
カラフルにビニール凧を作っているところは以前お話しましたが、こちらの和凧はまた違った趣が。和紙という素材自体の風合いに加え、墨での一発描きは筆の勢いとともに、ほんのりよい香りも漂います。
1月のモチーフのタラバや毛蟹といい、絵を描くのは視覚以外も、嗅覚をはじめとして五感はいつも総動員ですね。
いつもの水彩絵の具もここでは和紙独特のにじみ方をしており、花を描いた凧などは、実物は一つ一つが少しづつ違ったとても繊細な桜色に。さらには自分の名前も、立派なデザインの一部となっているものもあります。筆が、力強い!
猪や和花など、お正月らしいモチーフの中にもライオンがまざっていたりと、時折アグレッシブな個性も光ってます。
作品が空中を舞うのはまた格別な楽しさがあるもの。木曜、月曜と続いて空に飛ばしてきましたが、本日は残念ながら小雨で外には行けず。
明日&次回は天気も晴れ、凧もぐんぐん上がるよう。そして花粉は飛んでこないような、いい風が吹くよう祈るばかりでございます。
いしやまけいこ