを経験した。症状は消えたが、人間の健康への懸念は、月のあらゆる形態の土壌に関する広範なNASAの研究の背後の原動力となっている。

宇宙飛行士達の健康と重要な技術を保護するために塵を管理する必要性は、大気汚染との闘いにおいて、地球上でも既に有益である。

NASAの計画への貢献者として、月前線社(Lunar Outpost Inc)は、地球上の汚染物質も検出する、大気中の月の土壌の量を検出および測定する大気質センサーシステムを開発した。

Canary-S とブランド名を変更したこのセンサーは、現在、地球の低コストでワイヤレスの大気質および気象監視のニーズに応えている。粒子状物質、一酸化炭素、メタン、二酸化硫黄、揮発性有機化合物など、さまざまな汚染物質を測定できる。

石油・ガス業界では、このセンサーを使って漏洩ガスの排出を継続的にリアルタイムで監視し、米国森林局では森林火災の排出を監視している。

<図の解説>: 宇宙飛行士のジーン・サーナンが、アポロ17号のミッションで月面にいたとき、彼の宇宙服は大量の月の塵を集めた。灰色の粉末状の物質が布地に付着してカプセルに入り込み、「月の花粉症」と呼ばれる、目、鼻、喉の炎症を引き起こした。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。記事は要点のみ。

<出典>: Margo Pierce(著者名です)

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